毎週火曜日夜9時よりフジテレビ系列で放送されているドラマです。
美容師の川野哲(大泉洋)は友人金井玉男(日村勇紀)の誘いで海釣りに出掛けたところ、乗っていた船の船長の娘である男勝りな性格の吉田あゆ(上戸彩)と恋に落ち結婚します。
哲はバツ1だったのですが、あゆは全く気にする事もなく二人ラブラブの日々を過ごしていました。
ところが、哲にとって念願の自分の理容室を建て、妻となったあゆもこれから理容師の免許を取ろうと意欲満々のところに、哲の前妻の押し付けによりまだ四歳の一人息子佑樹が二人の前に現れます。
子供が居た事を聞いていなかった上、今後も大人になるまで佑樹を育てると言う哲の意思を聞いたあゆはショックを受けますが、教育については全て自分が面倒を見ると宣言した哲の言い分を信じ、しぶしぶ了承する事とします。
そうは言うものの、オープンしたての理容室は顧客を確保する事が重要なので多少の無理もしなくてはなりません。当然時間も拘束される格好となり、佑樹の幼稚園転入初日の送り役はあゆが行なう事となってしまいます。
佑樹が新しく通う事となったさくらんぼ幼稚園は非常に品位の高いところで、高級車で子供を送りに来るお洒落な母親達を見てあゆは戸惑いを隠せませんでした。
家での哲は佑樹との会話が多くなり、夜のベッドも定位置を佑樹に奪われてしまう始末のあゆ。
日を追う毎に哲が佑樹中心の生活になってしまっている事に気付いたあゆは、何の為に二人一緒になったのかが分からなくなり、家出をして父親の元へ帰ってしまいます。
しかしそこで、男手ひとつで自分を立派に育ててくれた父親の事を思い出したあゆは、頑張って佑樹の母親になろうと決心します。
さて、まだまだ若い22歳のあゆが立派な母親となっていく事が出来るのか。併せて一筋縄では行きそうも無い幼稚園の母親達の「派閥」とも戦っていけるのか。そして哲との仲は。。。
色々見所のある作品と言ったところです。
このドラマを観ようと思ったきっかけはとにかく哲役の大泉洋が好きだからなのですが、久しぶりに上戸彩の演じているところを見たのですけど、知らないうちにとても演技が上手くなっていましたね、彼女。
今回は口が悪い「がらっぱち」な役なのですけど、俺的には見事ハマり役と言う風に見えました。
と言うか、観ている人間をそう思わせるだけ自然な演技をしているのだと思います。
それから大泉洋もさすがの芝居を見せていて、良い感じに上戸彩をサポートし引っ張っている風に感じます。
とにかくここ最近は漫画や小説の原作ありきの「手抜き」ドラマが蔓延している中、こういう完全オリジナル作品は本当に頑張って欲しいと思います。
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