アミノバイタルカップ参戦記 ひろひこ編
(2000.06.11 相模湖ピクニックランドにて)

ひろひこ編

 去年はほとんど雨を降らせることもなく、改名させるという噂も出ていたmisty_rainだったが、ここに来て本領発揮。そんな特殊能力は発揮しなくていいからさぁ。
 朝から激しく気が重い。

 会場に着いたら、一面の水たまりと、あからさまに関東ローム層っぽい土が目に入った。しかも先に会場入りして試走している人たちときたら、全身泥泥ぐちゃぐちゃで「・・・転んだの?」といった格好。
 レ−ス参加のみんなで車を寄せ合って、ビニールシートをかぶせて緊急テントづくりに励むうちに、時間はどんどん過ぎていく。雨足はちっとも弱まらないし、足元はしだいに田んぼ状態になるしで、かなり戦意を喪失しているひろひこだった。

 デュアルクロスを観戦していると、ほんの短い距離を走っただけなのにみんなの服もマシンも泥まみれ。顔もドロドロ。すっかりやる気をなくしたのと眠いのとで、車の中でフテ寝しているあいだに、ペットボトルドロヨケver.1.0が完成していた。わーい。

 本日参加のレディースチームは、わがbbsから2チーム、プラス1チームの合計3チームだった。「完走すればお立ち台だ、わーい」と喜んでいたら、tomoさんが「エントリーが少ないところは、1チームしか表彰されないんだよ」と教えてくれた。ちぇー。

 ともあれ、今回ペアを組んだねねさんが、雨のオフロードコースを走ったことがないので、「今日は練習のつもりでまったり行きましょ」と打ち合わせ。いや、ただ単に自分があんまり走りたくないだけなんだけど。
 スタート位置は集団の後方。直前までブレーキの調子がおかしかったのだが、直しきらなかったので、まず1周走ってしまうことにした。試走はしていないが、どうせ1周目は詰まることは確実。気楽にいこう。

 そしてスタート。直後に渋滞。下りは問題ないのだが、登りにかかったとたん渋滞を起こしているので乗車率は低い。自分が登れないのでなおさらだ。つるつる滑る粘土質の土に顔をしかめながら、押しては担ぎ、乗って降りてはまた担ぎをくりかえす。
 心臓バクバク言わせながらようやくピットレーンに戻ってバトンタッチをしたが、1周走ってくるのに15分以上かかったと思う。先が思いやられるなぁ。

 ここでちょっとピットレーンについて。
 オーバルトラックの一部に入り口が設けられていて、内側の部分がピットということになっていたのだが、区画整理もへったくれもないので、ただただ乱雑に人と自転車がまき散らされていて、ピットエリア内に入ると自分のチームにたどりつくのも容易ではない。これははたしていかがなものか。交替を行っても、ピット出口に人と自転車がたまっているので(そこは別にシケインではない)それをかきわけて出ていくのも大変だ。これはぜひ大会事務局には改善してもらいたい問題だと思われる。

 ねねさんがコースに入ってからしばらくして、雨は止んだ。「ラッキ〜」と思ったのは大間違い。雨が止んで乾きかけた泥はとてもやっかいだ。しかも述べ何百台というマシンがそこを耕していくのだから、相当な道悪になるのは想像がつく。「わーいわーい、今日は相模湖どろんこ祭りだ〜」壊れてみる。ペットボトルドロヨケはかなりの高性能を示し、顔にドロがかかるということはまずなかった。すばらしい。

 片効きしたままだったブレーキを直したりしていたら、ねねさんが悪路走行が初めてとは思えないほど速く戻ってきた。これはもしかして・・・?淡い期待を抱きつつ、2周目突入。そうしたら、やはり道は田んぼになっていた。タイヤがみちみちと音をたてて回るのはあまり気分がよろしくない。後ろから、自分の巻き上げた泥が背中にぶつかるのも、大変気分がよろしくない。

 もうひたすら下りの楽しみだけを心の支えにして、つるつる滑る坂に靴底をめりこませて担ぎ上げ、泥詰まりを起こしてちっともはめられないSPDに腹を立てていたら、メカトラでたたずむJTサン発見。なんとリアディレイラーがもげている。3周目にして無念のリタイヤ・・・

 そして九百式さんに遭遇。ねちょねちょの登りで押しているところを抜いてもらう。だんだん心臓より脚のほうがつらくなってきた。コース終盤では、持病の肩凝りのため右腕に力が入らなくなる。なんて情けないこのカラダ!

 1周目よりはるかに悪いタイムでねねさんにバトンタッチ。レース終了10分前にはピット入り口がクローズされるとのこと。このままのペースだと、ひろひこが走ることになるのか、それともねねさんにがんばってもらうことになるか。

 雨はすっかり止んで、おやつを食べに車へと戻ったり、ふくらはぎを揉んだりしながら交替を待つ。なぜか時間の経過がものすごく速い。あっという間に90分が終わってしまいそうだ。晴れていればそんなにテクニカルなコースではないのだろうけれど、この雨とマッドコンディションでは、自分が1周もがいている時間が長いからだろうな。

 そして3周目。ねねさんからすっかりドロまみれになったタスキをうけとり、ねちょねちょしたコースへ。轍が乾きかけて中途半端に固まっているのがいやらしい。登り坂も、みんなが滑って転んでいるのですっかりグリップが失われ、登ろうとしたところでつるつる滑って逆戻り、という人もたくさんいた。かくいう私もご多聞にもれず、押している人のわきを乗って登ろうとしたら、つるりと滑ってバランスを崩し、横にいた人をまきぞえに倒してしまったり・・・ゴメンナサイ。

 そんなこんなで全身ねちょねちょになって、ようやくラスト近くのウォッシュボード→テーブルトップ→ちょいキツめの坂 へ。そしたら何か聞き覚えのある声が・・・edokeiさんだ! びっくりしたはずみでまた滑ってしまった。「恥ずかしいから写真撮らないでくださぁい」と叫び、つるつる滑りながら坂を押して登る。
 ラスト15分、ねねさんにバトンタッチ。「ラストライダー、よろしくね♪」

 みんながゴールするまでに先に洗車をしてしまおうと、JTサンとフミさんとの3人で洗車場へと向かう。にちにちねちねち音をたてながら回るホイールが悲しい。真っ白な愛車は、すっかり泥細工になっている。スプロケットから草が生えてるし、サドルには3mm位の厚さでドロが積もってるし。それでも水をかけているうちに、なんとか見られる姿にはなってきた。ついでに自分の泥レーパンおよび泥靴にも水をぶちまけ、カサブタ状に泥がついた脚を洗ってなんとか人心地がついたのだが、みんなの所に戻ると、「ドロドロの写真撮ろうと思ってたのに! だめじゃん!」と叱られてしまった(笑)

レース後、ドロまみれになったねねさん。
髪の毛にも泥のダンゴがいっぱい。

泥んこ大会でーす。また大所帯。

 集合写真も撮って、あとはリザルト待ち。大渋滞を起こしている洗車場を尻目に、「ドリンクボトルで高圧洗車」作戦開始。トイレの洗面台からボトルに水を汲み、ぎゅっと握って勢い良く水を出した圧力で洗うという、とってもケナゲな作戦だが、これが予想以上によく効くことは、ひろひこは経験済みなのであった。SPDをカツカツ言わせながら、ねねさんバイクを洗車。ともさんもこれに加わり、地道な作業が繰り返されていた。
 なんだか夢中になって洗車していたら、おっとびっくり、わがチームはレディース部門で優勝だというではないですか! ねねさんがいっぱい走ってくれたもんね! わーい♪ 表彰式が始まり、いよいよ念願のお立ち台! シャンペンシャワーの権利をねねさんに譲っていただき、初体験!
 ツールの中継で見たあの姿のように、調子にのってぶちまけていたら、中身はほとんど残りませんでしたとさ(苦笑)

シャンペンシャワーだ〜い♪
(泡が写ってないけど・・・)

 それにしても今回のレースほどのマッドコンディションで走ったことはかつてありませんでした。基本的に天気が悪いと乗らないのが主な原因ですが(笑)。

 さて、次回のレースではどこまでがんばれるのでしょうか。

エンデューロ表彰台の4人。
左からmisty_rain、ひろひこ、ねねさん、ウスイ★さん