いる 2010.5.25

離れていても
心から離れなければ
傍にいる



遊び 2010.5.25

暇で
疲れていて
泣く

泣く遊び

泣き止んで
微笑んで
死ぬ

死ぬ遊び

目覚めれば

いつもの

いつもの遊び



祈り 2010.5.25

とても静かにあなたを愛し続けている

月に寄り添う見えない星のように
窓の外で揺らめく夜の蝶のように

届かない
叶わない

涙にもうあきて

ただ、ひそやかに
祈り続けてる

幻が透けて夢になるまで



涙 2010.5.25

あの人のために流した涙
好きで苛立ってあふれる涙
それは、とても熱かった

ひとりでに零れる涙
拭う指をなくした涙
それは、果てしなく冷たい

それでも、なぜ
やめないのか
やまないのか


なんのためなのか・・



疲れちゃった 2010.5.25

幽霊でもいい
会えたらいいね

あなたの笑顔に
会えたらいいね

頑張ってる
そのことをわかってくれたのは
あなただけで

愛してる
隅々まで愛してくれたのは
あなただけで

あなたがいなくて
私は
自分を
見失っては壊して
壊しては拾って
拾っては投げ捨てて

疲れちゃった



空白 2010.5.25

寂しさを埋めるものはない
ごまかすことはできても

くりぬかれた空白に
雨が降る
槍が刺す
血が沁みる

布でぬぐえば
剥がした時に苦しく
薬にたよれば
切れた時に虚しく
血を吸えば
後から溢れる

寂しさを埋めるものはない
じっと闇が過ぎるのを待つ

あなたとの愛の証として



会いに行かなくちゃ 2010.5.25

なにもできなくていい
あなたさえいればよかった

あなたはいないから
あれこれしなくちゃ
あれこれして時間をつぶして
一生を一瞬にして
あなたに早く会いに行かなくちゃ



知ってる 2010.5.25

あなたの笑顔を
はっきりと思い出す
あなたの気配を
はっきりと感じる

それなのに、なぜだろう
あなたがもういないことを
はっきりと知ってる



はじめから 2010.5.10

また、はじめからだ

私は生まれかわり

はじめから



休憩 2010.5.10

やっとここまで来た
まだ、旅は終わらない

それでもここまで来たことに
お疲れを言いたいな

そして少し休ませてあげたい

旅の途中
でも、あなたはよく頑張った



忘れて 2010.5.10

「この顔を忘れない」

忘れてもいいから
何度もみて

何度もみて
最後に忘れて



傍にいて 2010.5.10

遠くてもいいから
傍にいて

誰かを連れたまま
私の肌にあなたの肌を合わせて

近くてもいいから
入れないで



あの人 2010.5.10

悲しいのは
あなたがあの人じゃないこと



ごめんね 2010.5.10

ごめんね
と言うくらいなら
しないで

好きにしたあとに
ごめんね
と言って



言葉 2010.5.10

元気になったよ
と言ったら
早い
と友達に言われ
悪気のない一言に
傷ついてしまう

早いのだろうか
元気になるには
元気にならないほうが
いいのだろうか

なにが正しくて
なにが間違っているのか

わからない

私の思う最善を尽くしているから
どうか私を責めないで



いい人 2010.5.10

我侭に
傲慢に
気まぐれに
軽やかに
生きてきた

今さら、
いい人になりたいって
いうの?



だめだ 2010.5.10

自分を好きになりたいと
足掻いていた
子供時代を思い出す

今も・・
せめて
愛すべき私でいたいと
決めつけてる

他者に対して
寛容でいたいなどと

自分で自分を狭めることが
必要な時期なのか

不自由の中で無理をして
誰かに頭を撫でて欲しいのか

愛すべき私
そんなもの
追っているようじゃ
だめだ



もう一人に 2010.5.10

志の高さが
私を助けた

自分のありたい自分が
私の手を引き
高みへと導いてくれた

そこに無理があろうとも
感謝しよう

パラレルワールドで微笑む
もう一人に



祈ろう 2010.5.10

私はそんなに強くない
否定されれば
やはり傷つく

それでも
信じるしかないだろう

偽りなく
生きている
生きてきた
自分を
逃げることなく
受け止め続けてきた
一筋の光のような
愛を
消えていく光を見送った
強さを

信じて
いつか誰かへ届くことを
祈ろう



失望 2010.5.6

かっがりだと言われれば
やはり傷つく

精一杯生きている
だからといって
全ての人を満足させることが
叶うわけじゃない

誰かが私に失望する
それを静かに受け止めよう
ただ今までどおり生きていく
それしか術はないだろう

私の最善を最善として
それが誰かにとって
たとえ違うものでも



昇華 2010.5.6

あなたは死んでよかった
あなたに裏切られるより
あなたを裏切るより
よかった

愛は昇華した
永遠に



傲慢 2010.5.6

わたしは傲慢だ
あなたをわたしだけのものにしようとして
それに成功した



くうどう 2010.5.6

両腕でくうどうをつくる
その間にあなたが入ってこれるように
右手で左腕をさする

この中にあなたはいる
さわれないけど
いるよね…?

あなたに会いたい

透明でもかまわないから



記憶の限界 2010.5.6

忘れたくない
そう思うなら
死ぬしかない

世界を終わらせてしまうしか



居場所 2010.5.6

遠くへ行けば解放される
帰ってくればまた深い

私はどこにいれば
救われるのか

もう帰る場所はないのか



これから 2010.5.6

私を支えるのは
私だけ

そう言い切るには

少し早い



行き止まり 2010.5.6

恋してれば
理性など吹き飛ぶと思った
愛してればこその
理性が働くことを知った

私たちは動けなくなる
思いか重くて
立ちすくむ



願い 2010.5.6

明日目がさめなくてもいいよ
あなたに会えるなら
それがいいよ



わたし時間 2010.5.5

毎朝あなたをもっと好きになった
毎夜あなたをもっと深く知った
未来あなたと交じり合えば恐くなかった
今幸せな一瞬ごとあなたを抱きしめた

すべてが消えて残るのは
もうわたしだけなんだ

あなたに愛された愛した
わたしだけの時間だよ



全身全霊の恋 2010.5.5

すべてをわたしにくれてありがとう
ぜんぶあげられずにごめんね

これでわたしは一生
不幸にはなれないね

 愛された真実
これから見せてあげる



感謝して 2010.5.5

少しの笑顔を
少しのぬくもりを
いろんなひとが私にくれる

それは空から零れる雨が
葉に落ちて
それを花が吸い
虫が吸い
あまって地上に落ちようとする間際の
人知れずの出来事

みんな愛する人がいる
守るべきものがいる

私はそれを見守りたい
何もせずに応援したい

少しの笑顔を
少しのぬくもりを
くれたことに
感謝して



一心同体として 2010.5.5

あなたと一緒に
温泉につかっているとき
このまま死んでもいいかもと思った

幸せで幸せで
そうちょっぴり思った

あの時わたしの人生が終わっていたとしたら
全てはどんなふうになっていたんだろう?

大差ない
けれど、きっと、あなたは、
私を追って死んでいたよね

二人が消滅した地球に
思い残すことはないけど

あなたが生きていた証
もう少し残さなくっちゃ

この世で
頑張ってみなくっちゃ

一心同体として



大切な人 2010.5.5

友香はいい女なんだから
自分を大切にして
と、あなたは言ってた

大切にするしかないじゃない
あなたを大切に思うから

あなたを愛する方法はもう
自分を愛するしかないじゃない



恋をしたいかも 2010.5.5

ひとりだよ
あなたはいない

ただ、繋がってる妄想に囚われて
我を忘れることが出来るのなら

もう一回

恋をしたいかも



魔女の鏡 2010.5.5

あなたはとても美しい

魔女の鏡の代わりに
誰かが
褒める

そして
とても美しくなる

あなたは世界一美しい

誰かの代わりに
誰かが
褒める

そして
世界一美しくなる

出来上がるのは・・
きっと、
魔女の鏡のような女

平面的に映る
男たちの鏡



誰でもいい私 2010.5.5

女なら
誰でもいい男と遊ぶ

軽くなる

私は私だけれども
誰でもいい私



虜 2010.5.5

死により
私を虜にした男を
愛により
私は葬るのか

実体のない
意識を感じながら
無償の愛に生きるのか

出会えてよかったというのは
簡単だ
ひとりでないという
慰めも

生まれ変わりを信じて
再び会えると誓って
夢の中・・
幸せに泣くのか

生暖かい
雫に腐る
生きた屍に
神の手は差し伸べられるのか




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