←前のページへ トップページ↑ 次のページへ→

山梨県甲府市

弥三郎権現

2004年10月24日

弥三郎権現のお話し
この羅漢寺山弥三郎岳の名称は…
その昔、甲斐国、御岳(今の昇仙峡)にある名刹羅漢寺に弥三郎という酒造りの名人が寺男として住んでいました。
この弥三郎は、武田家の勝ち戦の祝い酒などを造り、大変重宝がられておりました。が、この弥三郎は大の酒飲みで失敗が多く、その非を住職にいさめられ、一斗の酒を最後に禁酒を誓い、その夜、この頂上より天狗になって消えてしまったと伝えられ、いつの頃からか、ここは弥三郎岳と呼ばれ、弥三郎権現としてこの頂上の南側絶壁の岩穴に、現在も酒の神として本殿が祀られております。
現在まで、近郊近在の醸造主がお参りに来たものです。
(看板資料より)


羅漢寺山の最高峰弥三郎岳(海抜1058メートル)にある(ロープウェイ山頂より徒歩10分)。この弥三郎岳は、天正時代紀元1500年代武田家に仕えた酒造りの名人、弥三郎の名に由来するという。この弥三郎は大酒飲みで、ある日突然、大岩穴より天狗になって消えてしまったという伝説から、今日もなお酒の神様として近郊近在から造り酒屋、民話伝説愛好者達の厚い信仰を集めています。又、第二次世界大戦中は徴兵から逃れる為の神様として有名で、多くの母親が息子の為に深い祈りを捧げたといいます。この弥三郎権現は弥三郎岳の南側絶壁に安置され、大変危険なところに祀られています。
現在祀られている小社は、大正年代信仰厚い夫妻に依り造り直されましたが、その夫妻が何処の誰なのか、地元の人にも不明です。
(麓のロープウェイ駅近くの案内板より)


昇仙峡ロープウェイに乗って到着した所から更に歩いて10〜15分で弥三郎岳に行くことができます。ここは鎖に捕まって昇る所があったりして結構スリルがあるのですが、山頂の手前に小さな祠があって案内板もあり上の伝説が紹介されていました。祠の中にはお酒も祀られていました。

 

 
←前のページへ トップページ↑ 次のページへ→