腸脛靱帯炎
(ちょうけいじんたいえん)

●運動をすると、膝の外側の、大腿骨の出っ張り部分が痛い

 太ももの外側、膝の外側のスネの骨から腸骨(ズボンをはくとベルトがあたる骨)までの間には、腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)という長い靭帯がつながっています。これは、直立歩行をするヒトに特有の靭帯です。

 この腸脛靱帯が、膝の外側の大腿骨の出っ張り(大腿骨外顆)と摩擦を起こして痛むのが、腸脛靱帯炎です。

 O脚の人は、靭帯と骨の摩擦が大きいので発症しやすいそうです。

 予防と治療には、腸脛靱帯のストレッチが効果的です。