韓国・戦争犠牲者の問題
  ─アジア太平洋戦争 2002整理─     

  *→基本資料(別表

犠牲者
経過・結果
当事者側の要求・主張
 朝鮮半島出身
 元日本軍人・軍属     
○1993年返還名簿・厚生省
 24万3992人 動員
 22万1810人 復員
 2万2182人 戦死・不明
○1970年代に韓国政府がわずかな「補償金」   
○韓国・太平洋戦争犠牲者遺族会を組織
○「在日」については措置2001年
○韓国・太平洋戦争犠牲者遺族会、91年から裁判で対日戦後補償要求
○生死確認、遺骨返還、現地追悼を要求
○日本の国会、社会に訴え
 元日本軍「慰安婦」           ○1990年代からひろく問題化
○日本政府調査、聞き取り92-93年
○93年韓国政府が登録、一時金・年金など
○韓国政府登録約200人、現生存140人
○政府、道義的責任認め、謝罪と反省
○95年- アジア女性基金で対処
○アジア女性基金、韓国・フィリピン・台湾285人に「償い金」「総理の謝罪の手紙」「医療・福祉支援事業」を届ける(02.5.申請終了)
○韓国・太平洋戦争犠牲者遺族会、91年から裁判で対日戦後補償要求
○日本の政府、国会、社会に訴え
 徴用労働者 ○93年までに判明した名簿、政府から返還
○サハリン残留韓国人について政府措置
○4件、企業と和解
○韓国、連行者名簿ネット公開、45万人以上
○国、企業を相手に裁判
○国の責任、謝罪を
○日本の国会、社会に訴え
     

 
課題・問題
経過・現状
要求・主張
 生死確認 ○照会には厚生労働省が対応 ○当然、国が自ら実施を
○日本の国会、社会に訴え
 遺骨収集・返還 ○韓国人については国は実行していない
○政府、2000年代から再実施
○当然、国が自ら実施を
○日本の国会、社会に訴え
○アジア太平洋地域へ国が派遣実施を
 現地追悼 ○韓国人については国は実行していない
○(日韓)政府、2006年から実施
○当然、国が自ら実施を
○日本の国会、社会に訴え
○アジア太平洋地域へ国が派遣実施を
 名簿調査・返還 ○71年、90年、93年政府から韓国に複写を返還  
○韓国政府、名簿公開
○全名簿?
 未払給与・供託金  ○棄却判決
○供託の事実、国は確認
○当然、国が自ら実施を
○財産権、個人請求権による訴訟
○日本の国会、社会に訴え
     
 靖国神社合祀 ○1975年当時
 台湾出身軍人・軍属2万7656人合祀
 朝鮮出身者2万636人合祀=厚生省調査
○1978年合祀の事実が判明
○合祀戦没者(現在)
 朝鮮出身者2万1181人            
 台湾出身者2万7863人
○合祀を解け
○首相らの公式参拝反対、違憲訴訟
 韓国・太平洋戦争犠牲者遺族会、
 「訴訟の会・東京」訴訟に700人以上が原告となる
    ○以上を人道的・道義的・政治的・法的に実施し解決を

 
解決と将来課題
経過・現状
要求
 謝罪 ○歴代総理の謝罪、1995村山総理談話
○1998.10 小渕総理・金大統領
 日韓共同宣言 総理謝罪を初めて明記
 大統領「謝罪は一度でいい」
○被害者に謝罪、謝罪にともなう補償を
○日本の国会、社会に訴え
 戦後補償 ○韓国・太平洋戦争犠牲者遺族会、
 91年からの訴訟で棄却判決
○国は解決済みの立場
○司法、一審棄却。他裁判で最高裁棄却
○当然、国が自ら実施を。日本人と同じく補償を
○個人請求権による民事訴訟
○日本の国会、社会に訴え
 歴史認識・教育     ○1982年教科書問題
○日本政府95年村山総理談話
○98年日韓共同宣言、小渕総理謝罪明記  
○2001年教科書問題・扶桑社版検定
○韓国政府、01.5修正要求
○日韓歴史共同研究委員会01年合意
○日本の国会、社会に訴え
○教科書、教育に記述、反映を
 和解・交流 ○98日韓共同宣言・行動計画など(未来志向)   
○韓国、日本の大衆文化段階開放
○2002、ワールドカップ共催
○相互訪問年02
○「平和公園」「平和友好交流センター」案も

 原田(日本の戦後責任をハッキリさせる会)