<大艦巨砲主義>

マイトガイこと小林旭の事。
大御所とされる映画俳優や時代劇俳優等が芸能界において生き残りをかける意味で畑違いのバラエティ番組に出演し、現代には無いズレた感覚を披露する事で視聴者に新鮮さを与え注目を浴びた例が過去にあった(高橋英樹、江守徹、中尾彬等)。
そこで同じ様に小林旭にも白羽の矢が立てられたのだが、彼のその空気の読めなさ加減や扱い難さ(トーク番組で与えられた時間を大幅に超えて喋る・放送出来ない言葉を連発する等)にスタッフ及び司会者が閉口し、以降同ジャンルでのお声が掛からなくなった。
当時の芸能界の時代背景を語ったり、それまでのイメージを覆すキャラクターを発揮したりして、そのギャップを「笑われる事」が彼らに求められる役割だったのだが、不器用な小林旭にはこれが出来ず、自分が笑われ役となる事が面白さである事なぞ到底理解が不可能だった様である。
つまり、高橋・江守・中尾等は早くから航空の時代が到来すると読んで艦船を航空母艦にシフトした欧米艦隊と言え、片や小林旭はいつまでも大きな戦艦で海を制す者が全てを制すと思い込んでいた旧日本海軍と同じ思考と言えるのだ。


<ダイエット>

公言した人間が失敗する確率80%


<大山鳴動して鼠一匹>

事が起きる前の騒ぎが大きい割りに結果は大した事がなかった、と言う意味のことわざ。
例:
@ノストラダムスの大予言
A宇宙戦艦ヤマト(完結編)の古代進と森雪のSEXシーン
B北京五輪・長野聖火リレー(正確にはアホ数人)


<太陽>

人工的エネルギー無しに自家発電で核融合を行なっている、地球にとっても人間にとっても無くてはならない恒星。
太陽の現在の年齢は約50億歳。恒星の寿命がだいたい100億歳と言われているので、人間なら40代の課長クラスに当たる正に働き盛り真っ盛りである。だからアレだけ元気に燃え上がっている。「俺が太陽系を支えているんだ!」とばかりにリーダーシップを発揮して盛り上がっている。
太陽の表面温度は6000度だが、火柱のコロナにおいては何と100万度もあるらしい。とっても熱い男だ。
人工ものとは言えそんなコロナを打ち抜いてしまうのだから宇宙戦艦ヤマトの艦首波動砲は人智を超えたとんでもない兵器と言える。


<抱き合わせ商法>

需要の非常に高い人気商品に、在庫とも言える売れない商品をセットして販売する手法。
初めてこの商法に遭遇したのがガンダム関連のプラモデルであると言う人は俺だけではないと思う。
俺は当時大好きだったジオン軍のモビルスーツ「ジオング」を近所の模型屋で購入した際、何故か宇宙戦艦ヤマトに出てくるガミラスの「戦闘空母」のプラモデルがヒモでくくり付けられている事に気付いた。
相場を知らないバカな俺はヤマトが好きだった事も相俟り、この当時とても得した気分になっていた。よって抱き合わせ商法に乗ってしまっていた事を自覚したのもだいぶ後になってからだった。父親でさえも「オマケが付いていたか。良かったなぁー」とのたまっていた。
尚、現在不当な抱き合わせ商法は独占禁止法に抵触する。


<タキオン粒子>

光速を超えるスピードを持つ粒子と言われている。
ナントカの理論によれば、光よりも早い物質は人間が目視する事が不可能とされている。よってそんな速い粒子を確認し加工し戦艦のエンジンに取り込み、あまつさえ敵に決定打を与える武器のエネルギー源にまでしてしまう真田工場長の技術は目を見張るものがある(正確にはイスカンダルの技術を基にしているのだが、チューンを施し実践したのは紛れも無く地球の技術者である)。
かような究極天才の真田工場長。自身の手足爆弾の性能について精度の高い遠隔操作が出来ない点など、イマイチ画竜点睛に欠ける辺りは彼のご愛嬌と言ったところか。


<タコ八郎>

元プロボクサーの「マルチタレント」。
没して数十年が経過するが、彼ほど自身の確固たる地位を築きあげ、誰にも干渉される事が無かったタレントは今の芸能界では存在しないと思われる。
強烈なキャラとそのボケっぷりは神がかり的で、同じプロボクサー出身の「まぼろしの右」ことガッツ石松とは正直レベルが違っていた。
多くの人が彼のボケを「天然」と思ってた様だが、実は全てが計算されたものである事をビートたけしが昔ラジオで語っていたのを聞いた時のショックは今でも覚えている。
殆どの視聴者を欺く事に成功した彼が泥酔状態で海に入って溺死した際の「タコは海に帰って行った」と言うタレント仲間の言葉がとても印象的だった。


<闘い>

あと30分ほどで起床時間と言う際に尿意をもよおして少し目が覚めてしまった時、耐えてそのまま寝に入るか、多少の時間ロスがあってもスッキリしてから再度寝に入るか、自身の中での雌雄を決する争いが良く行われる。
俺は意地っぱりなドMなのでもちろん前者である。


<宅急便>

ヤマト運輸の登録商標。
宅配で荷物運搬を依頼する事を「宅急便」と言う人が多いが、一般的には「宅配便」と呼ぶ。
「宅急便」はいわゆる「飛脚便」とか「ペリカン便」に相当し、その運送会社の個別名称に他ならない。
漫画「ピーナッツ」が正式名であるにもかかわらず、その登場している犬のキャラが立ち過ぎて「スヌーピー」がタイトルだと思っている人間が多いのと同じである。


<田原俊彦>

どこ行っちゃったんだろう、と誰もが思いつつ、決して「あの人は今」と言う番組にさえも出して貰えないと思えるタレント。
ちょっと頭角を現したからと言って独立しても、元居た会社の社長の弱みでも握っていない限りはたちまち業界的に抹殺される、ある意味のモデルケースとも言える存在。


<他力本願>

のび太の事。
これが染み付くと人として全く成長しなくなるので、あのアニメは俗悪番組のカテゴリーに含めるべきだと思う。
何故に父兄からクレームが殺到しないのか不思議でならない。



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