<マイコン>

個人で所有・使用するパーソナルコンピュータを昔はパソコンと呼ばずにこう呼んでいた。
ちなみにドラマ「太陽にほえろ」でコンピュータを以って事件を解決に導く刑事役を演じていたのは石原良純である。ニックネームは「マイコン」。
この頃の俺は太陽にほえろを観ていなかったのだが、汗水垂らして事件を解決するのが何ぼの七曲警察署において、「んなかったるい事やってられっかよ!外は雨だよ!雨!!」とばかりにデカい態度のお坊ちゃんぶりを発揮し、セコセコとコンピュータをイジって犯人捜しを行なうも結局は思った通りの成果をあげられずイライラし、「山さん」こと山村刑事に「頭デッカチになりすぎては解決出来る事件も解決出来んぞ」と肩を叩かれ諭されているであろう辺りは、何とも石原良純のイメージにピッタリである。俺の勝手な妄想に過ぎないが。


<まかない>

飲食店で店員にあてがわれる食事の事。
「この店のまかない飯が好きで、メニューには無いけど良く頼むんだよ」と中尾彬的芸能人が良くのたまっているが、そもそもまかないは、仕入れ品の中から形や味の質が落ちる材料を使用して手軽に調理された物なのだから、レギュラーメニューを超える味になぞなる訳がないのだ。
物珍しさでたまに貧乏人の味を堪能したくなるのか、それとも庶民に媚を売って人気を得ようとしているのか、彼らの目的は明確ではないが、いずれにしてもお金持ちの「おたわむれ」としか見えない。
「やっぱりお茶漬けが一番だな」とか「卵かけご飯が最高」とかほざいているのもまた然り。
なら一生そればっか食ってろ。
しかし、本当にまかない飯がレギュラーメニューを超える味を持っているとしたら、それは店側の身内への過剰な利益供給に他ならず、代金を支払っている客からすれば店への弾劾を敢行しても良いと言える。


<曲がるストロー>

ストローの途中がアコーデオン状になっている為に三次元的な変形が可能となっている。
しかし野菜ジュースを始めとしたパック形式のジュースに付属してある曲がるストローははっきり言って意味が無い。
パックジュースのストロー差込口は密閉度が比較的高い為、パックそのものを飲み易い様に傾けてもこぼれにくい。むしろ曲がるストローは途中で曲がってしまう事で差し込む際の安定性を欠く事が諸刃の剣の様に欠点ともなる。
世の中全ては適材適所に則るべきであり、これ見よがしに何でも新しくて性能の良いものを採用すれば良い、と言う訳ではない。
最新式の宇宙戦艦アンドロメダに装備されている拡散波動砲よりも、ヤマトに付いているオリジナルの収束型波動砲の方が使い勝手が良い、と言うのと同じである。


<まぎらわしい>

インフルエンザが大流行している時期に普通の風邪をひく人間の事。


<幕の内弁当>

少しずつではあるが多くの種類のおかずが堪能出来るお弁当。
言い換えれば、浅く広くの「何でもいっちょかみ」的な無難主義の人間が好む弁当である。
俺は生き方においても食事においても好きなもの以外には全く興味が無いので、この幕の内弁当を自ら所望して食べた事が無い。何と言っても好きなおかずをひたすら食べたい牛丼まっしぐら主義である。


<マット(MAT)>

@決してプレーの名称ではない。
特撮番組「帰ってきたウルトラマン」に出てくる地球防衛隊の略称。Monster・Attack・Teamの頭文字を取っている。
それにしても科学特捜隊しかりウルトラ警備隊しかりZATしかり、彼らはあまり役に立っておらず、見方を変えれば仮面ライダーの敵「ショッカー」の戦闘員と同じ扱いのヤラれキャラであり、ボスキャラのウルトラマンの引き立て役でしかないと思える。
Aつや消し、と言う意味もあり「マットブルー」とか「マットブラック」と言う色が存在する。
俺が使用している整髪用のワックスも「マットな仕上がり」と書いてあった。
お約束の様だが俺はこれを最初「マッチョな仕上がり」と読み違えてしまい、確かに髪の毛が隆々と盛り立つ様を見て本気で納得していたものだった。


<マフラー>

@排気音のサイレンサー(消音器)的役割をする自動車部品。
歪曲にし触媒を入れる事で消音効果を図るのが一般的だが、騒音を撒き散らす暴走行為が好きな輩は敢えて触媒を抜いてストレートパイプ(直管)を装備している。
A首に巻く防寒具
これをたなびかせる長さが長い程ヒーローらしくなれる。勿論真夏でも常備するのがヒーローの掟である。


<幻の右>

元WBC世界ライト級チャンピオンのボクサー「ガッツ石松」が、チャンピオンベルトを手にした試合で放った右のフックパンチの事と言われている。しかし詳細は定かではない。
と言うのも、昔の自身の映像を見たガッツが「ああ、今のが幻の右ね」と曖昧な解説をするまではガッツなだけに許せるのだが、それを言う度に映像のガッツは違う種類の右パンチを繰り出していた事から、実際のところどんなパンチなのか素人の我々には全く分からない。正に「まぼろし」である。
そもそも自分で自分の放つパンチを「まぼろし」と言い切ってしまう辺り、ひょっとするとガッツ自身もそのパンチがこの世の物では無いと思っているのかも知れない。


<「○○歳にもなって何をやっている・・?」>

親からは「中学生にもなって・・」、「高校生にもなって・・」、「大学生にもなって・・」と言われ、就職してからも会社の同僚や先輩から「いい歳して・・」と言われ続け現在進行形。
そこでやっと気付いた事がある。
俺は生まれてこのかた世の一般男性よりも常に10年以上遅れて生きているのだ、と。
きっとこのまま「ジジィにもなって・・」と非難され、死んだ後も部屋の片付けを行ってくれている人たちからは、机の引き出しやタンスに潜んでいるエロDVDを発見され「仏様にまでなって・・」と言われるに違いない。
それは確実だろう。


<○○宣言。○△の主張。□○の決意 等・・>

1980年代、落ち目の女性タレントが初めてヌードになってグラビアを飾る際のキャッチコピー。


<マンガ喫茶>

簡易ラブホテルではないので、ここでHをしてはいけません。



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