<こうかく>
アニメファンにとって「こうかく」と言えばレンズでも打法でもカニでもエビでもない。紛れも無く「攻殻機動隊」を指す。
原作、映画、TV、とそれぞれ脚本と監督は別だが、いずれも秀逸と言える作品で甲乙付け難い。
これほど練り込まれた中身の濃いシリーズは滅多に無い。30分に満たないTV版のサブタイトル1話を取っても映画の様なクオリティに思える。事実声入れを担当している声優は「攻殻は他のアニメの倍以上の労力を要する」と話していた。
さすが世界中の多くの映画監督が賞賛している作品だけの事はある。
俺も早く電脳化したいものだ。
<光速の99.99%>
宇宙戦艦ヤマトの巡航速度。
スピードが光速を超えてしまうとワープ航法と同じ扱いとなり通常の速度計算が出来ない為、ヤマトの性能を表す場合はこの数字が用いられる。
単純に光速は1秒間で30万km進むので、その99.99%となると29万9970kmになる。分かり易く時速にすると10億7989万2000kmとなり、1時間もあれば余裕で地球から木星まで行く事が出来る。
とっても速い。
<構造的欠陥>
炭酸飲料が配備されている自販機。
他の商品同様に炭酸飲料までも勢い良く投下してくる。取り出して直ぐに開封しようとすると至極当然の如く泡が溢れ出る。
21世紀も既に10年が経過しようかと言う現代において、未だにあの様な消費者の立場になれない自販機が幾つも存在するこの日本はどうかしている。店員のオバちゃんから手渡しされる方が遥かに良い。
<鋼鉄ジーグ>
'70年代のTVロボットアニメ。
腕や脚が磁石の力で胴体と合体し完成形となるロボットである。
偶然か必然か不明だが、後のプラモデルや超合金玩具のキット化がとても実現しやすい変形システムだった。
ただ、いくら強力な磁石を以って合体しているとは言え、構造上最も弱いとされる関節部分が磁石で接着しているのは如何なものか。
オープニング曲では
「磁石の威力だ〜♪ 鋼鉄ジーグ〜♪」
と誇らしげに歌っている。
磁石の威力って・・・。そんなに凄いか?
<郷秀樹>
「帰ってきたウルトラマン」の人間形態の時の名前。
明らかに郷ひろみと西城秀樹を足して2で割ったネーミングである。
世を忍ぶ仮の姿でありながら、当時大人気の芸能人の名前をモジって使用するなぞ、意外とM78星雲の人は流行に敏感で自己主張が激しいタイプなのかも知れない。
<小軽部>
風貌が軽部アナに似ている事からそう呼ばれている鹿児島テレビのアナウンサー「坪岡ナントカ」(下の名前忘却)。
どれだけ軽部に似ている事が本人にとって悔やまれるか。心中察する。
<「ここは俺に任せろ」>
追っ手から逃れるうち、時間稼ぎの為に他の仲間を先に行かせて自分が居残り盾となる時に言うセリフ。
この当事者となる者が死亡したり大怪我を負う確率実に95%。
しかしクールな男の言語ベスト100にランクイン。
<個人情報>
住所、氏名、顔写真等その個人を特定出来る情報の事。
個人情報保護の関心の高まり及びストーカー的犯罪の多発から、今や一般的に守るのが当然とされている。
よって、観光地で開放的な気分でいる女性に「この素敵な風景をバックにモデルとして写真を撮らせて貰えませんか?」と声を掛け、成功した暁に「後で写真を送りたいので住所と名前を教えて欲しいのですが」と言うナンパも今の世界では難しくなってしまった。
無念。
<コラボレーション>
英語で共同制作・共同事業の意味を持つ。
最近では複数のミュージシャンが共同でCDを制作した際に良く用いられる。しかしコラボレーションとは他部門・他業種の者同士による共同制作が本来の意味であり、同業種の共同制作とは意味が異なる。
例えば原作:麻生総理大臣・作画:梅図かずおによる「たろうちゃん」と言う漫画が完成したとすればこれはコラボレーションになるが、作詞:阿木曜子・作曲:宇崎竜童による楽曲「プレイバックPART2」は単なるミュージシャン夫婦の共同作業でありコラボレーションとは言わない。しかし、作詞:タモリ・作曲:なぎら健壱による下ネタソングが存在した場合は色々な意味で微妙である。
いずれにしても、何でもかんでも共同制作が「コラボレーション」とされてしまったのは、目が笑っていない軽部アナを始めとするメディアの誤った認識が主な要因と言える。
いつの時代においてもプロパガンダの影響は大きい。あんな蝶ネクタイで人を見下す様な冷たい目の軽部の言う事ですら大衆は真に受けてしまうのだ。
<根拠の無い法則>
電話で会話をしている時、相手の声が遠くて聞こえにくいと、何故か「え!?聞こえない!!」などと言ってこちらの声が大きくなってしまう傾向がある。
耳の遠い老人が電話の際に大きな声を出すと言うのはこの説を裏付けている。
これを逆手に取れば相手の声を大きくさせる事が出来るのではないか。
つまり、こちらも相手が聞き取りにくいくらいに小さな声を発すれば、自ずと相手が大きな声で喋ってくれる可能性が高くなる、と言う事だ。
俺の父親はこの説をさも当たり前の様に語るのだが、そこに根拠は全く無い。
また、聞こえにくい事による相手の苛立ちが父親の計算には入っていなかった様で、それを本気で実行した母親は電話相手にキレられた事はあったらしい。
<混血子女>
親族に別国籍の人種が混じっている事。
親がその場合はハーフ。祖父母がその場合はクォーターと呼ばれる。
基準はあくまでも国籍である為、日本に帰化したサッカー選手の三都主(サントス)の子供はどんなに外国人顔をしていても正確にはハーフではなく純日本人となる。また、完全に日本人顔をしていても日本人とモンゴル人の間に生まれた子供は当然の事ながらハーフである。その場合の見分け方としては、仮病を使って職務を放棄し趣味に明け暮れる子供じみた行動を取るかどうかがメルクマールとなる。
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