<バイオニック・ジェミー>

大きな事故で重症を負った主人公のジェミーがサイボーグ手術によって強靭な肉体を手にし、なんか何処かの諜報機関の一員として悪の組織的な連中と戦う、確かそんな内容のアメリカンSFドラマだったと思う。
サイボーグ化したのは片腕(確か右腕)と両脚と片耳と言う何とも中途半端な手術が気になるところだが、何が恐ろしいかと言うとこのジェミー。お人形さんの様なファンシーな名前とは裏腹に、その擬体部分の動力源はナント原子力である点に注目しなくてはならない。100mをものの3秒で走りきったり、1トンを超える重量物を掴み上げる事が可能なのも原子力のパワーならではと言う事で頷けるのだが、そんなメルトダウン的要素満点の女性が普通に町中を歩いていたり、あまつさえその凄まじい脚力や腕力を以って敵との近接戦闘を繰り広げたりするのだから、これはもう北朝鮮核施設の恐怖の比ではない。
両腕・両足が強力な爆弾で出来ている宇宙戦艦ヤマトの真田工場長にとっても冷や汗ものの存在だと思われる。


<「入ってる!」>

ハワイ旅行帰りの機内のトイレで用を足していた時、たまたま気付かずドアを開けてしまった「とんねるず」の木梨憲武に対して振り向きざま言い切った伝説の400勝投手「金田正一」の第一声。
木梨憲武の証言では「カギが掛かっていなかった」との事で彼としては一喝される言われは無いのだが、あの金田の迫力からその時はつい謝ってしまったそうだ。


<ハイブリッド>

個別の物を組み合わせて完成されたひとつの形態。
内燃機関とモータを動力として走行する車両が「ハイブリッドカー」。
生放送とダウンロード放送を融合させたラジオが「ハイブリッドラジオ」。
ゴリラと人間を掛け合わせた生物が「ガッツ石松」である。


<裸エプロン>

世の男性がパートナーの女性に求める最も人気の高いコスチューム。
一見変態的嗜好と思いがちだが、本能的に男は女性に対してエロと家庭と言う二面性を求めているので、その両方の要素を満たしている件のコスチュームは好まれて然りとも言える。
しかし神経質な俺からすると、あの格好で火を扱う料理を実行するのはヤケドの危険性が高まるので、「そういう意味では」実用的と思えない。
妄想に留めておくのが一番なのではないか。


<ハッチ現象>

事実を何処で知ったのかが謎である事。
アニメ「みなしごハッチ」はその名の通り「孤児(みなしご)」で、「ハッチ」と言う名前を付けたのは卵状態のハッチを拾った蜂のオバさんに他ならない。
だのに最終回のクライマックス、ハッチとハッチのお母さんが感動の再会を果たす際にハッチママは「ハッチ〜!!」とはっきり彼の名を呼んでいる。


<「ハッピーお返し無し」>

友人との会話中、同じ言語が口から出て全くシンクロした場合、相手に対して「ハッピーお返し無し!」と言って叩く事が出来ると言う、70年代に一部の小学校で流行った謎の風習。
しかし、その「ハッピーお返し無し!」と言う言葉さえも同調してしまう場合、「ハッピーお返し無し」が延々と繰り返され、そのまま本気の殴り合いに発展する事もしばしばあった。
地域によっては「ハッピーアイスクリーム!」と言って、先に言った者がアイスをオゴって貰える権利を有すると言うルールも存在していた。



<「話せば分かる」>

5・15事件において時の首相「犬養毅」が、クーデターを起こし自らを暗殺しに来た青年将校たちに向かって言い放った最期の言葉。
しかし口で言って分からない政治家は世の中に大勢居るので、きっとこの後青年将校に話を聞いて貰っても彼の末路は変わらなかったのかも知れない。
そもそも話して分かる事ならもっと前に「話して」おけ、と言いたい。
2009年8月に行われた衆院選で大勝した民主党も、それにおごって余りに無謀な政策なぞ唱えようものなら暗殺事件に巻き込まれ兼ねないので、鳩山さんも他の人たちの話を良く聞いて良く「話して」おいた方が良いのだろう。


<ハプニング映像>

予期していない出来事をカメラ等のムービーに記録したもの。
現在は殆どの家庭がホームビデオカメラを所有している為、ヤラセと思える内容も含めて数多くのハプニング映像を簡単に見る事が出来る。
そういう意味では今から20年ほど前の1980年代、とある保養所における室内で俺の友人がスケートボードを乗り回し、あまつさえそのボードで窓ガラスを割ってしまうシーンの一部始終を記録した映像を未だに保管しているのは貴重である。
あの場の雰囲気や当事者の焦燥とした表情は決して芝居で出来るものではない。
このテープを俺は墓場まで持って行くつもりだ。



<バリア>

敵からの攻撃を守る為に展開する防御壁。電磁的要素の物が一般的。
このバリアを使用する組織の大方は受ける攻撃力の目論見が甘く、エネルギー切れや強度不足でピンチに直面する事が多い。
人型ロボットを人並みに自由自在に動かせる科学力を有しているのなら、こういったところのバージョンアップも早急に望まれるところだ。


<バリアフリー>

高齢者や障害者がストレス無く利用出来るよう整備された施設の事。
と、今でこそ即座に画が浮かんである程度の説明は出来るが、この言葉がまだ浸透されていなかった頃の俺は「フリードリンク」や「フリーフード」と同じ様な意味で、色んなモンが無料になるサービスだと思っていた。
『◇☆ホテル。お客様のニーズにお応えする行き届いたサービスを展開。勿論バリアフリー』とか聞いたら、満面の笑みを浮かべたボーイさんが無料でワインなぞを部屋に持って来てくれるに違いないと確信していた。


<晴れ男・晴れ女>

積極的及び消極的感覚から生まれた思考で全く根拠の無い科学的に有り得ない存在。
ならば梅雨の季節に毎日出掛けてみるが良い。


<破裏拳ポリマーの体>

弾丸を体にめり込ませてから外に出す。


<パロディ同人誌(宇宙戦艦ヤマト編)>

@第三艦橋爆弾
優秀な作戦司令官である敵方ガミラスのドメルにはとても敵わないと踏んだヤマトの沖田艦長は、彼に和平を持ちかけその交渉場としてヤマトの第三艦橋を選んだ。まんまと搭乗して来るドメル一行をその場に残し、第三艦橋を彼らごと爆破してしまおうと言う、百戦錬磨の沖田艦長にしてさすがと言わしめる作戦だった。しかし実際にその交渉にドメルが乗ったかどうかは定かではない。
何かと言えば破壊されたり脱落したりする、一見何の役にも立たない様に見える第三艦橋は、実は刺し違えてでもガミラスを倒すと言う地球人の強い意志が込められた渾身の兵器だったのである。

Aヒス機雷
ガミラスのヒス副総統が発案した金属に吸い寄せられる宇宙機雷。これを以って彼はヤマトを破壊しようと目論んだ。実際ヤマトはこの策にハマり宇宙空間で全く身動きが取れなくなったのだが、その様を見て勝利を確信したヒスは、歴史に残るであろうその兵器を総統であるデスラーへの忠誠も兼ねて「デスラー機雷」と名付けた。
しかしヤマトは「こんな事もあろうかと」と「テストはまだしてないが」が口癖の、困った時の真田技師長による『金属ではない人間の手によって機雷をどかしていけば良い』と言う技術者としての画期的な”思いつき” によってこの危機を打破した。
苦虫を噛み潰しその光景を見るヒス。その傍らに座るデスラーは彼に向かって「ヒス君。あの機雷は何と言う名前だったかね?」と問うた。これに対し思わずヒスの口から出た言葉が「はっ・・!あの機雷の名はヒス機雷でございます・・総統・・」だった。
デスラーの冠が与えられる兵器はデスラー砲を筆頭にその名に恥じない性能を誇っていなければならない。


<判断ミス>

諸般の事情でキャラクターの声優を変更しなくてはならない時、新たなイメージを確立する勇気が無かったばかりに、どんなシリアスなシーンであっても観る者にはモノマネ王座決定戦としか受け取れないルパン三世の事。
この選択は、印象深いキャラクターであればある程ファンから受け入れられる事が難しい上、演者の発展性及び将来性をも潰す事になり兼ねない負のスパイラルが起こり得る。


<パンデミック>

日本語に訳すと「世界的大流行(主にウィルス系)」と言う意味。
言葉の響きのカッコ良さから近いうちに本来の意味とは別の使い方で『パンデミック』すると思われる言葉。



前のページへ