落車などで、足首や手首のねんざを起こすことがあります。 ねんざとは、関節の可動限界(動かせるいっぱいの範囲)を超えた力が加わることで、関節がねじれたり、関節を固定する結合組織が伸び過ぎたり、断裂することで起きます。 ねんざの重さは、以下の3つに分けられます。
素人判断はせず、軽いねんざと思っても医師の判断を仰いだ方が良いでしょう。 受傷したらすぐにR.I.C.E.処置を行い、炎症を抑えます。 炎症がおさまったらリコンディショニング(機能回復運動)と捻挫再発予防のためのスキルを行い、受傷前の筋力に近付けるようなプログラムを組みます。 競技復帰をあせって十分な治療を怠ると、再発を繰り返したり(くせになる)後遺障害が残ったりするケースもあるため、適切な処置を受けることが必要です。そして時には将来の事を考えて、思いきった休養をとりましょう。 |
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落車したときにひねって、足首をねんざすることがあります。 関節の外側が痛む→内反ねんざ 受傷したらすぐにR.I.C.E.処置を行い、炎症を抑えます。 以下のような二次的機能障害が起こることがよくあるので、炎症がおさまったらリコンディショニング(機能回復運動)のプログラムを組み、足関節まわりの筋肉を強化します。 2)足関節の不安定性 3)足間接可動域の制限 |
転倒した時に手首や指を痛めることがあります。 受傷したらすぐにR.I.C.E.処置を行い、炎症を抑えます。 重度の手首のねんざは、骨折と区別が難しいので、必ず医師の診断を仰いで下さい。 指はねんざを起こしやすい部分です。特に親指は、衝撃によって靭帯のついている場所から骨折してしまうこともありますし、使用頻度が高いため「ねんざぐせ」がつきがちです。靭帯がゆるんで関節が不安定になったままだと、何度も同じ部分を痛めてしまうので、怪我を軽く見ないで、医師の診察を受けて下さい。 炎症がおさまったらリコンディショニング(機能回復運動)のプログラムを組み、関節まわりの筋肉を強化します。 |
落車・転倒した時に肩から落下して、痛めることがあります。 肩の関節は、動きが大きく多彩ですが、肩甲骨と上腕骨の接点が浅く狭いために、脱臼などの傷害が起きやすい関節でもあります。 ロードレースでは、高速でアスファルトに叩き付けられるため、擦過傷とともにねんざを起こしていることがあります。(落ち方が悪いと脱臼したり、鎖骨を折ってしまう) 受傷したらすぐにR.I.C.E.処置を行い、炎症を抑えます。 炎症がおさまったらリコンディショニング(機能回復運動)のプログラムを組み、関節まわりの筋肉を強化します。 |