マッド☆クローサー
"You're gone sureiy,it's so stupid!" I usually say to myself.

いい加減馬鹿らしいくらいについしてしまうことがある。それはしない人間から見れば、多分
狂気以外の何物でもないのだろう。だって本人だって相当思ってるのだ、
ああ、こいつぁキテる。まあそれは多分今の私の行動範囲が
そうさせているのだと思いたいけれども。





 2002/05/31(Sun)  PRADA!(USED) /なんてこったい初めてのプラダ

もし数多の女に共通することを述べよ、と言われたとしたらば、私は間違いなくこう答える。 数多の女は靴が好きだ、そして誰よりも優れた靴を求めているのだ、と。
そんなことはないよと言う方もいらっしゃるかもしれない、そりゃ単にあんたが靴好きだからそう思うんだろう、と。
だが違う、と私は思う。何故なら靴というのは嗜好品であり装飾品でありつつ、実用品でもあるからだ。 どんなに靴の外見に拘らない人間だって、その履き心地の悪い靴を平気で履いている人間は少ないだろう。 できれば履き心地のいい靴を、そしてあわよくば外見もよくあって欲しい、そう思っている筈である。

前置きが長くなったが、つまり私は常に靴を追い求めているのである。より履き心地に無理がなく、価格も手頃で、 だがそうとは思えないくらいに美しいフォルムや色をしている靴。そうして見つけたと思っては失敗したり、まさに 手に入れたと思ったのに履きつぶしてすぐ駄目にしてしまったり。美しく履き心地のいい満足する靴を長期間に渡って 所有するというのは容易いことではない。人の足の形は千差万別、高ければ誰にでも心地がいいとは限らず、あれこれ 自分に合う靴を探し回らなければならないからである。

さて、ある日私はいつもの「陽気に誘われて一人下北」巡りを楽しんでいた。いつも利用しているカットハウスの予約まで 時間が余っていたからである。雑貨屋、輸入食料店を軽く冷やかし、夏本用に気合の入るキャミソールでも数百円で手に入れようかなと 古着屋に入った。
ここはチェーン店の古着屋で、その中でも更にアウトレットをかけた商品のみを安く取り扱っている。正値だとそれなりにするDCブランド、 若手デザイナーズの古着の中でも状態の悪いもの、あまり高くは売れないもの等が集められ、気に入るものさえ見つかれば満足いく 買い物ができる店である(ただし、あまり見つからないが)。


この日の目当てはキャミソールだったので、棚をあれでもないこれでもないとひっくり返していたのであった。これかなあと思いつつ いまいちピンとこないので、うーん、どうしようかなあと迷っていたとき、棚の上段にこつんと置かれていたサンダルに目がいった。
夏のサンダルというやつ、毎年「ああ、良かった!これがあればもう大丈夫!」というのに巡り合ったことがない。あったとしても短い蜜月で 終わったりする(去年の夏参照)。なので、夏はどんな瞬間であろうと、サンダルがおいてある場合サンダルチェックは欠かさない。 いつか出会う最高のサンダルのために、須らくアンテナは張り巡らせておく必要があるのだ。それに、前日から西村しのぶさんの本を 纏めて読んだため、すばらしい靴を所有しなければならないというような思いに駆られてもいたのである。

サンダルに要求する条件は3つ。履きやすいこと。一見平凡であってもふと美しいこと。カジュアルだろうがフォーマルだろうがある程度 どちらにも対応できること。それに加えて背筋がすっきりと伸ばせるような靴であるとなおいい。一見簡単な要求のようであるが、実にこれが難しい。靴というのは既製品を買う場合、どれかをとるとどれかが必ず若干は欠けてしまうからである。

それも最初は平凡なサンダルだった。目を惹いたのは今年の流行のロウヒールではなく、かなり高い踵で、その踵ががっしりと太かったからである。また、ロマンチック・マリン路線の今年のデザインでは見られない焦茶の皮地を太く2本、足の甲をしっかり包むようにデザインされているそのフォルムもふっと私の視線を捉えた。
華奢なサンダルというのは美しい。いつか履こうと思う。が、私は本当に荒っぽく 歩くので、よほどトロくさいスケジュールでもない限り、その細いストラップの頼りなさ具合、窄まったヒール先のちょっとしたぐらつきが 途中から鬱陶しくなってしまうのである。ざっくりした風味のベタ靴も好きだが、背筋をぴんと伸ばして歩きたいときに、自分の中でどうにも 気勢が足りない。しゃっきりと歩けないのである。
だから私の靴はがっしりとしていて踵が高く、生半可な感じのしないものがいい。サンダルはホールドする部分が足りない分、どうしても不安定に頼りない。足も傷つけやすい。華奢でいかにも不安定そうな靴を履いているのに、つるっと綺麗な足をしているお嬢さんを見ると、人間が違うとしか思えないくらいに、合わないサンダルは私にとって悲劇である。

私はふらふらサンダルに近づいてゆき、手に取った。あ、ずしりと重い。
が、皮部分はわざと微かにムラを入れた焦茶の染めである。 多分本物の皮なのだろう、するりと冷たく、硬さと柔らかさの感触が適正である。その太いベルトが2本あり、足の甲の上と足指の付け根 あたりを二重にホールドするという構造である。嬉しいことに上のベルトには私の好きなゴツいバックルまで付いている。
感心したのは土台ともなるべき靴底と踵の部分で、 普通は靴底と踵の部分は明らかに別々のパーツを繋ぎ合せたとわかるか、もしくはすべて一つに作ってしまうものであったりするのだが、 これは本物の木を使用しているらしく、木目のせいで一瞬それらが一つのパーツなのかと思えば、実は木目に倣ってきちんと靴底と踵をぴったり継ぎ合わせているのである。それがまた気づかぬくらい綺麗な木目の流れで、継ぎ目に少しの隙間すら見えず、おや、 これはいい靴だなあ、と関心しながらよっとメーカー名を確認しようとした。


PRADA。

私をよくご存知の方はこういうとすぐにお判りだろうが、私はブランド品に相当興味がない方である。故にエルメスのカバンがいくらしようが、シャネルが何を売り出そうが(あんまり興味がないので何を書いていいのかわかりません)まったく頓着しない。ケリーバッグだって 西村しのぶさんの本にやたら登場するのと、ワイドショーでしつこいほどにやっていたから知っているくらいである。一流ブランド店に 小汚いガキやら金のなさそうなオバさんがうじゃうじゃたかっているのを見ては、あれが国辱というものであろうと思うくらいである。
なので、私がブランド名に惹かれたという理由はひとつもない。というか、ブランド品というのは大変に高く、私はあの価格帯を見ては 分相応という言葉を思い浮かべる人間であるので、そもそも購入対象とはなっていないのだ。

だが、ここは古着屋。そしてその中でもアウトレット品が集う店舗である。
PRADAクラスのUSEDというのはよほど状態が崩れていない限り(崩れていたとしても大概は)価格は下がらない。ブランドネームで 購入する人間が多いからである。よって、私はPRADAの靴が1万円以下で売られているのを今まで見たことがない。


が。


なんとも今の流行では手に入らなさそうな、しっかりとした本物の靴である。それはさすがにブランドネームを背負っている品物に 相応しい堅固さである。しかもヒールの高いゴツ系。思いっきり守備範囲である。

お値段。


7900円。


中古でさらにアウトレットがかかっているだけあって、状態はそう良くはない。踵に目立つ傷がついている。が、このゴツい踵、 その程度の傷などどこ吹く風、といった感じである。

7900円。下北ならば新品で流行の、ちょっと気が効いた靴が5900円で買える。中古で傷あり、しかも7900円。

考える。考えていたらばカットの時間になり、慌てて店を出てカットして帰宅してからもまた考える。考える、考える。


翌日。それはよく晴れた休日だった。

・・・私はもう一度その店にいた。同じ靴を手にとり、眺め、履き、履いた姿を鏡で見ては店内をそのサンダルで歩いた。



・・・・・・「すみません、これいただけますかあ?」


この靴が、私にとって最高の一足となるかは判らない、ある日履いて外出したその日にもうアウトかもしれない、そのまま 永眠してしまうかもしれない、「ケッ、やっぱり日本人の足にはプラダなんてあわねえのさ」と嘯くかもしれない、が。

私はこれだけは断言して言える。この靴の外見はまったくに私好みで、PRADAじゃなくてもいつか買ったろうし、 ・・・そしてこれは最も確実な断言。



これが多分最初で最後の私のプラダの購入履歴になるだろう、ということ。
7900円じゃなきゃ買わなかったなあ。そしてそんなプラダ、本当に今まで見たことはないのですよ。

 2001/09/01(Sat)  Index /やっぱり必需品?ミニマム黒スーツ

いきなり舞い込んだ仕事で、割と頻繁に客先に出向かなければならなくなった。
そうするとこれまでずっと社内での作業が主でカジュアルとは名ばかりの気の抜けた 服装ばかりをしていた私には、絶対的にスーツが足りない。

本当は電気屋に行くのが目的だったのだが、通り道にあるショップにふっと足をとめ、 入ってみる。
いつもならば「秋のお洋服チェック!」とばかりにあれこれ可愛い服(決してカジュアルデー 以外の日に会社に着ていけない)を中心にチェックするのだが、あまりにスーツへの強迫観念が 強すぎ、割とカジュアルが中心のその店にて、スーツもしくはその代用品となるべきものを探す。

女のスーツは手を抜いてはいけない。ちょっとしたライン、素材、生地のしっかりさ加減によって、 安っぽくも、また野暮ったくもなってしまいかねないからである。 現在所有している私の数少ないスーツはアニエス、23区、22OCTOBAL、NOURE。そこまでの水準には 至らずとも、ある程度の水準を確保する必要がある。
そういう意味で、年齢層が低めのこのショップにおいて適当なスーツが見つかれば、 デザインはそれなり、生地も標準はクリア、そして価格も 上記ショップに比べれば痛くはない。そんな目算もあってか、私は少ない点数のスーツを黙々と探す。

私は黒が好きである。チャコールグレイや茶色も好きなのだが、やはり下に着るインナー等の映えを 考えると、俄然黒のスーツは美しい。完成品のような気すらする。
そのせいか、黒の形のいいものにはすぐ目がいく。そしてこの日、スーツを探していた私の目にも やはり黒のジャケットが目に留まった。

それは最近流行というよりすっかり定着してしまったストレッチ生地のジャケット。これからの季節 のものなので、割と厚め。ベーシックだが、一見しただけでかなりタイトミニマムな型であると判別できる。 ストレッチ生地は傷むと見苦しくなり、着ることが できなくなるが、そのすっきりした素材感は大好きだし、なによりそのシルエットが可愛い。
いわゆる比翼型のジャケットで、一番上のボタンのみが大きな黒ボタンでアクセントとなっており、 他はすべて布の下に隠されている。袷の裾がゆるやかに丸くカッティングされており、ちょっと甘め。 ベーシックすぎないベーシック、甘すぎないキュート。 それが若い年齢層向けのIndexならではのデザインだなあと思う。

スカート、パンツは別売りで、各7900、8900円。まあまあの値段。
パンツは今流行りのローライズのもので、 試着のとき、普通の下着だったので、ちょっと上から見えたのが注意点。でも素材がストレッチのせいか、 履くとすとんと綺麗なストレートになり、ベーシックでかわいい。合格合格。普段使いでも充分かわいい。
いつもはスカートのスーツは着ないのだが、この際なので纏めて買ってしまおう、と纏め買い体勢に入って いる私はスカートも試着。パンツよりサイズを下げたせいか、本当にタイトな膝丈タイトになっている。 そういえばここのところタイトスカートなんて全然履いてなかったので、サイズがあっているか不安であった。が、 店員さんの「大丈夫じゃないですかー?変な皺とかもないし」のひとことで、タイトスカートはタイトな方が 格好いいしな、とサイズの小さめの方を買う。太れないなあ。
下に着るブラウスがないのも切実だったので、それも買う。
私はアイロンがけが大の苦手なので(必ず失敗する) ノンアイロンでも大丈夫な化繊入りのものを探す。綿100%のシャツって可愛くて好きだなあ、と悔しい思いを しながらも3900円にてベージュ七部丈の化繊入りブラウス発見。それも買う。

今回、就職活動を始める学生のような一式セット買いをしてしまい、それはそれで「ようし、買った!もう大丈夫だ!」 という気がして清々しかった。銀行の口座もかなり清々しいことになってしまったのだけど。
まだ涼しいとは言えない気候なので、厚手のそれを着るのはまだまだ先なのだけれど、なんだか一刻も早く着たくて たまらない。早く涼しくならないかなあ、と服の都合でそう思う。

 2001/08/10(Fri)  NON BRAND /哀しみのミュール

夏になると、必ず真剣に検討すべき事項がある。

今年のサンダルもしくはミュールをどうするか、ということである。

私は乱暴で粗忽者なうえに、がつがつともの凄い勢いで何時間も歩き回ったりするので、 お洒落用といえども靴には制限がある。
通常はしっかりとストラップで固定でき、なおかつ擦れたりしないnot華奢なサンダルを着用することが多い。 現に今履いている、数年来のサンダルも、でろんとした厚底に足全体をホールドしそうなゴツイもの。
どうしてもこういう履きやすいものを選びがちな例年。

んが。

今年こそ、私は決意したのだ!ヒールが細く、華奢なミュールを履いてみせると!
男性諸氏に「あれが靴か?よくバランス崩さねえな」と不思議がられつつ、細いヒールで アンバランスなどものともせずに歩き回る!そう、それぞミュール!

てなわけで、今年はミュール年だ!と決めた私は、早速ミュールを探しに。
目標はヒールが細く、5cm程度であること、なおかつ可愛く安定があること。
そんなん不可能かなあと思いながらふらふら歩いていたらば、見つけました、それを!

ヒールは5cmで細く、底はつや消しの金色プラスチック。全体的に外見は細身で華奢な印象のミュール。
前方を留める部分には、今年流行の迷彩柄の布が ちょうど足指の付け根を隠しすように巻かれているが、布地なので固く強張って足を傷つけるということがない。絶妙のホールド感。 毎年必ず足を傷つけてしまう私には、布地の良さ、再発見であった。 更に布が迷彩、ということで、大人しすぎない可愛さがある。(おかげで服を選ぶが)
そして「これはいい!」と思ったのが、その布部分に平行するように取り付けられた、底プラスチックと同色の 金のゴム紐。
いわば、サンダルにおけるストラップが、より柔軟に、足にフィットするように変化したというべき 代物で、ゴムなためにムリなく固定。これがなければかなりぐらぐらと不安定なミュールなのだろうが、 このゴム一本のおかげで、このヒール、華奢さなのに、今までのストラップ付サンダルをも凌駕する安定性と履きやすさ。
このミュール、毎年の儀式であった「履き慣れるまでに擦って皮が剥ける」というのがまったくなく、足許を気にせずあちこち 自由に歩くことができる優れもの。ミュールであることも忘れることも多々あった。
やー、今年はいい買い物したわー、と私は悦に入っていた。のだが。

悲劇は訪れる。
初めて私の足を満足させるミュールに出会えた、そう思ったその矢先。

私は某有明地西駐車場に到着したバスの、後部奥座席から立ち上がろうとする瞬間だった。 後部奥座席床のほんの少しの段差、そこになにげなく置いていた足に力を込めた、そのとき。

ボキっ。

は?なんの音?風の音?いーえ、それは。

ミュールの底が折れた(割れた)音。

・・・私の初めてのミュールとの邂逅は、底プラスチックの非耐久性という問題にて、 哀しい別れを呼び起こしてしまったのでございます・・・。
私が初めて出会い、愛したそのミュールは、裏返して見ると、ヒールの付け根あたり、土踏まずの下あたりの 底がばっきりと、見事なまでに地割れしておりました。ええ、対処や後悔のいとまもないくらいに。

・・・もう一足買っておけばよかった、と人はどうしてするわけもないことを後悔してしまうのでしょうか。 来年もきっと、今年の哀しい思い出を抱いて、私はミュールを探し回るのです。

 2001/03/11(Sun)  NON BRAND /水玉ブラウス!

結局2月は引越しで服は処分する方向しかしなかったため、引っ越してからやっとお買い物ができるようになり(早い!)、 このコーナーに書くことができるようになりました・・・。

ってゆうか引越しで、服とかをがんがんダンボールに詰めていたらば 「・・・黒っ!」と全面的に黒い。黒じゃなくてもチャコールグレー、茶色、せいぜいカーキ くらいのもので、とにかくクローゼットが明るくない。うおお、ダーキィなクローゼットじゃなあ・・・。
折角春も近づいて、花も咲き(少なくとも花屋では)、鳥が鳴く(カラスは)というのに、 こんなにお洋服が暗くっていいのざまーすか!いんやよくねえ!つうわけで、私は「明るい色 のお洋服キャンペーン」を独自展開することにしました。

場所は池袋。某ファッションビルの大して高くもないショップにて、発見!
しゃきんとした白地の綿に、赤い小さな水玉がぽろぽろと彩っている、いかにも春らしいブラウス。 細身で袖が折り返せるようになっていて、少々お姉系フォルムといえなくもないが、単品だと 細長い形の可愛いブラウス、といったカンジ。柄自体がかわいいので、シャープな造りでかわい過ぎることもなくちょうどよくバランスがとれている。安物なのにナイスな出来。OK、OK!
おおお、春じゃ!これは春以外の何物でもない(そうか?)と思い、その時我が新居に宿泊して私に迷惑を掛けていた(笑)母親に「母、買ってくれえ」と買わせたのであった。そのくらい自分で買え高那津!(爆)
でも、その清潔な白さと、ほのかにポップな赤い水玉は、私の黒いクローゼットの中で一際 春めいて美しく輝いているのでありました。
早く春らしくならないかなあー・・・とかいう翌日は雪だったけど・・・。

 2001/01/28(Sun)  SUPER LOVERS /コットンパンツ

前回のスカートから「オイ」的買い物に躊躇いを感じなくなった私だが、 流石に今回は「オイ」と一瞬自分で突っ込みをしてしまった。
実は私、マトモなジーンズを持っておらず、デニム地のテキトーなパンツを 作業着がわりに1本持ってるだけ。あとは仕事用のパンツなので、ラフなものが 殆どない。それはいくらなんでも詰まらぬー、と思い、ラフなパンツをゲットすべく 古着屋へ。探していると、私の好きなカーキのパンツ発見!荒いコットン地のもの。 よしよし!と取り出す。色と生地に相応しいまさにカジュアルな仕立てのパンツ。 両脚とも太股あたりに線が入っていて、それが密かにポケットになっている。 ペインターパンツほどゴツい造りではないが、少しそれっぽい。
「あー、こーゆーの1本持っとくかー」と思い、買う。が、ちょうど膝上のポケット部分 にナナメに「SUPER LOVERS」の紺色のタグが小さくはあるがきっちり入っており、到底 「SUPER LOVERS」なんて年じゃあない私は「は…」とちょっとその度に思ってしまうのである。
まあどのみち「ホントに社会人なのか?」という格好が甚だしい私であるが、自分的に 「今更SUPER LOVERSか?いや、この前確かにBETTY'S BLUEの服買おうとした人間には 別にどっちだって変わりないだろうがしかし…」 と、いささか気恥ずかしい気分で膝上のタグをつい見てしまう私なのであった…。
次はBETTY'S BLUEのペインターなパンツ募集(爆)。
 2000/11/26(Sun)  NoBrand /アメリカン?スカート

自分でこのコンテンツを見返してみたら、自分で「うわっ、この俺がこんなものを!」っつう 高そうな服しか列挙してないことに気づいた・・・だって貧乏人だから・・・自分で買っておいてビビってるのさ・・・(死)。
ので、手頃価格のノンブランドスカートをひとつご紹介。

冬物の服をまだ送って貰っていなかったため、しかも週6、7の出勤をしていたため、 カジュアルウェアが足りなくなってきてしまった。トレーナーが目的だった店にて発見したるは、 薄いジーンズ染めの綿地のマーメイドラインっぽいロングスカート。
冬になると、どうしてもロングを買ってしまうのは、東京のビル風があまりに寒いというのも 理由のひとつであろう・・・うすら寒いぞ東京の風。

そらともかく。

カジュアルなロングスカートを買うならば、それは非常に適切なお買い物なのだが、ちょっと 柄がね・・・巻きついてるんですよそれに・・・。やー、最近お星様模様が好きでねえ・・・
つうわけで、コーデュロイのお星様柄の生地がでかでかと何本もナナメに入っていちゃったりするのだ☆
OH! いい年こいて、それどこで着るのよ、どうやって着るのよ、どれとどう合わせて着るつもりよ?! いってえどうゆうつもりなんだ?!
でも、一応薄茶のコーデュロイのロングも試着してみたのだが、なーんかつまらない。
つまらない服は着なくなる。楽しい服はあるだけで楽しいのだ、私は。
仕事用にと買うためか、季節もあってか、私のクローゼットは黒の服で真っ黒けで、柄のひとつもない。 クローゼット的に淋しいというか殺伐としていなくもない。

・・・んー、・・・・・・お買い上げ〜・・・☆

人生には潤いが、クローゼットにはバカな柄物がひとつは必要って訳さ。
まあいいでしょ、かわいいんだもん。
 2000/11/?  シビラ /ベロアワンピース&ジャケットブラウス

さて、シビラである。シビラだったらシビラなのである。
シビラというと、「ほー」とかウインドウショッピングをするには興味深いが、値段を見ると 何もなかったことにしてしまいたいブランドである。客層もシビラファンという決して自分ではなく 稼ぎまくってる旦那の財布から金が出ているような、裕福な方が多いようである。

そんなシビラに何故私が、何の用があったかといえば、早い話、「それなりに質のいいフォーマルな ワンピース」を探しにあちこちを廻っていたから、というシンプルな話。
探していたのは、フォーマルの王道、ベロア素材のワンピース。
私が買ったのは、膝下15センチくらいの黒のシンプルなもので、同素材・デザインの七部袖のブラウスジャケットが 別売り。
他の店も見たが、やはりシビラは一味違う。発想と服のラインが只者ではないのだ。
細長くシンプルなラインのボディに、U字カットの襟元とノースリーブの襟ぐりにビーズがぐるっと付いている。直径5ミリ程の黒い丸ビーズが連ねてあるだけだが、 キラキラしたビーズでないため、落ち着いてかつ割とぽこっとしたビーズなため、なんかちょっとかわいい。
もう一点ロングドレスで同じビーズを使ったものがあった。どうやら今年のポイントらしい。
襟元がそれで覆われているため、アクセサリーとかを買う手間が省け、アクセサリー代が浮いた(爆)。ああ助かった。
ブラウスジャケットも可愛く、襟がシビラ独特の形をしていて、ワンピースがやや長めなため、これを合わせると いいバランスになる。
うーん、素晴らしい!てなもんである。デザイン性があり、品がよく、かつフォーマルで重すぎないというのは、 実は結構探しにくいものなのだとあちこちをぐるぐる廻って痛感しただけに、最後の一手!てな感じであった。

でも、フォーマルはもういいやー・・・
基本的に性に合わないんだもん、ああいうの。
フォーマルドレスを探しつつ、「エッジが効いてねえ!(←効かすな!)」と心中悪態をついていた人間には、辛い作業でした・・・。
その上高いんだもん・・・。当たり前ってば当たり前なんだけど。
その後、エッジを効かすためにalcaliなんぞでエナメルの靴なぞ買ったりしました。これに合わせるつもりです。 少しすっとした(笑)。
 2000/10/21(Tue)  agnes b. /スーツ

今年は一着もスーツを買っていなかったため、生地の厚くなる冬の前に 一着は買っておこうと常時探していたところ、いきつけの古着屋で見つかった一品。
じゃないとアニエスのスーツなんて買う度胸はなかなか・・・(笑)

仕事用のスーツなので、できるだけスタンダードで流行りのないものを、と 探していたのだが、中々難しい。ましてや古着屋なので、期待してなかったのだが 思わぬ拾い物をした、という感じ。

色は黒。アニエスの定番色だ。生地は薄く滑らか。全く痛んでいない。
ジャケットは男物仕立てのようなまっすぐに下に落ちるラインで、大変スタンダード。
対のパンツは細身の綺麗なシルエットもである。
試着してみると、大変に格好良い。格好良すぎて服に負けてるくらいだ(笑)。
なんでこんないい服が売られたのだろう、と思ったのだが、敢えて推察するなら パンツの細さくらいかなあ・・・ストレッチ素材ではないので、普通サイズの私にとって 座ったりすると太股のあたりが・・・(爆死)・・・まさかね。

でも、そう思ったのも最初だけで、結局慣れて悠々自転車で帰ってたりしたけど(笑)。
 2000/10/17(Tue)  J・P・G /ワンピース

やれやれ! としか言いようがない。だって半袖のワンピースなのだ。
いわゆるおしゃれ着とかゆうやつで、ベロアの生地なのに半袖、という つまり季節感と素材をちぐはぐにさせた代物なのだ。
だが、その形のシンプルでかわいらしいこと!
限りなくミニマムで最小限のシルエットで、あと1キロ太ったらまず ムリってくらいのタイトさ。灰色のベロア地がシンプルな形をうまく フォローしている。裾は心持ちフレア気味だが、あくまで抑えられている。 丈が膝上なのが年的に厳しいが、まったくシンプルでかわいらしいの 一言に尽きる。いやはや、さすがジャン・ポール・ゴルチエ。
しかもその半端な形のおかげか、古着屋で6000円もしないで買えてしまう。

・・・まったく今日この項目がメニューに追加されることになったのも このワンピースと、それに堕ちた私の阿呆さ加減によるものだろう。
いつ着るつもりなんだろう・・・でも今のところうきうきしてるので 自分は大変馬鹿だなあと痛感する。




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