<ヌンチャク>
原型となっているモデルの発祥が沖縄とも中国とも言われる、長さ30cm、直径3cmほどの円柱形の棒2本を鎖等で繋ぎ止め振り回して使用する武器。
拳法の使い手ブルース・リーが映画で使用した事で有名になったが、厳密にこの武器は中国拳法のアイテムとしては認められていない(そもそもブルース・リーの拳法の型自体がオリジナルである)。
映画のヒットに伴い日本におけるヌンチャク需要が爆発的に高まったのだが、当初は供給体制が整っておらず自作する少年達が蔓延した。これにより小・中学校の掃除で使用するモップが紛失・盗難に遭うケースが激増し、一種の社会問題となった。モップが丁度良い太さだったらしい。
その後、安全を考慮した上でプラスティック製のヌンチャクが玩具メーカーから発売され俺も親に買ってもらったのだが、子供心にその軽さとスカスカ感に「これでは全然『ミスター・ハン(鉄の爪)』に対抗出来ない」と思ったものだった。
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