シムソンズ


この作品は2006年2月に劇場公開されたものです。
舞台は北海道のサロマ湖に面する町の常呂(ところ)町で、氷上のチェスと呼ばれているカーリングの楽しさに目覚めた少女達が最終的にソルトレーク五輪を目指すと言う物語です。
主人公である「伊藤和子」(加藤ローサ)は勉強が全く出来ない上、将来についても何も希望を持てないでいる高校3年生。そんな彼女がふとしたきっかけでカーリングに出会います。そして和子と同じ素人の友人「林田史江」(星井七瀬)と「小野菜摘」(高橋真唯)、そして唯一のカーリング経験者である「尾中美希」(藤井美菜)の4人が北海道大会に出場し活躍していきます。
シューズを履いて氷上に立つ事すら初めての和子・史江・菜摘に対し美希は性格に問題がありながらも将来を嘱望されている選手の為、最初そんな3人の不甲斐無さに冷たい態度を取ります。しかし練習を重ね3人が実力を付けて来ると同時に友情も芽生え、チーム「シムソンズ」はひとつになっていきます。
俺がこのDVDを購入しようと思ったきっかけは、好きな俳優である大泉洋が脇役で出演している事だったのですが、本編を観てみると彼は実に重要な役回りを演じていました。
やや出来すぎ感のある物語ですが、カーリングの勉強にもなったし何より役者陣やスタッフの熱いものが伝わって来た作品だったのでなかなか楽しめました。
尚、シムソンズはソルトレーク五輪に出場した日本人チームの名前であり、この物語は実在する人物・舞台設定をモデルに製作されたらしいです。
トリノ五輪で一躍日本でも脚光を浴びたカーリングですが、この作品を観て俺はもっとカーリングのプレイを観たいなぁ、と思う様になりました。
あと個人的には尾中美希を演じている藤井美菜が可愛らしいと思いました(笑)


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