番が言う
番外編



 

 ○地球の歩き方 事件簿編   

(エジプト編) 2002年版

さて、歴史の国エジプト!!

この旅行は、前にも述べたように、3泊6日という超ハードスケジュール(睡眠不足)のツアーでした。

そして、今回は、飛行機に乗る時から不思議なことが起こった。

私と友人Mは、成田空港のカウンターで、旅行会社から今回のエアーのチケットをもらった。

 しかし、何故か席が、15Cと15Eという具合に連番ではなかった。確かに、飛行機は満席状態

であり、そういうこともあるんだろう位で特に気にもとめなかった。まず、我々は、お互いの席に

腰をおろした。すると、私の横と友人Mの横に、それぞれ男性と女性が座ってきた。

飛行機は、離陸し、しばらくし、ふと横の男性を見ると、同じ旅行会社の旅行案内を持っていた。

そして、友人Mの横の女性も同じ旅行案内だった。「あれ?」ということは、同じ旅行会社?

しばらくしてから、その男性と女性は話をしていた。そう、つまりこの二人は、夫婦だったのです。

つまり、飛行機の席の並び順が、男性(夫)友人M女性(妻)という並びだったのである。

同じ旅行会社なんだから、席位ちゃんとしろよ!!と思った。とりあえず、我々は、韓国のトランジット

の段階で席替えをした。 (友人M男性(夫)女性(妻)

 しかし、後でもっとびっくりすることが....。

スタートからこんな感じで、さてさてどうなることやら?やはり、トラブルの神様は今宵も舞い降りるのか?

  成田空港を出発したのが、17:00。そして、インチョン(ソウル)に着いたのが19:25。

 インチョン空港を出発したのが、22:00。ドバイでトランジットして、カイロに着いたのは、7:30分

ということは、トランジット含めてー6時間を足すと、出発から、15時間強。

ほととんど一睡もできませんでした。

カイロ空港へ降り立つとそこはまさに灼熱!!早朝ということもあり、さっそく観光へ!

 正直、最初は疲れた体にすぐの観光はこたえました。

でも、やはり遺跡好きにはたまらない国。すぐに、復活!!

カフラー王編

 私は、いつも旅に出る前にいくつかのコンセプトを持ってくる。そして、今回の重要なアイテムがこれだった。

コレクト倶楽部[古代文明編 UHA味覚糖 「カフラー王座像」 

カフラー王は、第4王朝のファラオで、クフ王の弟と考えられています。

そして、ギザの三大ピラミッドの第二ピラミッドを建造したと言われています。

この座像は、そのピラミッドに付属する河岸神殿で発見されました。

そして、この玩具は本物と違わずとても精巧に作られています。

私は今回この人形を 2体 持ってきました。理由はというと、もちろん元の場所に戻すためです。(笑)

さて、この人形の精巧さを確かめるために、私はまず、カイロ博物館のカフラー像と比べてみることにしました。

 そこで、カフラー像を見ながら、このミニチュア玩具を取り出してじっくり観察していると、急に警備員が

              

     本物のカフラー像(カイロ博物館)   ちなみに、これがツタンカーメン像!!

赤丸がミニチュア玩具)

駆け寄ってきて何やら叫びだした。ガイドさんが慌てて説明をしてくれたので事なきを得ましたが、

どうやら私が何かを盗んだと思ったらしい。いやーちょっと焦った。(ホッ!!

(ちなみに、警備員さんは、「この玩具は、よく出来ている。」とガイドさんに言ってたそうです。)

 その後、カフラー王の建造したピラミッドを探検し、そして、いよいよ本来のあるべき場所へと向かいました.。

           

       ギザの三大ピラミッド      (ちなみに上の写真は、カフラー王のピラミッド内部です。)

 そして、スフィンクスのある河岸神殿へ!!そして、写真のカフラー像が発掘された場所へ!! 

   

    (この場所で、カフラー像が発見されました。)

写真のように、もとのある場所に返してきました。

これには、ガイドさんや周りのギャラリーも大爆笑!!

ガイドさん曰く

「かなりこの玩具が精巧に出来ているので 、回収する人がびっくりしていつか新聞に載るかもね!!」

って言ってました。(笑)

これで、まずは一つのミッションが終了しました。

(ホテル編)

私は、このミッションに満足してホテルに戻りました。(いやぁー疲れた!)

そして、ホテルでチェックインをし、ベルボーイと共に部屋に行くと びっくり!!

・・・・・ダブルベッドでした。

     

カタラクト・ピラミッド・リゾート        その部屋

飛行機は席が別々なのに、ホテルの部屋は、ダブルベッドとは・・・・・。 

このツアー侮れない。急いで、ベルボーイに理由を話し、部屋を変えてもらおうとした。

しかし、ボーイは言った。「これでは、駄目ですか??」 ・・・・普通駄目だろう!!

すると、ベルボーイは、仕方ないと言った表情で、客室係りに電話をした。

普通は、そうなると部屋を変えると思う。しかし、この国は、違った。

客室係りがシングルベッドを2つ運んできたのある。そして、ダブルベッドを運んで行った。

恐るべしエジプト!! しかし、その後、ちやっかりチップ持っていかれました。

後で、わかったのですが、ツアー客の中で、一人で参加された人がいて、その人いわく

ダブルベッドでお願いしていたのに、何故か、ツインの部屋を通されたとのことでした。

もっともそのままで過ごしたそうですが・・。

ルクソール編

何度も言うこのツアーは過酷である。初日の飛行機では、ほぼ徹夜。その後、炎天下の中で観光。

 その日は、疲労もあり、PM12:00に就寝。そして、AM6:00に起床。そして、その後も炎天下の中で

観光。そして、夜は、ナイル川ディナークルーズ!!ホテルへ戻ってきたのは、なんとPM1:00。

そして、ルクソールに向かう飛行機に乗るために、AM4::00時にホテルを出発。ここでも睡眠2時間位。

と過酷なスケージュールでルクソールにAM7:00に到着。ちなみに、この日、ルクソールを出たのが

PM11:00そして、カイロにあるホテルに着いたのはAM1:00。翌朝、出発がAM7:00ホテル発でした。

ちなみに、ルクソールで、お腹を壊し、最終日は、一睡もできませんでした。

ということで、3泊6日で、エジプト滞在中の睡眠時間はトータルで、8時間位でした。

本当、帰りの飛行機は廃人みたいでした。

さて、雑談が過ぎました。  こんな過酷なスケージュールを組んだのですが、やはり来て良かった。ルクソール!!

王家の谷で、ツタンカーメン発掘現場をみたり、ハトシェプスト女王葬祭殿の壮大さに感動しました。

そして、いよいよ感動のクライマックス!!カルナック神殿!!ここで、私はあるものを持っていることを

思い出した。そう!それは、もう一体のミニチュア玩具(カフラー像)であった。

そうだ!!これを隠しみよう。もし、知らない人がこれを偶然見つけたらどう思うだろう?

そう思うとワクワク!!もし、誰も気がつかなければ、いつか自分が探しにいってもいいし、知り合いが行くことが

あれば宝探しをさせてもよし!!

まずは、隠すのにいい場所を探してまわりました。

そして、ついにここ!! 

     

埋めた場所は、カルナック神殿のオベリスクの下にあります。 まだ、あるかな??

さて、旅も最終章。もう、旅も終わりかなという時、現地ガイドさんからお願いされたことがありました。

それは、今度ルクソール博物館の本の日本語版を出版するらしく、日本語の最終原稿をチェックして欲しいとの

ことでした。それで、友人Mと二人で早速チェック!!これはとても難しい。

何故なら日本人向けではなかったからです。とりあえず、カイロに帰るまでの間ずっと日本人向けに

ああした方がいい、こうした方が日本人にわかりやすいなどいろいろアイデアを出し、

カイロへ戻る飛行機の中までも話合いました。

なんか翌週、印刷にかけるといった。

いったいどんな風に出来上がったのだろうか??

すごく気になります。

横の写真が、ルクソール博物館!!ここでその本は売っています。

誰か行く人がいたら買って来て〜!!

ルクソール博物館 

そして、こんなハードな旅が終わりを告げた。  

でも、本当に、エジプト行ってよかった!!!


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