水溜まりの向こう側

あの日から、何かが変わってしまった。一本道から転落し、どこまでも落ちていくような
感覚。生きている価値はあるのだろうか。それすら見出せない人生。他人との繋がりも失い、
ただ一人さ迷い歩いていく。どこかでもう、諦めている自分がいた。青春という名の幸せは、
存在しえないものだったと。そんな、消化試合のように無意味な高校生活は、
いつの日か、動き出すときが来るのだろうか……恋愛サウンドノベルです。攻略対象は3人、
選択肢が2つで、それぞれのルートは一本道というわかりやすい構成になっています。うーむ、
なんかどのルートも物足りない……ヒロインが3人もいらないから1人にしぼって力を入れた
方がよかった感じがします。どのルートでも話の概要やキャラクターはちゃんとできているの
でもったいないと思いました。まあ、クォリティーが低いわけではないし、漫才のような会話
も楽しいので気になった人はどうぞ。あと、個人的に気になったのは主人公や幼馴染が、
それぞれ一人暮らしの設定なんですが、今までどうやって暮らしてきたんだ?とか思ってしま
いました(汗)。幼い頃に両親がなくなったから、一軒家に一人暮らしというふうに普通はなら
ないと思うのですが。
独断と偏見によるおすすめ度3