毛利名人との決戦に備えて、素手でバイクを止める若き日の高橋名人。

16連射でスイカを破壊する高橋名人。(有名)

工事現場でケイレン撃ちに磨きをかける高橋名人。(ヘルメットが…)

以上、『高橋名人物語 実写版』からの映像でした!
・・・と言っても通用するなこりゃ。



GAME KING

高橋名人 VS 毛利名人 激突 大決戦


ついに来たるべき時がやってきた。華麗なるスーパーテクニシャン毛利名人。ミスター16連射パワー高橋名人。
数々のファミコンゲームを征服し尽くしハイスコアを独占して、いつからか名人の称号を与えられた2人の若者。
ファミコンプレイヤー2000万人、その頂点に立つ両雄が今、真の王者GAME KINGの座をかけて激突しようとしている。
ナレーションより


 

 

 

毛利名人も対抗して愉快な特訓。でけぇトランプですねえ。
2人とも若いなあ。
ここで流れる挿入歌、『O・Z・O・N・E』があまりにもイカしてます。

高橋名人、控え室で曰く、
「今は不思議なくらい落ち着いてるんですよね。でもね、こう、対戦が決まってから今日まで、本っ当に辛くて。
ファミコンなんかで、なんでこんな思いをしなきゃいけないんだと思って、それが心にこう、ずうっとのしかかってるんですよね。」
まったくです

そして、入場はほとんどプロレスのノリですが、当然のように手にハドソン製ジョイスティック(とっても使いにくいと評判)を持ってます。
高橋名人、警察に捕まっちゃうよ?(笑)

両名人はぐるぐる回る変な筐体でファミコンをプレイ。ソフトは当時大人気の『スターソルジャー』



『スターソルジャー』対決
最終結果
毛利名人高橋名人備考
ROUND1×257,500pts339,200pts2分間
ROUND2342,200pts336,300pts×2分間
ROUND3864,600pts861,500pts×5分間
ROUND4×662,000pts855,100pts5分間
ROUND51,134,500pts1,060,200pts×4面クリア
TOTAL3,260,800pts3,452,300pts 
勝ち星32 

※自機は全ラウンド通して1機のみの一発勝負
※ゼグ以外の隠れキャラを出したら即刻反則負け


ファミコン世界一、真のGAME KINGを決めるスペシャルルール」
2000万人を超えるファミコン戦士の頂点に立つ、両名人の最後の死闘が今始まる」

…といった素敵なナレーション(ツッコミどころ満載)が頻繁に飛び交いますが、
結局どっちが勝ったのかよくわからないことで有名なこの映画。
16年の歳月を経た今、この結果をドラマチックと感じるか、ヤラセ臭いと考えるかは貴方次第ですが、
私は「ルールは後で追加して両名人に花を持たせた説」を提唱します。理由は…

とまあ、1機のみとか総合得点も競うとかは後付けだが、収録自体はほぼガチンコではないかと。
40,000点の隠れキャラであるミロンやクジラが禁止なのは、出すためのスコア調整(千の位)が安定しないから?
名人はあんまり失敗できないのだ。

・・・うーん、こういう考え方、大人ってやあね。

実はオート16連射になる「名人の指」も40,000点入るのだが、出すのに II コンのマイクを使うこと以外にも、
いろんな意味でNGなんでしょう。裏パワー禁止はエライけど。

このルールのおかげで全編、「ボーナス落としたらそのラウンド終わり」ムードが漂っています。これはちょっとどうかと思いますが…。
とはいえ、あの熱い夏を体験した人なら必見の内容なのは間違いありません。
(同時上映のアニメ、『RUNNING BOY スター・ソルジャーの秘密』も相当キテる内容です。
『スーパーキャラバン 戦士たちの6年』あたりもカップリングしてDVD化希望。)


(エンディング)
毛利公信19歳。高橋利幸27歳。
ファミコンの道を極めた2人の達人の一騎打ちは、息詰まる白熱の余韻を後に、今さわやかに幕を下ろします。
この戦いは人々の心に刻みつけられ、伝説の一戦として、これからも末永く語り継がれていくことでしょう。
力の限り戦い、見事な名勝負を見せてくれた2人の名人に、今心からの喝采を送りたい。


(スタッフロール)


16面の攻略映像付き! これは結構ポイント高い。
ひそかに協力している宇宙開発事業団にも注目です。


追記:
ハッキリ言って毛利名人の方が上手いです。(というか彼の動きはハイスコアラーのそれなので、そりゃあミスもする。)
連付きなら間違いなく…ってそれは禁句か。(笑)

追記2:
たった今、とんでもないことに気付いてしまった。こ、これは無敵ROMというやつでは…。
あと隠れキャラ禁止の件ですが、「収録がソフトの発売前」「映画の公開時期」「解説が難しくなる」等の理由もありますね。


戻る