スズメ 2010.7.27

あなたにしてあげられることはなんだろう
あなたのためにできることはなんだろう

いつも
人が人のためにできることは
とても少ない
少なくてみじめになる

あなたにしてあげられることはなんだろう
あなたのためにできることはなんだろう

それを探して
明日は一日歩いてみよう

道端を行くスズメに時折話しかけて



永遠 2010.7.27

君を愛してる

君に愛されてる

当たり前の永遠

背負って生きる



浮気 2010.7.27

いない君
それなのに
内緒で
浮気してるみたい
後ろめたさ
裏切ってるみたい

君の伴侶だったころから
抜け出せない
抜け出したくない



真実 2010.7.27

時が経ち
ひしひしとわかってしまう

あなたとわたしみたいなふたりは
あなたとわたししかいない

それは
あなたが生まれてから死ぬまでに
わたしが生まれてから死ぬまでに
唯一無二だということ

愛し合った真実
ひとりで背負うには
重いね



戯れ 2010.7.27

あなた以外の人といて
楽しい

そう思う日が来るなんて
思ってもなかったけれど

浮気心
許してね

所詮
一時の戯れ



遊ぶの 2010.7.27

じっとしてると涙が出てくる
だから
遊ぶの

歌を歌って
リズムを刻んで
踊りを踊って
綺麗を競って

あなたがいないということが
私をどこまでも残酷にさせる

自分を誤魔化すことには
もう慣れた

裏切りたくない
ひとは
もう、いない



奇跡 2010.7.27

どこまで行っても
わたしにはあなたで
ここまでこれたのも
あなたがいたからで

そう思える奇跡が一生に一度起きて
それは奇跡だから夢のように
消えて行ってしまった

これから一人で生きるには
一日は長くて
奇跡は
ため息より短くて



悲しみという名の愛 2010.7.27

悲しみが続いてる
それは心の底を流れる川のように
今は穏やかになったけれど
湧き出る水がやむことは
永遠にないのだろう

それは愛された証で
愛した現れで

悲しみが続いてる
それは雲に隠れた月のように
時折見えなくもなるけれど
やわらかな光が閉ざされることは
永遠にないのだろう

それは悲しみという名の愛
逃げ場のない光



無重力 2010.7.27

表情をくるくるかえて
私は笑う

あなたまでは
まだ遠い

次の一歩はどこへだそう
右も左も
あなたなしでは
わたしには同じこと



雲がくじら 2010.7.27

あなたが私と別れたかったわけじゃないこと
今ならわかる

どうしようもないことってこの世にはあるんだ

あるから、
おやすみ

許そう
許して

あなたの明日に
わたしの明日に
ささやかな祈りを
ため息にまじらせて
空を見れば
そう、雲がくじら



守護天使 2010.7.16

好きな人が出来そうでも
躊躇して
あなたと比べてしまう

スケープゴートにされても
困るよね

あなたは私のどんな存在になりたいかな

天使?

そんな俗物でいいの・・



声 2010.7.16

恨み辛みはいいません
そんなときは
過ぎたから

ただ泣かせて欲しいんだ

あなたの胸で大声で

ごめんね
って耳元で言う声が
今、きこえた

あなたの声が
きこえた



二人三脚 2010.7.16

少しずつ離れていってる
時間をかけてゆっくりゆっくり

寂しがりやのあなただから
ひとりじゃつらいかな

私のこと
大好きだったから
離すなんて無理かな

ゆっくりゆっくり
ここまで来たよ

だからこれからも
一歩ずついこう

あなたはわたしになって
一緒にいこう



あなたが一匹 2010.7.16

あなたはいない
わかってるはずなのに

まだ、こんなに胸が熱くなるのは
なぜだろう

それは
幸せなようで
泣く直前のようで
眠くなった証拠で
体中の体温があがる

呼ぶのは
やっぱり
あなたの名前

何度も何度も
羊のように

あなたが部屋中に増えていくんだ



親密 2010.7.16

誰かをいつも求めてる
そして、いつも拒絶してる

誰かの傍にいたくなる
そして、ひとりが恋しくなる

親密になるということは
自分を許すこと

今までの過去を乗り越えて
明日を受け入れること



今夜 2010.7.16

死ぬ時はみんなひとりだ

ただ、ひとりで眠りたくない



夢のよう 2010.7.16

なにもかもが夢のように
過ぎて行く

なにが現実で
なにが夢なのか
わからなくなるほどに

あなたがここにいた
確かな記憶
それは肌に瞳に
焼きついているのに

触れられないものを思うには
頼りなさ過ぎて

信じる

ただ、愛を

そのことの強さを求めてる



15年 2010.7.16

15年という歳月は

女に怯えていた男が
彼女を守りたいと思うのに

男に依存していた女が
ひとりで生きれるようになるのに

十分な年月だ



朝 2010.7.7

鳥が鳴いてる

この声

あなただったら
いいのに

鳥でも
そのほうがいいのに



今 2010.7.7

たくさんの
後悔と諦めと否定のあとに
小さな優しさがやってくる
これでよかったと
笑顔が浮かぶ

今にしか生きれない
私たちが
生み出した勇気

これでよかった
だから
頑張ろう

頑張れる

すべて

私が歩いてきた道



よかった 2010.7.7

なにがあっても
あなたと会えてよかった

そのことがわかったから
よかった

あなたなしで
わたしの人生は
成り立ちようがないんだから



サプライズ 2010.7.7

降ったり止んだりの雨だけど
天の川は繋がって
織姫と彦星は会えたかな?

七夕の願いは届くかな?

恋よ 恋
愛しい人へ
みんな みんな
届けられますように・・



おやすみ 2010.7.7

遊びに行くと早く家に帰りたくなる
家にいると何処かへ行きたくなる

私はなにがしたいんだろう
居場所ってどこだろう

自分の中に自分を入れて
今日のところは
眠りにつこう



名前 2010.7.6

好きな人の名前
胸に描けば想いがつのる

何度でも唱えたい呪文



見てて 2010.7.6

手を繋ぎながら
空を見る

転ばないように
私を見てて



蛍 2010.7.6

流れ星みたいな


小袖に降りてきたのは
あなたですか?



新しい恋 2010.7.6

これがさだめなら
どう生きよう

あなたを連れて
なにをしよう

新しい恋でもしたら
あなたもわたしも
救われるかな



片想い 2010.7.6

久しぶりにあなたの写真を見た
笑顔

胸が苦しい

心の中で生きてるだけなんて

なんか
永遠の片想いみたい



記憶 2010.7.6

けして目をそらさずに
私を抱いた
あなたを思い出す

いつも私の方が負けてしがみついた

微笑みながら
何度も好き?と聞く
あなたを思い出す

吐息まじりにすごくと言った

触れたい
叶わない

愛してた
愛してる



明日 2010.7.6

新たな一歩
踏み出さなきゃいけないこと
わかってる

さよならじゃなく
はじまりの
勇気をください



ハートのオバケ 2010.7.2

ハートのオバケ
こわいよ〜

手も足も奪われて
さらわれる

恋っていうやつ



安息地 2010.7.2

壁を超えると
また壁がある

それを超えると
また ある

壁よ 壁
世界で一番 手強いのは な〜に?

安息地は死ですか
その前に休めますか



声 2010.7.2

愛をなくしたら
死ねると思った
でも 死ねなかった

なんで死ねなかったのかな
そこで私を踏み止まらせたものはなにかな

あなたが向こう岸で頑張れと言った

そういうことにしておくか



歩ける 2010.7.2

あなたにとっては私が
世界中のたったひとりのひとで
わたしにとってはあなたが
世界中でたったひとりのひとで

結ばれた
喜びと
引き裂かれた
悲鳴に
悪夢を見る

でも、起きよう

たぶん、歩ける



終わりのとき 2010.7.2

この地球が終わるとき

あなたといたいと思ってた



信じて 2010.7.2

右も左もない
上も下もない
過去も未来もない
光も闇もない

今日という明日へ

ただ伸びる手を

信じて



救済 2010.7.2

あなたを許そうと思うのは

自分を許したいから



依存 2010.7.2

弱っていたから
あなたに甘えた

男がいないと
生きていけない
女みたいに



愛されたい 2010.7.2

愛されたい
髪を胸を肌を指先を
くまなく

愛されないと
あまってしまって
手持無沙汰で
飽きちゃって
自分さえどうでもよくなる

ちょうだい
あなたを

いっぱいでもう
いらないっていうくらい



飢餓感 2010.7.2

なにかが手に入っても
まだまだだとせきたてる
私の中の飢餓

食べても食べても太らない小さな悪魔
殺しようにも
やっかいな愛着が芽生えはじめた

このまま不幸を享受しようか





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