セガサターン | |
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悪魔城ドラキュラX −月下の夜想曲− | \3,500 |
心霊呪殺師 太郎丸 | \10,000 |
スチームハーツ | \4,000 |
ステラアサルト(STELLA ASULT) | \5,000 |
戦国ブレード | \3,800 |
ティンクルスタースプライツ | \2,000 |
ハイパーデュエル | \6,000 |
レイディアント シルバーガン | \10,000 |
PC−Engine | |
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秋山仁の数学ミステリー 秘宝インドの炎を死守せよ(SCD) | \25,000 |
悪魔城ドラキュラX −血の輪廻−(SCD) | \7,000 |
イース1・2(PCD) | \1,300 |
ドラゴンナイト & グラフティ(SCD) | \4,000 |
はたらく少女 てきぱきワーキンラブ(SCD) | \6,000 |
ぷよぷよCD通(SCD) | \4,500 |
マジカルチェイス(Hu) | \5,500 |
魔導物語1 −炎の卒園児−(SCD) | \10,000 |
NEO・GEO | |
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ちびまる子ちゃん まる子デラックスクイズ | \55,000 |
ティンクルスタースプライツ | \50,000 |
バカ殿様麻雀漫遊記 | \8,000 |
ブレイジングスター | \55,000 |
マジカルドロップ3 | \22,000 |
メタルスラッグ | \80,000 |
わくわく7 | \25,000 |
超人学園ゴウカイザー | \16,000 |
レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ | \23,000 |
まず、このデータは2002年11月前後の広告チラシからのものなので、価格の変動等についてはご容赦願いたい。
確かにレアなアイテムが並んでいるように見えるが、つけいるスキはある。
例えばセガサターンの『ハイパーデュエル』(テクノソフト)などは、私は\980でゲットしているからだ。
買取なんと\6,000。まさに無から有を生み出す禁断の秘術!!
このソフト、\1,980以下なら地方の中古ショップを探せば割と見つかる。
ワゴンセールやジャンクコーナーで発見できれば、さらにオイシイものとなるだろう。
「地方で買って、中央(の価格)で売る」
これが勝利の鍵だ。ビバ嘘マップ!
ついでに、先日引っ越しした後輩からもらったソフトの買取価格を、ドットコムで検索してみた。
タイトル | 機種 | 現金の場合 | ポイントの場合 |
---|---|---|---|
新スタートレック | スーパーファミコン | \4,000 | 4,400point |
SUPER アレスタ | スーパーファミコン | \1,500 | 1,650point |
であえ殿様 あっぱれ一番 | スーパーファミコン | \4,500 | 4,950point |
ジェネラル・カオス 大混戦 | メガドライブ | \1,500 | 1,650point |
バンパイアキラー | メガドライブ | \8,000 | 8,800point |
さて、ここまではプレステ2をはじめとする現役ゲームマシンのソフトについては全く無視してきた。
しかし、「確かに現行機種のソフトの買取価格は高い。だが入手コストもまた高く、我等の錬金術の材料としては度外視だッ!!」と
言い切れるかというと、実はそうでもない。
プレステ2やゲームボーイアドバンスのソフトは在庫整理のため新品ワゴンセール行きになることも多く、
こまめにチェックしていれば差益を稼ぐことも可能である。
このへんを突き詰めていくと…
┬Aさん>同タイトルの複数売りが不可である以上、おのずと利益に限界がある。割に合わない。
├Bさん>ゲームソフト転がしは、遊んだ上に儲かるからロマンがあるんだ!
├Aさん>やりたいタイトルじゃねえと意味ねーだろ。パチスロしろ。
├Bさん>どうせスッてんだろうが! 確実に入る小金を狙え。
├Cさん>こういう奴等がゲーム業界と日本を滅ぼす。
├Dさん>投機目的で買ってる(売れてる)ものがある側面は否定できないが…。レトロアイテムですらも。
├Cさん>プレミア狙いはそれなりに楽しいけど、欲しいものじゃないと。あ、でもそれだといざ売れないか。
└Eさん>プレイした分を金額で考えるなら、新作の早解き早売りが実は一番儲かってるかもよ?
などと収拾がつかなくなるので、このくらいにしておこう。
そして本稿はより重大な問題に突入していく。
【罪悪感対策】
完璧超人の教え
「(中古ゲーム)市場とは鍛えた頭脳と鍛えた頭脳のぶつかりあいだ! だから少しでも相手よりセコさが上回った者が勝つ。」
人々は財テクと称して、預金をより金利の高い口座商品に預け替える。
諸君、何をためらうことがあろうか?
我々は労力を、管理コストを費やし、ゲーム資産の適材適所化に貢献しているのである。
今こそ正当なる報酬を受け取ろうではないか!
全てのレアアイテムをマニアのもとへ。経済活動の一翼を担い、景気浮揚に尽力すべし!
マニアはその収集意欲を失い、真人間への道を歩まざるを得ない。
諸君らの努力は需給関係を調整し、ユーザー心理に巧みにつけこんだショップのボッタクリ価格を、
本来あるべき姿に落ち着かせることであろう。これは消費者としての唯一の対抗手段である!
かくして発生した新たな資金・購買能力は新品の購入を促し、中古売買では1円も落ちてこないメーカーを潤す!
・・・これは始まりなのだ。立てよ国民ッ!!(←説得力)
【結論】
ここまで書いてきて何なのだが、コレクターじゃないと買いのブツ&売りのブツを見極められない。
しかし、買った本人がコレクターだと、勿体無くて結局売れないのであった。
この矛盾に挑むことこそが、錬金術師(アルケミスト)への辛く険しい道なのかもしれない…。
(ゲームソフトに限ったことではありませんね。アイテム複数所有はもはや基本なんじゃろか?)
なお、『ハイパーデュエル』は買取\3,500まで落ちました。
単にバブルが弾けただけか? いや、恐るべくは全国の錬金術師たちだ!
最後に、私が昔聞いたためになる話を伝えよう。
時はまさにファミコンの世。田舎町に不思議なお店ができた。
飽きて遊ばなくなったファミコンソフトを買い取り、新品より安く売ってくれるというのだ。
子供達は狂喜した。
そのお店の広告が入ってきた。ある注意深い子供は気が付いた、
「このゲーム、売ってる値段より、買ってくれる値段の方が高いじゃん。」
さっそくお店にゲームを買いに行き、すぐに売り飛ばした。
…お金が増えた。
それを繰り返していたある日、彼は店の奥に連れ込まれた。
30分程して出てきた彼は、そこで起こった出来事について決して語ろうとはしなかったという。
−完−
・・・彼がのちに錬金術師となったかどうかは知る由もない。