貧乏日誌
貧乏に苛まれる荒んだ心そのままにただ書き綴るメモたち

当ページは2002年10/4〜10/25までの貧乏な日々の荒んだ心の吹き溜まりを綴るものである。
飽きたらその時点で止めます。ってゆうか本筋の日記書けやコラ(わざわざ中断しといて)




2002/10/25(Fri)

給料日の日が晴れなのはいいことだ。積極的に金を下ろし、すかさず家賃と公共料金を すべて支払おうという義務が果たしやすい気分になるからである。
というわけで、給料日であり、この日を以って貧乏日誌は一時休止ということなのだが、 よくよく考えたら先月手をつけてしまった貯金にも補充しないといけないし、まあ当分は 慎ましい暮らしということになりそうなのである。
あんまり慎ましい暮らしをしていたので、例年行われる10月末のイベントすら忘却している 有様であった。このまま俗世を忘れてしまえるのではと思うが、よくよく考えたら俗世の様々な 欲望に関わり過ぎて貧乏になっている次第である。根本的に無理ということに気づく。

そんな慎まし宣言をした私だが、週末には4000円を超える本を買いに行こうと思う。 古本・文庫本・マンガ・雑誌専門の私は、いままでそんな高額な本を買ったことがないので 些少ドキドキするのだが、一生じんわり楽しめそうな自費出版の本なので、是非とも今のうち 入手したいと思う。・・・CD買うのは来月かな・・・(慎ましすぎ)


2002/10/24(Thu)

夢を見た。驚くほど小さくてふわふわとした毛足の長い子猫を二匹(二匹で 掌に収まるくらい)連れてきて、思いっきり泡を立てて泡だらけにして遊んでいる。 子猫はみーみー鳴きながらちろちろと緩い動きを繰り返す。泡で少し湿った長い毛は 余計滑らかで、地肌から伝わる体温が生き物の温かさを感じさせた。そうして遊んで ほんの少し、ぼうっと横を向いた途端に、母親がやってくるのがわかる。あ、しまった 猫を見なきゃ、血の気が少し引く。慌てたのを感じ取られないように、手許の猫に手を伸ばす、 母親が近づいてくる、あ、どうしよう、どうしようやっぱり。
さっきまであたたかくふわふわと柔らかかった小さな二匹の子猫は、触れると柔らかい泡の下に、固い感触が 待ち受けている。ああ、やっぱり、いやだどうしよう、またやっちゃった。
母親が近づいてきて、「またやったの?」と聞く。指に触る感触は、泡の濡れた感触と混ざりながらも ぬいぐるみの細く固い芯のような、ごつりとした感触がある。さっきまでふにゃふにゃとやわらかな姿勢を 繰り返していた筈の身体は、かっきりと4つ脚立ちの、作られたような形。 「ほうら見なさい、」母親が言う。そんなつもりじゃなかったの、少し目を離しただけなのに、 今度はちゃんとするつもりだったのでもやっぱりごめんなさいごめんなさい。猫はもう鳴かない。二つの泡だらけの ものが泡の中に直立不動の姿勢のまま転がっている。
場面は切り替わって、山の中の大きなカーブをどうしてか私は大して苦労もなくレースをして乗り越える。 そうして開放されたテラスハウスのようなビッフェのようなカフェのような、そんなところに着く。 感じのよい明るいドレスの老婦人が、お好きな席を、と席をすすめてくれる。席はすべてなめらかなフォルムの木の板材でできており、対のような簡易テーブルがその少し手前にある。それが真中にひとつ大きく外に向かって開かれている扉に向かって、ずらりと並んでいる。私は少しだけ陰った室内の、扉の真正面にある光がまっすぐ射す席で 立ち止まって、ここがいいという。微笑んで頷いた老婦人に紅茶を頼み、そこに座る。

そうして夢は途切れた。重く逆戻りしそうな身体を起こして、できるだけ素早く朝の支度をする。 テレビで今日の私の星座の運勢は最悪だと言っている。雨が降っている。仕事が山ほどある。見通しは立てたくもない。

異様な感触の日。帰りの電車での読書がうまく効いてくれればいい。昼にどうしてもたまらなくなって猫の話の文庫本を買う。夢のせいだ。


2002/10/23(Wed)

月曜は風邪を引き込んだ挙句にふらついたあまり雨の歩道橋の階段で足を滑らせ、 両膝を擦り剥くという哀れな日で終わり、翌日は熱はなくも関節炎で休み。 本日常駐先にいる人が久々にやってきて、じゃあ昼飯でもと朝誘われたが金がなくて 断りかけようとして、恥を偲んで同席する人に金を借りようとする・・・と。
奢ってもらっちゃいましたの、昼飯。プルコギだよ?プルコギだよ?プルコギだよ? 定食850円だよ??(嬉しさのあまり舞い上がっている) ああ、身に余る贅沢です・・・あああ風邪なんて治っちゃうよ素晴らしい。


2002/10/18(Fri)

本日「日々の泡」臨時更新。

結局昨日は65円うどん玉を買って帰り焼きうどんの作成をする(実に判り易い)。 肉がないので魚肉ソーセージのスライスを使用したのだが、魚肉ソーセージを使うくらいなら かまぼこスライスの方がマシであると結論。づけようとしたが、かまぼこは高いことに気づき、 今後は魚肉ソーセージの効果的な下準備の研究の必要性を痛感する。他に使用した具は長ネギ1/3(90円×1/3)、 からし菜お浸し(実家より強奪)、花鰹(常備品)、おろししょうが(常備品)となり、総支出95円でなかなかで あったのだが、本日昼に500円にて叩き売りボストンバックを購入してしまったので、さして甲斐なし。 今週末から先は貧乏もピークを迎えるのだが、週末には出かける用事。間が悪い。


2002/10/17(Thu)

今日の僕も貧乏で。そうして空は笑えるくらい青かった。 でもそれを知って、僕はしばらくの間、幸福だった。こんなことってあるんだ。 →


2002/10/15(Tue)

実家で出費ゼロの食事をしまくり、たんまりと保存食糧を買い込む。やはり山菜の充実度に関しては 東京など比にもならない。一日、同じく貧乏である17年来の友と貧乏な居酒屋で飲む。いい加減 相応の年であるのに貧乏度合いが同じであるのに双方感嘆のような諦念のようなものを覚える。 帰郷の際、あまりに貧乏で弁当を作っていった 私であるが、戻りもまたドライブイン100円のリンゴ(切り身)、220円の4種サンドイッチなどの恐るべき低価格で 備える。夕食は食欲もないということでコンビニ160円白米とリンゴの残り。


2002/10/10(Thu)

ふらんす亭で肉奢ってもらいました、肉ウウゥゥ・・・!!!しかも塊ですよ!!肉!!肉の塊!!肉塊!!(それは なんかチガウ) にーくっ、にーくっ、にーくっ!!!塊が!!300gも!!!(遠慮容赦なく食うな貴様) ああ、肉って素晴らしいネ・・・鉄板の上でじゅうじゅう焼けた匂いを漂わせているその塊にナイフを入れたその瞬間!!あああ、肉ウー・・・!!! 肉は素晴らしい。やっぱり肉ですよしかも塊ですよ。ふひー、ふひー(まだ興奮)


2002/10/09(Wed)

昨日の吉野家での敗北に凝りて、一番腹にたまりかつ定額な仕出弁当に逆戻り。 実質420円の出費ではあるが財布から今現在出ていく訳ではないので心安らか。 おやつ用にと30円のイチゴ味ビスコを購入するも、昼の弁当が満足な量だったので食べる必要ナシ。 翌日同期が退職するとのことで記念品を選んでいたのだが、当初より予算が大きく跳ね上がり、一万円程度とのこと。昨日見たのが4000円だったので品物の種類自体を換えなければならず、唸った挙句革の煙草入れに。 以前ゴルチエの財布を持っていてえらく趣味がいい人だなあと思ったので、ブランド物がいいかと渋谷西武に 足を踏み入れる。も、やたらヘタれた格好で入ったため、西武のあまりのスノッブさについていけず本気で気分が悪くなる。 結局心安らぐ低価格めな丸井に入り、 ゴルチエかアナスイか(女性なので)と思ったらば、ポールスミスのもので、全体に虹のような鮮やかに染めの 入ったものを発見。いい革を使っているせいか肌触りがよく、虹の色合いが日本の既製品には出ないヨーロッパ的な香りがしたので、どうにも気になる。結局それに決めたが、それにしても10円をも気にして生活している人間が、 1万円のギフトを選ぶというのも奇妙なものだと思う。明日買いにくるということで帰宅。以前買い置いてある パスタソースとパスタで夕食。少しでも腹が減るのを防ぐため、通常の1.5倍茹でたらソースの味が足らず、 胡椒とボルチーニ茸の粉末で味を足す。こんなことをやっているから、自宅で作るパスタが貧乏料理のカテゴリに 入ってしまうのである。買い置きのお陰で本日の出費30円。実に素晴らしいことではないか。


2002/10/08(Tue)

昼食に頼んでいる給料日一括払いの仕出弁当、毎日頼んでいたら一食420円にも拘らず 高額になってしまい、たまには吉野家等の安価なところで凌ごうと吉野家に行く。並つゆだくに玉子まで つけたというのに前夜の少量の夕食が祟ってか、腹が減る。最も低額かつ腹にたまるものをとお新香90円を 頼むものの、それでも空腹感は収まらず。臨席に座ったリーマンが迷いも躊躇いもなく並玉子けんちん汁を 頼んだのを聞き、瞬間たしかな殺意を覚える。結局弁当と同額の420円に収支し、敗北感でふらふらしながら この飢えを間食で補うべくビスコ袋(小)30円、ドーナツ50円を購入。随分痛い出費だが、金がない時は大概 食欲が奇妙に真剣であるため、このような細やかな対策を練らざるを得ず。大食いは時に辛い。就業後、退職する同期への記念品のために空腹の 身体を抱えてマークシティまで行くが、ここまで貧乏だと心は澄み、いつもなら「食いてえ!」と痛切に思う 焼き鳥屋の芳香も、カフェから漂う甘い香りも気にならず。昼の出費を考えると夕食用の食材を買うのはタブーだったが、魚肉ソーセージ100円と大根半切り50円を買う。半切りに関しては身の多い尻尾の方を買うがベストと判ってはいたが、頭の先に少しだけある大根葉がどうにも魅力的でそちらを買ってしまう。帰宅し、あまりの空腹に昼買ったドーナツをまず食って腹を落ち着かせ、夕食の準備。メインには肉屋で6枚109円で買ってあったハム(賞味期限ギリ)をハムステーキにし、冷蔵庫に余っていた油あげ一枚を、半分は大根葉と味噌汁に、半分は焼いて醤油で食う。 キャベツの残りをロールキャベツ風味の味付けで煮込み、見た目はかなり豪勢な夕食。ただし肉も一応は入っているのにローファットなことこの上なし。ハムは油で焼くと油が更に加算され、脂身的な風味になることを発見。


2002/10/07(Mon)

帰宅すると100円一皿だった生椎茸がすべてダメになっており、とてつもない異臭。 100円で買ってきたキャベツとこれで今週を凌ぐつもりだったが、あてが大きく外れ、一瞬狂気に陥る。 涙を呑んで処分し、昨日頼んでおいたソファベッドの発送の荷造り。途中、K山さんが梨3ケを携えて訪れ、 有難やと思いつつ申し訳なくも荷造りを手伝っていただく。発送費が5000円と身を切られるような見積もりだったが、3050円で済み、 ほっと一息。みおささんから戴いた酒でK山さんを釣り、キャベツの煮物と特価50円の春巻き、芋サラダの残りの蒸かし芋で 夕食。無印のミックスナッツと干し葡萄があり、これ幸いと酒の肴に。


2002/10/04(Fri)

みおささん来る。なんと越後は鶴亀(日本酒)を連れての来訪。 もてなしらしい食材が存在しないので、高野豆腐に柚子味噌をかけて酒の肴。 先日買い込んでおいたさつま芋でサラダを作り、これまた酒の肴。芋が安くなって良い。







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