天使

この作品は2006年1月に公開された映画です。原作は桜沢エリカが描いている漫画なのですが、これまた俺は原作を知りません。
人間関係や将来の事について悩んでいる人にしか見えない天使が、特に意識的に彼らを助けるという訳ではないのだけど、結果的に幸せを運んでくれるという物語です。
ファンタジー色が前面に出ている作品にも関わらず、登場人物の設定等が非常にリアルで、そこを巧くマッチさせている感じがします。観ていてとても心が暖まる物語ですね。
また、俳優陣の永瀬正敏、永作博美他の演技がとても自然で、本当に何てことのない街に住む人々の普通の日常を見ている気がしました。主役となる天使の役は深田恭子が演じているのですが、彼女には一切のセリフが無いのでなかなか難しい芝居だったのではないかな、と思います。
しかしこの手の映画は、とかく原作との乖離が露呈してしまうものであり、原作ファンから支持を受けられるのかなぁ、と言う気がします。特に天使役の深田恭子には賛否両論があるのではないかと思います。深田恭子はとても可愛らしい顔立ちをしているので、天使という役には合っている気がするんですけど、イメージが違うと言う人もきっと居るのでしょうね。
個人的にはジンライムが好き、という天使の設定が面白かったです。ジンライム飲みたくなりました。そしたら俺の前にも天使が来てくれるかな(笑)
天使と言えばエンジェル。エンジェルは良いですよ。


前のページへ