イタリアの世界遺産

ローマ歴史地区、その市内にあって治外法権を有する教皇庁の所有遺産、サン・パウロ・フォーリ・レ・ムーラ *イタリア/バチカン共同
フィレンツェ歴史地区・ ヴェネチアとその潟・ピサのピアッツァ・デル・ドゥオモ・
 
 コロッセオ (ローマ歴史地区) 1990年/90年拡大  文化遺産 (撮影:1996年2月5日)  お勧め度:8
 
             
   

時代:ローマ帝政期(紀元80年)
場所:ローマ市街


ヴェスパシアヌス帝の命により紀元80年に完成した円形闘技場。
当時は、収容辞任5万人以上を誇り、猛獣と剣闘士は、または剣闘士同士の
凄惨な戦いが見世物になった。
現在は、大理石が持ち出され、現在のような姿になった。

             
   コンスタンティヌスの凱旋門 (ローマ歴史地区) 1980年/90年拡大  文化遺産  (撮影:1996年2月5日) お勧め度:5  
             
   

時代:315年
場所:ローマ市街

高さ21m・幅25.7mローマ最大の凱旋門は、政敵マクセンティウス帝との戦いの勝利を記念して
建造された。3アーチ形式で、前面に浮き彫りが施されている。

             
   フォロ・ロマーノ (ローマ歴史地区) 1980年/90年拡大  文化遺産  (撮影:1996年2月5日) お勧め度:6  
             
    時代:紀元前1世紀
場所:ローマ市街


パラティーノの丘とカンピドーリオの丘の中間に位置する。フォロとは、広場のこと。ローマ帝国の政治、
商業と市民の生活の中心だった場所である。フォロ・ロマーノが本格的に整備されるようになったのは、
ユリウス・カエサルの時代で、アウグストゥスがこれを引き継ぎ、カエサルを祭ったユリウス神殿、
元老院やバシリカ・ユリアが整備された。

 
             
   ヴェッキオ宮殿 (フィレンツェ歴史地区) 1982年 文化遺産 (撮影:1996年2月7日) お勧め度:6  
             
      時代:14世紀初頭
場所: イタリア中部トスカーナ州フィレンツェ市街 ローマ テルミニ駅から特急で約2時間



切石積みの3層の建物で、塔の高さは94m。16世紀半ばのメディチ家のコジモ1世は
婚礼のため、画家で建築家のヴェザーリに依頼して建物の大改築を行った。
そのため外観は乏しいが、内部の装飾は華麗である。
             
   サンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂 (フィレンツェ歴史地区) 1982年 文化遺産 (撮影:1996年2月7日) お勧め度:6  
             
      時代:1296年
場所:イタリア中部トスカーナ州フィレンツェ市街 ローマ テルミニ駅から特急で約2時間


「花の聖母マリア大聖堂」は、アルノルフォ・ディ・カンピオの設計により1296年に出来た
ゴシック様式の聖堂。概観は、赤、白、緑の大理石で飾られて華麗である。
大聖堂に向かい会う八角形の洗礼堂は11世紀の建造で、フィレンツェの守護聖人ヨハネを祀る。
             
   サンマルコ大聖堂 (ヴェネチアとその潟) 1985年 文化遺産 (撮影:1996年2月6日) お勧め度9  
             
    時代:9世紀
場所:イタリア北東部ヴェネト州


ヴェネツィアの守護聖人マルコの遺骸を納めるため9世紀に創建されたが、11世紀
に改築が始められ、約400年を要して現在見られるようなビザンティン様式の聖堂
が完成した。

 
             
   ドゥカーレ宮殿 ヴェネチアとその潟) 1985年 文化遺産 (撮影:1996年2月6日) お勧め度7  
             
    時代:
場所:イタリア北東部ヴェネト州


共和国時代、ヴェネッイア総督の公邸として使われた。
外観はゴシック様式によるが、イスラム的な要素も取入られて、住持の華やかさを
偲ばせる。大評議会の間の正面の壁を飾るのは、ティントレットの大作。(天国)
 
             
   リアルト橋 (ヴェネチアとその潟) 1985年 文化遺産 (撮影:1996年2月6日) お勧め度6  
   
    時代:

ヘの字のような形が特徴。長さ48m、幅22mで通路は階段となっている。
アントニオ・ダ・ポンテの設計で1591年に完成した。ミケランジェロが設計したという説もある。
石造で白い巨象ともいわれた。

   
             
   ピサの斜塔・ドゥオモ (ピサのドゥオモ広場) 1987年 文化遺産 (撮影:1996年2月5日) お勧め度9    
             
   

時代:1063年
場所:イタリア中部トスカーナ州ピサ市内 フィレンツェ・サンタマリア・ノベッエラ駅から1時間30分

ピサのはずれにあるドゥオモ広場に建つ、洗礼堂、大聖堂、鐘楼、墓所回廊の4つが印象的である。
ピサのこのころの繁栄を象徴した建物群である。特に鐘楼はピサの斜塔として有名。

ピサのドゥオモ広場は、別名奇跡の広場(カンポ・デ・ミラコリ)とも呼ばれる

   
             
   サン・ピエトロ大聖堂 (ヴァティカン市国) 1984年 文化遺産 (撮影:1996年2月3日) お勧め度9    
             
    時代:324年
場所:首都ローマ市内に西に位置する。テルミニ駅よりバスで20分。


紀元64年、イエスの第一子であるペテロがこの地で皇帝ネロの迫害により殉教した。
324年、コンスタンティアス帝はペテロの墓の上に聖堂を建設するように命じた。
大聖堂前の楕円形をした巨大なサンピエトロ広場はベルニー設計で、284本のドリス
式円柱が広場で取り囲み、その列柱廊の上には140体の聖人が飾られている。
大聖堂の総面積は、2万2000uで、6万人収容できる。
   
             
   ヴァチカン宮殿 (ヴァティカン市国) 1984年 文化遺産 (撮影:1996年2月3日) お勧め度9    
             
   

時代:324年
場所:首都ローマ市内に西に位置する。テルミニ駅よりバスで20分。

ローマ教皇の宮殿で、ベルニーニが設計した大階段によってサン・ピエトロ大聖堂とつながっている。
宮殿ないには、ヴァティカン美術館やシスティーナ礼拝堂は、ミケランジェロによる天井画や
最後の審判の壁画がある。



   
             
       
             
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