この作品は水曜日深夜よりテレビ東京系で放送されているアニメーションです。
原作はおそらく無いと思うのでオリジナルアニメですね。
しかしはっきり言ってこのアニメ、ひとつの作品として見るのではなく、どれだけエヴァンゲリオンをパクっているんだ?
という見方をする事に面白さがあります。真剣に捉えてはいけません。
主人公である普通の少年(皇田力)が、とあるロボットのパイロットとしての高い適合性を見出され、不本意ながらも搭乗して敵と戦ってしまうというのが最初のくだりです。
一般市民への無駄な被害を防ぐ為、1機のギガンティックと呼ばれるロボットが国の代表として敵国ロボットとタイマンを張るという背景と、敵対する相手の素性がはっきりしているところがエヴァンゲリオンと大きく違うところですけど(Gガンダム風?)、ロボットが格納されている基地の周りの風景や、敵ロボットの腕を自分の切断された腕に融合してしまうところ、敢えて難しい専門用語的な発言をする登場人物、そしてその登場人物の役割と構成がまるでエヴァンゲリオンそのままなのです。
よくぞここまでのパクり作品を恥ずかしげも無く制作し、あまつさえ公共の電波で流してしまうものだと、俺なんかは呆れる事を通り越して大笑いしてしまいました。
個人的には今後の展開について楽しみも何も無いのですが、何処までエヴァをパクって堂々と放送していくのかに注目していきたいと思います。
アニメという作品は知っての通り一人で作る事は出来ません。
脚本家やアニメーターや声優も含めた、総勢で100人を超えるスタッフから成り立っています。
彼らも一応はプロの集団なのですから、この作品の至る所が「エヴァにソックリ」と思っているはずです。
意図的であれ不本意であれ「エヴァに似ている」と思いながら脚本を書いてストーリーをまとめ、原画を書き上げ、そして声入れをしていく、という裏の彼らの思考と、少なからず感じているであろうジレンマを想像しながら見る事が、今後の一番の楽しみだと俺は思っています。
あくまでもこれは放送第2回までの話なので、以降どういった展開をしていくのかは全く分かりませんが、俺的には製作者が全てのプライドを捨ててエヴァをパクりまくって欲しいと思っています。
そして、大作をそこまで真似た笑作の代表としてアニメ史上に残って貰いたいです。。笑。。


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