その5・レ−ス前のマッサージ


レース前のマッサージは、筋肉のウォームアップをするとともに、過度の緊張をやわらげる働きがあります。
人の手が触れることによって精神的な緊張をやわらげ、適度にリラックスさせることができます。

レース前は、時間をかけずに「筋肉を起こす」感じで刺激を与えます。
マッサージ前には軽くアップをしておくと効果があがります。
ストレッチは積極的に奨める人と、かえって筋肉を疲れさせるので必要無いという人とがいますが、
それは個人の好みにまかせましょう。

マッサージ時間は5〜15分にとどめ、選手がリラックスしすぎないようにします。
寝転んでしまうとリラックスしすぎるようなら、 どこかに腰掛けたままでマッサージを行うのもよいでしょう。
また、自転車で使うのは主に脚なので、そこを中心にマッサージします。
コンディショニングのためのマッサージの時よりも、さらに痛みや違和感を与えないように気をつけて下さい。
軽くさする、リズミカルに叩くなどの方法が適しています。
肩を後方に引いて胸郭を広げてあげたり、 背中や首をさすったりして筋肉の緊張をとると、
呼吸が楽になって過度の緊張がとれ、気分が落ち着いてきます。

気分がポジティブな方向に向かうよう、明るい雰囲気で行いましょう。


〜〜〜〜〜〜この項おわり〜〜〜〜〜