<フード>

かぶせる物や食料等色々な意味を持つが、最初に思い浮かべるのがジャケットやパーカーの襟に装着され頭にかぶる物体、と言う人は多いと思う。
’80年代のバブル期に爆発的に流行し、当時どんなタイプの服にも枕詞の様にまずフードが付いていた。
女性ならまだしも男性の、しかもセミフォーマル的なコートにまでフードが付くなぞ、その頃からクールを気取っていた俺にとってそのファンシーぶりは完全に有り得ない事だった。しかし流行の誘惑に勝てずものの見事にとあるデザイナーズブランドのフード付きロングコートを購入してしまった。この流行は直ぐに廃れると思っていたので、着られても数年だろうと踏んでいた俺だったが、その後にフードは完全に定着化し、21世紀となった今ではそれが大したポイントにもならぬくらいに当たり前の仕様となってしまった。
それが幸いし未だに俺は20年以上前のそのコートをたまに着ている。フードが定着化していればデザインは古くても良いのか、と言う問題はあるが・・。


<武士の情け>

フルチンで人質を取り中華店(だったと思う)に立て篭もっていた連続殺人犯「川俣軍司」が警察に連行される際に白いブリーフをあてがわれた事。
当時「軍司のパンツはグンゼのパンツ」と言う言葉が一部で流行していた。


<「○△(TV放送局名)は、これからも◎×選手を応援していきます」>

何か利権が絡んでいるとしか思えない。


<不条理>

二枚重ね式のトイレットペーパーのミシン目が微妙にズレている事。
そして巻き取りを重ねる毎にそのズレがどんどん広がっていく状態。


<「ふっ・・。俺の勝ちだな・・」>

このセリフを言った人間が最終的に負ける確率95%


<プライオリティー>

順序や順番の意。
日本語だと大した意味の言葉ではないのに英語標記にするとエコロジーやディスカバリー並みにカッコイイ。
ちなみに俺の日々のプライオリティーは
@スヌーピー
Aスケベ
Bポテチ(カルビーのり塩)
である。


<ブライト>

@コーヒー等に入れる粉末状のミルク。
俺の母親はこれを大さじ一杯分口に含み、ただそれだけの味を堪能するのが好きだったが、ブライトはクリープに比べて甘さが弱い為、いつも「あー、こりゃダメだ。マズイ・・」と言っていた。
そもそもの賞味方法が誤っている上でマズイもヘッタクレもないのだが。
Aアニメ「機動戦士ガンダム」の登場人物。
どこか頼りなく情けないところが多いながらも母艦であるホワイトベースの艦長の任に就いていた。
明らかに奥さんの尻に敷かれる様なタイプのくせに、主人公のアムロへ対する態度は強硬で、父親にも殴られた事の無いアムロに父親よりも先に鉄拳を加えた男として有名。
1stガンダムにおいてはそんなブライトを多くの視聴者が「あんなヤツ・・」と、ちょっとナメてかかっていたが、次回作の「機動戦士Zガンダム」や、更に続編に当たる映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」では見違えるほど素敵でとっても頼りになる指揮官として活躍していた。
ガンダムは、主人公アムロ・レイの成長を描いた作品と言われているが、1年戦争に関連するガンダムシリーズ作品においてはブライトの成長物語として見ても一興の価値がある。


<プライド>

時として命より重いもの。
高校時代、18歳未満禁止のエロ映画のオールナイト上映を夜中に一人こっそりと見に行ったまでは良かったのだが、不覚にもそこで俺は財布を落としてしまった。
翌日親切な映画館の職員から自宅に電話があり受け取りに行く運びとなったのだが、夜は人通りのほとんど無いその映画館周辺は、昼間となると商店街の買い物客でごった返しており、当の映画館はひときわ異彩を放つ様にポツンと建っていた(今だったら風紀的な問題からそんな映画館は存在出来ないのだろうが・・)。
俺はその状況を見て唖然としてしまい、この時ばかりはそこに居る通行人をマシンガンで一掃し、人通りが無くなった事を確認した後に映画館に財布を取りに行く、と言う物理的にも論理的にも社会的にも無理なシミュレーションを取り敢えず頭で立てた事があった。
また、恥を忍んで財布を受け取り帰宅した際、「あんな夜中に一体何の映画を見に行っていたのか!?」と言う親からの厳しい追求に対し、この時も少なからず一家無理心中を頭の片隅で企てていた。
プライドとはそのくらい重いものなのだ。


<ブラフマ、ビシュヌ、シヴァ>

ヒンドゥー教における3大神の事。
ブラフマが創造、ビシュヌが繁栄、シヴァが破壊、と言う役割を持っているらしい。
俺が最初この名称を耳にしたのは、石森章太郎(石ノ森章太郎)原作のサイボーグ009において、敵方に当たる3人の首領の名前からだった。
言葉の響きの面白さから覚えていたのだが、今考えるとそんな大それた固有名詞を、例えテレビアニメの登場人物ながらも敵方に付けてしまったのだから、放送当時に良くヒンドゥー教信者からバッシングを受けなかったものだと思う。
創造の神に繁栄の神。
当時の彼らの所業からすれば3人が3人とも破壊神としか思えなかったが。


<フリーズ>

@米国の警察官等が容疑者に向けて銃を向ける際「動くな」と言う意味で発する言葉。
A人間を見下し、自身の能力を以ってすれば不可能は無いと自負するプライドの高いコンピュータが、自らの処理能力を超える要求をされた際に行なう全く無責任なケツの捲り方。
頭の良いヤツほど中身は子供、と言う良い例である。


<BR(ブルーレイディスク)>

これまでのアナログ映像に比べ遥かに高解像・高詳細な映像を実現したのがデジタルハイビジョン映像で、その性能の全てを収められるメディアがBR(ブルーレイディスク)である。
素晴らしく綺麗な映像を堪能出来るが、アダルトビデオにおけるBR映像は女優の肌の汚さを目立たせてしまう他、そんなに詳細に見たくもない「箇所」まで克明に映し出してしまう為に幻滅する可能性が高い。デジタルハイビジョンに耐え得るAV女優は数えるほどしか居ないのではないか。
大昔、マスプロアンテナのCMで「見えすぎちゃって、困るの〜ん♪」と言う歌が流れていたが、よもや今から30年以上前に現在の世の男性の心境を把握出来ていたとは驚きである。
しかし見方を変えれば、いつの時代でも男のスケベ心は同じである、とも言える。


<ブレストファイヤー>

アニメ「マジンガーZ」の中で比較的トドメに使用される頻度が高かった武器。
胸部から熱い謎の光線が出て敵を溶かしてしまう。
「胸」の事を英語で「Breast(ブレスト)」と言う事からこの名称が付けられたと思われ、続く作品である「グレートマジンガー」でも「ブレストバーン」なる似た様な武器が登場していた。
そういった経緯から俺は以前通っていた英会話学校において、胸を指されて「ここは何と言う?」とファッキンな外人教師に問われた際、自信たっぷりに「Breast!」と答えたところ、その鬼畜米英の教師から「No!」と言われオカマの様な態度を取られた。
ブレストとは女性の胸部を意味し、男性の場合は「Chest(チェスト)」と呼ぶらしい。
当時この事を知らなかった俺は大恥を掻き、大好きだったロボットヒーローに思い切り裏切られた感を覚えた。以降「マジンガーZ」と聞くとノスタルジーよりもこの時の屈辱感が先立ってしまう。


<「プロパティ見てみました?」>

だからコンピュータ音痴に対して何でもそれで片付けようとするな!!


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