伊藤ぱが氏大推薦のマリア観音、やっと広島で聴くことができました。結論から言えば、予想とじぇんじぇん違ってましたが、満足です。
ざっと聴き、三上寛、徳間の頃の INU、カルメン・マキ & オズなんてところを思い出しながら聴いてました。観たことないけど、初期の唐十郎も、こんな感じなんぢゃなかったろうか。落ち武者(失礼!)と破戒僧(失礼!)と狂気のリア王(またしても失礼!)が計算しながらのたうってるという感じのステージとは裏腹に、出てくる音はかっちょいい。手に汗握るとはこのことですか。
会場で買った『犬死に』、 CD はライヴのドライヴ感はないとかいう話でしたが、ところが、エエです。やっぱ『漆黒界』は名曲っす。
あと一言、終演後、ちょいとばかし、小森氏とお話しする時間があったのですが、これが、あの破戒僧(失礼!)のような風貌とは裏腹に、非常に丁寧で、腰が低く、礼儀正しい。たいへん真面目な方なんだなと思いました。後で広島のメンツの話を聴くと、みんなそうだ、とのことで、非常に佳い印象を残してくれました。
マリア観音、もしかしたら、1997 年の正月頃、また来広してくれるかもとのことで、今から楽しみです。ぜひまた来て欲しいと思います。 --> とか言っていたら、Sunday Jan 5, 1997 広島 Bad Lands でマリア観音『ライヴ初め』!
で、共演は S.Y.U.K. で、後発。刺激されたのか、今まで最高の熱演だったように思います。マリア観音とは全く異なった音楽性を持つバンドですが (なんでも、マリ観の小森氏と柴作氏が知り合いであったことから、この共演が実現したんだそうな)、喰われることなく、泰然と演奏してました。これもうれしかったですね。ちなみに、 S.Y.U.K. は「ハイブリッド・パンク・ジャズ」を標榜する地元広島のトリオで、フュージョン寄りのサウンドながら、スムースな曲にもいろいろ変なアクセントつけて演奏するスリリングなバンドです。広島インディーズの Terminal Body から数種のカセットをリリース中。
先発のマリア観音
後攻の SYUK
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マリア観音 CD 取扱店 : クールハンド (広島) telephone: (082)542-7679