絶望の狩人 教会編

 世界を支配する大ミラビリス帝国。 その帝国の頂点に君臨する『六大貴族』。 彼らは人の世はおろか、魔の棲む辺境の地まで支配したという。 栄華の極みにあった彼らが、強大になりすぎた帝国と共に忽然と世から消えた時、ようやく 『人』という種は、自らの足で立ち、進歩していくことになった。 しかし、歴史の闇の奥底に『六大貴族』が残した歪みが、大帝国崩壊より200年後ジロフトと いう小さな街を、不幸のどん底に陥れる。 跳梁する魔物と、それを狩る者達、そして、ただ平穏に暮らしていきたい人々の思いが交差し、 禍々しい世界の真の姿が、おぼろげに映し出されていく……分岐なしの長編ファンタジー サウンドノベルです。キャラクターや世界観がしっかり作ってあるので、好感が持てます♪ ただ、ストーリー上必要なのか、物語の視点が次々と替わるので、誰の視点から見ているのか 時々わからなくなるし、一人のキャラクターに感情移入するのが難しいです。 ちょっとホラーっぽい表現や描写があるので苦手な人は注意!キャラクターだけで見ると、 おもしろいキャラが多くコメディタッチの明るい話になりそうなのだが……実際そういう場 面も多いのだが、全体的には暗い話になっています。なんというか、今にも悪いことが起こ りそうな、暗雲がたちこめてくるような雰囲気が全編を覆っていて、ホラーとしては秀逸だと 思います。ということでファンタジーよりもホラーが好きな人におすすめ!

独断と偏見によるおすすめ度

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