君といた夏

夏。
学校の屋上に少年がひとり。
他の全生徒が終業式に出席する中、少年は屋上にいた。
少年にとっては全てが億劫だったから。
終業式も、学校も――生きることさえも。
毎日が退屈だった――そんな彼の日常を壊した少女。
屋上にやってきた少女は、『死の力』とも呼べる超能力を持っていた。
その上少女は記憶喪失。
奇妙な境遇に彼女自身も戸惑うが、それでも少女は笑顔を絶やさなかった。
少女はいつでも笑っていて――そのことは、少年を腹立たせた。
誰よりも生きることに絶望した少年。
誰よりも生きることを望んだ少女。
そんな二人の共同生活がはじまった――。
これは、ひと夏を駆けぬけた少年と少女の物語……分岐なしの感動物サウンドノベルです。
なにやら、ツッコミたいことが色々あるような気もするが、主人公の心境の変化が丁寧に
描かれていてよかったです♪まあまあ感動できると思うので感動物が読みたい人はどうぞ!
個人的には、彼女が主人公のところに現れた、明確な理由づけが欲しかったですね〜。
独断と偏見によるおすすめ度4