アミノバイタルカップ参戦記 ひろひこ編
(2001.02.25 相模湖ピクニックランドにて)

ひろひこ編

 昨年、チーム内で壮絶なシリーズ順位争いが繰り広げられたイベント、アミノバイタルカップが今年も始まりました。とはいえ、今回のヒロヒコは、写真班としての参加です。

 エンデューロ参加者のエントリー締め切り時刻が遅くなったため、出勤するのよりも遅い時刻に家を出ても、充分間に合いそうです。でも、寒い! 防寒装備をがっちり固めて、カメラを持っていざ出陣。

 外気温は一向に上がらないまま相模湖へと車は進みます。いよいよ会場入り、という直前になって、なんと雪が降り出しました。
 「うわー、絶対これ言われるよ〜」ハンドルを握るmistyが苦笑していると、案の定JTサンから「もしかして、会場近くにきてます?」と電話が。この冬はすっかり「雪を呼ぶ男」伝説が定着したmisty_rainだったが、またしてもその歴史に1ページを重ねてしまった。わはは。

 今回の参加者は、キッズも含めると200人近いという。どうりで駐車場が混んでいるわけだ。会場までの坂をえっちらおっちら登り、先に到着しているColeさんたちをさがす。雪は、快晴の空からひっきりなしに落ちてくる。変な天気!

 Coleサン&Takelクン親子を筆頭に、ウスイ★さんやCultyさん、TANIさん、JTサンといった面々とごあいさつ。みなそれぞれにアップをしたり、試走にでかけたり。ヒロヒコはひとまず腹ごしらえ。いちどレースがはじまったら、きっと山に入りっぱなしになるだろうから、今のうちに食べておかなくちゃね。

 そのうち雪も止みましたが、気温はそこそこ上がったものの風が強く、体感温度は下がりっぱなし。しかも吹きすさぶ突風に荷物を飛ばされそうになります。どうやら今日は、応援している分には、ずっと寒そう……走っていれば暑いくらいなんでしょうが。

 お隣に陣取った「アサレンジャー」の皆様にご挨拶などして、フルダイナミクスにもまたがらせてもらいました。トップチューブ530mmのSサイズ。うん、取り回しがしやすい! いいにゃーいいにゃー。

 レース開始は11時半。今回からスタートはクラス順に並ぶことになったので、いままでのように、速い人がコース入り口でいきなり大渋滞にまきこまれることもなさそうです。遅い人は、速い人にあおられることもないから、心のゆとりも持てそうです。
 そしてスタートの号砲を聞き、コース入り口で皆を見送ったら、いよいよ戦場カメラマン出動です。ウスイ★さんとCultyさんからも、それぞれデジカメを預かったので、自分のと合わせて三台態勢です。さて、良い写真は撮れるかな?

 前回は下りを激写しようとして、ことごとくフィルムをムダにしたので、今回は無難に、登り坂でみんなヘタレて遅くなるところを狙います。応援も兼ねて。

 山に分け入り、コースを逆行するようなかたちで、撮影スポットを探します。今回はエリートライダーの湯本選手も特別参加しているので、思いがけず速くに選手と遭遇するかもしれません。常に記を配りながら、コースわきを歩いていくと……来ました!
 登りのあとの、ほぼ平坦なシングルトラック部分で、選手がやってくるのが見えます。コースわきの土手にのぼり、木の幹をつかんで「がんばれー」と声をかけます。ここではさすがに両手を離せなかったので、撮影はできませんでしたが、チームのみんなが順調に走っているのがわかります。

 参加者が途切れる時をねらって歩いていましたが、コースわきから登れそうなところで山に入って進むことにしました。
 ササやぶをかきわけ、潅木をくぐり、ようやく「水場」へ到着。
 ここは、初期のアミノバイタルカップでは、豪勢にもアミノバイタルウォーターをパウチパック1こまるごと配っていたところでした。(そのうち紙コップに変わり、しまいにはなくなってしまいましたが)
 手前からずるずると続く登り坂で、みんなかなり疲れてスピードが落ちるので、まさに絶好の撮影ポイント! しかしカメラの用意がまにあわないヒロヒコ、何度もシャッターチャンスを逃します。うう、もったいない。

 3、4周回ほど皆を見守ったところで、次の撮影ポイントを求めて山に分け入ります。ササトラップにひっかかったりしつつ、水場の正面の坂を下って、「だらだら登りシングルトラック」へ。

 雨の日など、水がはけていない状態ではとんでもなく走りづらいこのポイントも、今日は前日の雨にもかかわらずドライ基調のコンディションで、速いひとは難なく駆け抜けてゆきます。しかし、体力のない人、子供などにはやっぱりつらく、くたびれはててヨロヨロとマシンを押す姿や、坂の途中で登り切れずに降りてしまい、後続が大渋滞になったりしています。
 そんな姿をファインダーに収めつつ、ヤブの中から「がんばれぇー」と応援してみたり。

 そこからまたヤブの中を移動して、こんどは一ケ所だけあるアスファルト坂の上に陣取ります。ここも、急角度で急坂に進入しなくてはならない上、アスファルト上の小砂利でタイヤがとられるために、なかなか勢いをつけて登ることができません。よって、撮影するのにはもってこい♪

 misty_rainに「見るな〜〜!」などと言われつつ、無視してファインダーを覗き続けます。そんなにヘタレた姿をさらしたくないのか。←そりゃそうだ……。

 そろそろ残り時間20分と、あとわずかになってきた所で、ピット近くへと戻ります。直前の下り坂シーンがかっこよく撮影できるかと思いきや、やっぱりシャッターがまにあわず、撮影はほとんどできずじまい。

 そんなこんなで残り3分のコール。さあ、みんなあと一周回を重ねることはできるのか? 見守るうちにウスイ★さんが現われ、余裕で最終周回へと入ってゆきました。他の面々は、いったいどうでしょう。
 残り1分のコール。と、そこに、mistyの姿が現われました。グラウンドに降りる最後の激坂を下ってきながら、「直前でJTサンを刺した!」と御報告をくれましたが、「そんなんいいから、踏めー!」と無情に檄を飛ばすヒロヒコ。
 その檄も届かず、ゴールラインを越えるわずか数秒前に、チェッカーが振られてしまいました。惜しいー。

 結局スポーツクラスのレベルは非常に高く、(エキスパートの2、3位よりも、スポーツの上位のほうが周回数が上!)善戦をみせたTANIさんも着外という、予想外の結末に終わりました。表彰台用に、フィルム残しておいたのに、残念!

 一時雪が降ったとはいえ、そんなにむちゃくちゃ寒いわけでもなく、(走るのには、むしろちょうど良かったかも)コースコンディションも良くて、また、若干コースの改修が行われたということで「走りやすかった」との声が多く聞かれたのは良かったなと思います。花粉だけが脅威でしたな。


オマケレポート:天下茶屋探訪記

 そして帰りはやっぱり温泉。レース後の抽選会待ちで冷えた体をあたために、会場から最も近い(と思われる)温泉があるとの情報を得て、みんな車に乗り込んで向かいます。トンネルをくぐり橋を渡って来た先には……
 車を6〜7台も止めたらいっぱいになってしまうような小さい駐車場の入り口に掲げられた「天下茶屋」の文字。そして、建物の姿は……ない……?

 実は、崖下へ階段をはるかに降りたその先に、建物があったのですな。それにしても階段を下る下る。途中で小さい女の子を連れた夫婦とすれ違いましたが、おかーさんの顔が、異様に疲れています。
 「これ、帰りの登りがつらそうだよー」と口々につぶやきながらなおも下ると、古そうな建物がありました。

 ここは基本的に旅館で、日帰り入浴も受け入れている、というところ。こぢんまりした玄関にはいくつか靴が並んでおり、どうやら先客がいるようです。入浴料1,050円を払って、男性陣は「大浴場」へ、女性(ヒロヒコひとりですが)は「天明檜風呂」へ。どうやら人数によって、浴場が振り分けられるようです。
 浴場へは、石を壁一面に埋め込んだ洞窟のような通路を通ります。浴場には誰もおらず、ゆっくり入浴できそう。
 でも、結構浴槽は小さく、足を伸ばした状態では、五人並ぶのがせいいっぱいでしょう。湯も熱くて、長風呂はできそうにありません。
 案の定、熱すぎて鳥肌がたってしまい、早々にひきあげることにしました。

 出てきた時には、まだロビーには誰もいませんでした。なので、この年季の入った建物を観察することに。
 季節柄、おひなさまが飾られているのは、なかなか風情があってよろしいのですが、年代物のテレビ(家具調で、チャンネルがプッシュボタン!)や、大きな大きなストーブなど、なんだかタイムスリップしたような感じです。薄いレースのカーテンのむこうに透けて見える、壁一面にはめこまれたビールの冷蔵庫にも、かなりシュールな感覚を覚えましたが。(だって、ロビーの真横だよ?)

 そのうちに男性陣も戻ってきて、しばし歓談ののち引き上げることに。
 あの長い階段を、風呂に入ってゆるみまくった筋肉で登るのは、なかなか辛かったです(苦笑)


 今回は3つのカメラをとっかえひっかえ撮影を試みたものの、ダンゴになって来られると連続撮影が間に合わなくなったり、直前まで気づかなかったりして、撮影できた枚数は、あまり多くはありませんでした。次への課題、ですな。って、次も撮影班か? それでいいのかヒロヒコ。