この番組は毎週水曜日夜10時より日本テレビ系列で放送している連続ドラマです。
原作は週間モーニングに連載中の漫画です。
独身女性松方弘子(菅野美穂)は出版社で週刊誌の編集の仕事をしている28歳。
交際している山城新二(吉沢悠)との将来の事に悩みつつも、仕事となるとつい力が入り、やりがいのある記事の担当にされると得も言われぬ恍惚感を覚え「男モード」のスイッチが入ってしまう、周囲からは働きマンと呼ばれる女性です。
男社会で戦う為に時として女である事にいらだちを感じつつも、一方では一人の女性として行く行くは結婚もしたいと考える、現代の独身キャリアウーマンの葛藤を表現した作品でもあると思えます(あくまでも男である俺の個人的な見方ですが)。
もちろんそれだけでなく、仕事社会で戦う一般女性の虐げられ方も描かれており、共感している女性も多いのではないかと感じます。
仕事を完全燃焼して一生を終えたいと思う弘子が、今後交際中の新二といかなる道を歩むのか。そして仕事における女性としてのアイデンティティーを如何にして確立していくのか。
こういったところが見所ではないかと思います。

このドラマは菅野美穂が主演すると言う事で観てみようと思いました。
原作は読んだ事が無いのですが、アニメ版のDVDを持っているのでどうしても見比べてしまいます。
ただ、テーマと背景が実写化し易いと思える作品のせいなのか、さほど違和感無く観られました。
それどころか脚本や演出やBGMが上手くハマっているので、とても観ていて引き込まれるものがあります。
このクール、俺が観ているドラマの中で一番面白いと思える作品です。

余談ですが原作者である安野モヨコは、あの新世紀エヴァンゲリオンを作った庵野秀明の奥さんです。アンノと言う名前が同じなのは偶然です。
それより、自虐的とも言えるコアなテーマを破滅的な程どん底の世界として描いたあのエヴァンゲリオンの原作者を、結婚後にあれだけ丸くせしめた彼女のパワーに興味を覚えてしまいます(笑)。
そんな女性が原作者である作品なのですから面白くないはずがありません。。言い過ぎですね。
勿論、このドラマも原作を超える事なぞ出来ないとは思いますが、その位の気概を持って今後も製作してい行って欲しいと思います。


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