ベルゼブル

主人公・ノーマは名うての調査組織「ケアトーカーズ」(別名、影の円卓…実はただの何でも
屋!?)の新人で今日も雑用をこなしている。「ケアトーカーズ」のみんなはノーマを除いて
特別な力を使える「能力者」であった。そして、明日は領主の屋敷での晩餐会に「ケアトーカ
ーズ」のみんなが招待されており、領主を始めとして領主の家族と使用人たちも「能力者」で
ある。これだけ多くの能力者がひとところに集まることはめったにあることではないのだが…
ところで領主・ディクスン卿には黒い噂があった。彼は現在の地位を手にするために行方
不明になっているはずの「クリスタル」の力を使ったというのだ。クリスタルは触れた者の願
いを何でもかなえてくれるいう…ただし、相応の代償を支払わなければならないが。そのクリ
スタルをめぐって各人の思惑が交錯する中、事件はおこった。果たしてその真相とは!?……
作者によると推理サスペンスホラーコメディファンタジーだそうです!?うーん、欲張って
ますねえ、あと登場人物の多さも(笑)。僕の印象では、
メインは推理で道中はコメディ、若干サスペンス&ホラー風味ってのをファンタジーの世界で
描いた話!?かえってわかりにくいって。とりあえず、なかなかおもしろいのでコメディか
推理物が好きな人におすすめです♪ストーリーそのものは一本道で最後には、推理物にお約束の
犯人当てが待っていますので、注意深く伏線をチェックしておきましょう!普通に読んで7、8
時間かかる長編ですが、結構笑えるコメディ仕立てになっていて飽きさせません。推理物の得意
な人は謎解きを楽しみ、苦手な人も笑いながらストーリーを楽しめるのでどうぞ!あと、時間の
ある方は再読してみるのもおもしろいと思います、全てを知ってから読むとまた違った楽しみが
ありますよ♪
独断と偏見によるおすすめ度7