時流(トキナガレ)

死するなれば慈悲を。せめて痛い思いをしないように、そう願うだけ。
生き残るなら慈愛を。せめて運命に絶望しないように、そう願うだけ――。
これは、終わりの始まり。 無数に始まる終わりの物語。
時の流れの果てにある、誰かが歌うほろびの唄……分岐なしの伝奇?あるいはSFサウンドノベル
です。グラフィックもサウンドもよくできてボリュームたっぷりの大作♪でそこそこおもしろい
のですが、僕は今ひとつ感動はしなかったです。まず、シナリオは同じ時間を何回も繰り返す
タイプの伝奇物あるいはSFなのですが、これが難しくわかりにくいのです。僕はこの手の話を
読むのが初めてというわけではないのですが、理解するのが大変でした(汗)。理解できないと
感動も半減なので、もったいない。あと、ラストをもっと盛り上げて欲しかっ
た!短編ならこのラストで納得なのですが、長編だとなんだか欲求不満です(苦笑)。次に
キャラクターですが、一人一人はそれぞれ味があっていいのですが、全体的にかぶっているよう
な気がするのは僕だけでしょうか?まあ、結局のところSFとツンデレ娘が好きな人におすすめ
です(笑)。

独断と偏見によるおすすめ度4