花田少年史


この作品は '95講談社漫画賞を受賞してアニメ化されたものです。
例によって俺は原作を読んでいません。
時代背景は昭和30年代から40年代くらいで、舞台となるのはとある地方の田舎町です。
主人公であるイタズラ大好き小学3年生の花田一路は、ある日交通事故に遭って九死に一生を得る事になるのですが、それをきっかけに何故か幽霊が見えてしまう能力を身に付けます。
そして色々な幽霊から無理難題を押し付けられ何とも悩ましい日々を過ごす事になるのですが・・・。
このアニメを最初観た時、そのストレートで下品な描写に俺は面食らったモンでしたが、暫くしてそれは慣れました。
出てくる幽霊はそのほとんどがこの世に未練を残しており、その思いを何とか果たしたい気持ちで一路に迫って来ます。とても横柄な態度を取る幽霊から猫の幽霊まで居るのですが、一路は自分の持ってしまった能力をなかなか受け入れられず、大概はそういった幽霊からの依頼を最初は断ります。しかし根は優しい子なので色々な形で結局は巻き込まれてしまうのです。
幽霊とかそう言った類の出てくるアニメについて俺はあまり好きではないのだけど、この作品では人間(幽霊も含む)の心情が実に上手く表現されており、知らず知らずのうちに見入ってしまいます。
特に猫の幽霊の話と最終話は未だに俺は何度観てもボロボロ泣いてしまいます。とても心が洗われる作品ですので、これはとってもお薦めです。
ちなみにこの作品は漫画好きで有名な歌手aikoのイチオシ物です。



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