ゲシュタルト崩壊

最も不愉快で、怖れるべき事とはなんだろう。多分それは、自らのあずかり知らぬ場所で
一方的に運命を弄ばれる事なのではないか。 脈絡無く、必然性も無く。俺は夜の街を逃げ惑
っていた。月のない夜。逃げて、逃げて。狂った女の哄笑はどこまでも付きまとってくる。
俺が何をしたというのだろう。何かを誤っていたというなら教えてくれ。土下座でもなんでも
するよ。だから、もう許してくれ!叫びは虚しく初夏の闇に吸い込まれて行く。奇妙な夜に始
まる絶望的な逃亡劇……ホラーサウンドノベルです。キャラクターは影絵ですが、音楽はホラー
っぽくてよし。それなりに怖いが少々内容が電波で理解
しにくいところがあります。読み終わっても、なんだかわかったようなわからないような……
そんな話ですが個人的には嫌いではありません。ホラー好きな方か、なんとなく哲学的な思索
にふけってみたい人はどうぞ……。
独断と偏見によるおすすめ度3