この番組は毎週土曜日の夜11時10分からフジテレビ系列で放送しているドラマです。
イジメがテーマになっています。
主人公の「椎葉歩(しいばあゆむ)」は中学3年の時に成績優秀な親友の「篠塚夕子」と同じ進学校「西館高等学校」に入りたいが為に一所懸命勉強したのですが、受験の方は元々勉強の出来なかった歩が受かって合格確実と言われていた夕子は不合格という何とも不運な結果となってしまいます。
「アンタさえ居なければ自分は受かった」と歩にとってショックな言葉を残し夕子はマンションから飛び降り自殺を図ります。
幸い未遂に終わったものの、歩の心には大きな傷が出来てしまいました。
友達を失うくらいなら最初から一人の方が良い、と完全な虚脱状態で歩は高校生活を始めます。
そんな彼女に対してクラスでも一目置かれる美人の「安西愛海(あんざいまなみ)」が歩に「友達になろう」と声をかけてきます。
一人で居る事に何処か寂しさを覚えていた歩は、そんな愛海の言葉を嬉しく思い、再び楽しい学園生活を送ろうとするのですが。。。

この作品の原作は漫画で、別冊フレンドに連載されています。
例によって俺は原作を読んだ事が無いのですが、歌手のaikoがおすすめの漫画として、とあるテレビ番組で話していた事を覚えていたので、ドラマ化されるのなら観てみようかと思ったのがきっかけでした。
俺は個人的にイジメには無縁の学校生活を送っていたのでイマイチ実感が湧かないのと同時に、既に学校というカテゴリーから離れて20年近くが経つので、イジメに遭っている学生に対しても「たかが3年やそこいら、アホは好きにやらしといたら良い。何かあったらタイマンでぶっ潰してやれば済む事」とか思ってしまうのですが、当の学生達にとっては、社会に出てからという未来の事などその時は想像も出来ず、目の前にある現実生活の殆ど全てを網羅する環境が学校であると思っている事から、そこにおいての精神的・肉体的苦痛は相当なものなのでしょう。
放送時間が夜の深い時間帯なので、過激なシーンもこれから出てくると思います。
しかし、一人の少女がイジメに立ち向かい、加害者側を次々と屈服させていく(であろう)光景は、観ていてもひとつのカタルシスを感じる事が出来ると思います。
まだ放送されて1回目なのですが、これから歩がどうやってどん底から這い上がって来るのかが楽しみなところです。


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