ここ最近俺は昼食にコンビニのおにぎりを食べているんです。
ダイエット敢行中なので、1個だけ食べます。
1個しかおにぎりが食べれないとなると、一気に集中力が高まるもので、非常にこのおにぎりを食すに当たっての分析力にかけても針の穴に糸を通すがごとくキレのあるものになるんすよ。いやホントに。。
そうして気付いた事。。。
おにぎりとは「諸刃の剣」である。
つまり、あっち立てればこっち立たずなんだ、と言う事です。
分かりやすくグラフで説明すると、食べる際の工程(時間)を横軸に、テンションの上がり具合を縦軸にした場合、おにぎりにおいてはお山の様な曲線を描くグラフが完成するんです。
おにぎりを食べ始めた時、最初の一口では、なかなか具に辿り着きませんよね。
だから、この時点ではご飯とお海苔しか食べてないんです。
「今日はイクラおにぎりだぁー!あっふぅ〜!」とか言う気持ちでいても、最初の一口目ではイクラまで届かず、ちょっと寂しい気分でテンションも低い状態になってしまいますよね。
だからグラフも下の方です。
でも二口目辺りからは具まで達するので、「来たぁ!イクラ来たぁー!」と言う感じで上がりまさぁ。
ここでグラフは一気に上向きです。
で、三口目になると口の中は具が大半を占める事になり、まさに絶好調。
グラフも最頂点まで到達。
うっひゃっひゃ!コマネチコマネチ!
しかしその次は、具は入っているけど、さっきよりは少なくなるので、グラフも下向きに変わります。
そして最後の一口に当たっては、また具無しとなってしまうのでグラフもまた一番低い所に位置します。
てな訳で、グラフは見事な山形の曲線になります。
・・・
・・
あーー、、、何かこの後の話を考えてたらグラフの事がどーでも良い事に気付いた。。しかも分かりやすくグラフとか言いながら、かえって分かりにくくなってるしぃ。。笑。。
結論として、おにぎりの場合最初の一口と最後の一口(まぁ、おちょぼ口の人なんかは最初と最後の二口くらい対象かも知れませんが・・)が、どうしても具無しになってしまうんです。
今の日本は過去に例を見ないほど長期的な好景気が続いているらしいから
「一個438円くらいまでなら余裕で払うんでヒルズ。だから一口目から具を食べれるおにぎりが欲しいで東京ミッドタウンよ」
なんて言ってるお金持ちも中には居ると思うんすね。
だからそういう人を対象とした「セレブおにぎり」なんて言うものを作っても良い気はします。
そうは言っても、実はコンビニのおにぎりコーナーを良く見てみると、おにぎりの具をご飯のサンドイッチにして、一口目から具が味わえますよ的な物も実際は既に販売されているんですよね。
おにぎりの真ん中に具のラインが入っている奴です。
アレなら確かに一口目から具が味わえます。
ところが、アイツには致命的な欠陥があるんです。
実はあのおにぎりは具を選ぶんですよ。
元々おにぎりはご飯の持つ粘着力によってのみ形を成していられると言う、非常に不安定な存在なんです。
具が真ん中にだけ入っていれば周囲をぐるりとご飯で囲う事が出来る為、ある程度の安定感を保つ事も可能なのですが、サンドイッチ状にすると、具のせいでご飯が完全に左右に分断されてしまうんです。
イデオンがイデオンソードで惑星を真っ二つにしてしまう風情です。
ハンバーガーのパンの部分がご飯に当たる様な格好になるので、これだと非常にバランスの悪いおにぎりになってしまい、食べている際にボロボロとご飯が崩れていってしまうんですネ。
具がある程度粘着力を持った物であればご飯との融合も可能なんだけど、定番のシャケやタラコやイクラなんかは、彼ら自身に粘着力が無い為にこのサンドイッチおにぎりの具としては役不足なんです。
なんです!
・・・・
・・・
まぁ色々グダグダと話してるんだけどぉ。。。
おにぎりと言う日本古来の食べ物は、その時すでに完成の域に達していたのですよ。
それを更に進化させようとする事が無理なのだ、と言いたい訳です俺は。
「おにぎり革命」だ?
何だその革命児気取りは。
「革命」ってのはそれまでの常識をくつがえし、それが通例として認められた者にのみ与えられる称号ですよ。
一時的な転換を革命だなんて呼ばないんです。
コンビニに並ぶ連中を見てみて下さいよ。
おにぎりの具が、ゆで卵や玉子焼きやタコヤキだぁ?
玉子焼きに至ってはご飯からはみ出ているんですよ?彼本人が。
そんなスマートにもクールにもならん荒くれ連中が革命児としてなぞ認められるものかよ。
あんなんはおにぎり革命じゃなくて、おにぎりテロっすよ。または、おにぎり反乱、おにぎり一揆、おにぎりええじゃないか、ですよ。
簡単に政府に鎮圧されてしまうんです。
つまりですねぇ、、歴史と伝統のあるおにぎりを食すに当たっては、あーだこーだ不満を言うな、って事なんです。
一口目で具に辿り着かなくても、次に来るであろうシャケの、タラコの、イクラの香しいテイストに思いを馳せれば、実際に具に到達した時の感激もまたひとしおだと思うんです。
そして最後の方、具無しでご飯とお海苔を食べている時も、あの美味しかったシャケの、タラコの、ウナギの(ウナギ?)余韻を感じながら食べる事で感慨深くおにぎりを味わえるんですよぉ。。。。
・・・・・
・・・・
・・・
あのぉ。。。
総合的に何が言いたいかっつーとですね。
毎度ひとつのおにぎりをここまで吟味してしまうくらいに
今のダイエットはキツイ言う事ですわ。。笑。。
前のページへ