貧乏姉妹物語

このタイトルを見ただけだと何ともわびしい物語、という感じがしてしまいます。
当番組はテレビ朝日系列で木曜日の深夜に放送しているアニメーションです。
原作が存在する様なのですが俺はアニメしか見た事ありません。
母は他界、父は借金で失踪。残された15歳と10歳の姉妹が二人っきりで生きていく、と言ったドラマです。
築40年で風呂無し1Kのボロアパートに住む「きょう」と「あす」。姉のきょうが朝の新聞配達と夕方の家庭教師で生計を立て、妹のあすが家事全般をこなしています。フィクションだからこその設定ですね。
ただ、本作を知らない人がここまでを読むと、非常に悲しく寒い物語というイメージを持ってしまうかも知れませんが、そこはアニメーションという事でとても明るい内容となっています。
貧乏だけれどこの姉妹は生きる事にとても前向きで、自分達が不幸な環境にある事など微塵も感じさせません。またこの姉妹は観ているこっちが恥ずかしくなるほどラブラブの仲良しです。
内容的にはそんな彼女達の日々の生活風景を描いているだけで、設定が飛んでいる以外は特に真新しい事があまり感じられないから、一般的には物足りない内容かなぁ、とも思います。
しかし<貧乏> <幼い姉妹> という二つのポイントが俺にはツボで、何てことのないストーリーにも関わらず何故か毎回の様に涙が出てきてしまいます。
この作品もまだ始まって3話目くらいなので、これからどういった展開を見せるか分からないのですが、可愛い姉妹が貧乏にもめげず一所懸命かつ、ほのぼのと生活している風景に興味がある人は一度観てみて下さい。ただ放送時間が夜中の3時頃だと思うのでビデオ録画は必至です。また、関東ローカル番組かも知れませんので、一部の地域しか観られない可能性もあります。



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