三浦半島にて

横須賀市 馬堀海岸


(馬堀海岸(写真左)と富士、ここからのこの景観は国土交通省「関東の富士見百景」に選ばれました。)

馬堀海岸(神奈川県横須賀市)

真堀海岸・間堀海岸とも書く。
横須賀市馬堀海岸1から4丁目一帯にあった、東京湾に臨む2km海岸。
昭和40年前後に埋め立てが進み、今日では本来の海岸線は存在しない。

海岸名は、丘陵に挟まれて、あたかも堀のように見える景観が間堀といわせたという説や、
景色の美しさから美称の接頭語「ま」を付して真堀と呼ばれるようになったという説がある。
また、馬堀に関するものでは、かって馬を放牧していたから、小原台に住みついていた野生馬が脚で岩をうがち、
そこから清水が湧き出たことからとする説もある(横須賀市雑考)。
現在、馬堀中学校前の馬頭観音下に蹄の井戸と呼ばれる泉が存在する。

埋め立てられる前には、京浜急行電鉄馬堀海岸駅から徒歩わずかで海岸に降り立つことができ、海水浴場としてにぎわった。
現在は、沖合まで埋め立てられた造成地が住宅団地になり、間断なく住宅が立ち並ぶ。
また、造成地の国道16号が通っており、昔日の面影はない。

海岸の南西端に横須賀市博物館馬堀自然教育園があり、三浦半島の原始の姿を姿をとどめる照葉樹林が見られる。
自然林が現存するのは、ここが東京湾要塞の旧日本陸軍重砲兵学校発祥の地(明治30年)で、
その火薬庫が第2次大戦終了時まであったことから長い年月立ち入りが制限されたためである。(角川日本地名大辞典 神奈川県)




馬堀海岸海藻誌(平成21年1月)   花暦〜我が家の庭に咲いた花(平成21年8月)
『うみかぜ画廊(平成21年10月)神奈川県アカモク誌(平成23年1月)



馬堀海岸の風景

馬堀海岸

神奈川県横須賀市馬堀町地先にあった海岸。
現在の馬堀海岸1丁目から4丁目。三浦半島東海岸中央部、
東京湾に突き出た小半島の基部に位置する、約2qの海岸。
かっては京浜急行「馬堀海岸駅」の前、
道路をはさんですぐの所に遠浅の海が広がり、海水浴でにぎわった。
昭和40年ころから埋立が始まり、現在では一戸建てとマンションとの住宅団地になっている。
植栽豊かな歩行者専用道路の管理やアンテナの共同化など住む人が守り育てる街づくりが進められた。

1977年、横須賀市の市制70周年を記念して定められた「横須賀風物100選」に選ばれ、
さらに1987年には「かながわのまちなみ100選」に選定された。



団地の東端には横須賀市自然博物館付属馬堀自然教育園があり(約1万坪)、
三浦半島の原始の姿をとどめる照葉樹林を見ることができる。
海岸線に沿って1国道16号線がとおり、その防波堤が市民のアートペインティングの場として提供されていた。

(写真をクリックしてください。)



馬堀海岸駅



団地のはじまり



馬堀海岸を望む



アートペインティング



トンビ



釣り船



馬堀の富士



16号線



サンフラワー



富津を望む



ウミネコ



馬堀自然教育園入口




トピック
護岸整備事業  

 馬堀海岸は、東京湾に面しており、普段は穏やかな海岸であるが、北風の強い冬などしばしば波が防波堤を越えて道路に打ち上げる。
 
平成7年の台風12号、同8年の台風17号の時には北風に高潮が重さなって、 住宅地の道路がほとんど冠水し、自家用車に多大な被害をもたらした。
 
このため、平成12年の2月、国の直轄による護岸整備事業がほぼ7年計画で始められた。
 この工事は、現在の防波堤の先に15mほどの「陸地」を作ることにより波の力を 弱めようとするもので、将来的には、新たな親水施設になることが期待できる。
 この事業は、平成16年から横浜国道事務
所が実施した「国道16号緑陰道路プロジェクト」(注1)、横須賀市が取組中の「うみかぜの道(海と緑の10000メートルプロムナード事業」などの 環境整備事業)一体となって進められ、平成18年11月15日、完成式が行われた。(注2)

 
                  施行前                                            施行後





(注1)馬堀海岸の緑作りについて
 国土交通省は、馬堀海岸地区の国道16号線を平成15年5月『緑陰道路プロジェクトモデル地区』に指定した。

 これは、並木の枝葉などをできるだけ剪定せずに自然の状態で管理しようとするもので、平成15年6月までに全国 で25地区が指定されている。
 神奈川県では馬堀海岸だけ
対象となった並木の種類はカナリーヤシ。
 (注2)平成18年10月、高潮対策施設の整備に対して、ユニバーサル社会工学研究会より「水辺のユニバーサル・デザイン大賞2006」が送られた。



国道16号・「まぼ直」(馬堀海岸直線道路)・うみかぜの路・馬堀海岸緑陰道路









馬堀で横穴墓8基発見 

 平成16年12月14日、神奈川新聞は財団法人かながわ考古学財団が横須賀市馬堀3丁目の横浜横須賀道路建設予定地で
7世紀後半か
ら8世紀前半にかけて作られた「横穴墓」8基を発見したと発表。
 保存状態が良く、人骨、土器、鉄刀の破片、棺の鉄釘などが見つかっており、同財団は12月19日現地説明会を開催した。


                                                                        (横横道路開通後、中央の丘が残った部分)

横浜横須賀道路全線開通

 

 平成21年3月20日、横浜横須賀道路が全線開通、馬堀海岸まで延伸された。
 開通に先立つ14日、「開通前の高速道路を歩こう」には、少々悪天候にもかかわらず7,000人が参加。
 




翌15日には、馬堀海岸・佐原間のバスでの見学会も開催された。
 ともに参加、普段見ている街並みでも高い所からみると印象がまるで違うのに驚いた。



ランドマークタワー遠望

 


馬堀海岸遠望・ダイヤモンド富士(走水にて)


馬堀海岸海藻誌(平成21年1月)   花暦〜我が家の庭に咲いた花(平成21年8月)
『うみかぜ画廊(平成21年10月)神奈川県アカモク誌(平成23年1月)
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