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![]() ベターハーフ 2010.8.31 仕事に疲れて じんわりと孤独で あなたがいたらどんなにいいだろう そう思いながら ふいに顔をあげれば 電車の窓に 綺麗な半月 奇跡 いつもそばにいる 約束守ってくれた ベターハーフ 私の最愛のひと あなたがいるから 生きていける 素敵 いつもそばにいてね うん、いるから 大丈夫 月を抱きまくらに 眠るから 今夜、会いにきて からみついた太ももを 離れないように きつく掴んで かくれんぼ 2010.8.31 私とあなたみたいな ベターハーフな月が あつい雲に隠れちゃって 出てくるまで待ちたいけど 風もないみたい 私の吐息が届くなら 吹き飛ばしてあげるのに かくれんぼ やめて 出ておいで 右手 2010.8.31 今を見つめ過ぎると 未来が遠のく それは優しい逃避 未来を見つめ過ぎると 今が遠のく それはささやかな裏切り 行き止まりを急ぐのは いつも ここじゃないどこかへ行きたがる わがままな右手 天才 2010.8.31 覚えておきたいことを 覚えていられる天才 忘れたいことを 忘れてしまえる天才 あなたのすべてを連れて行くため 私は自分を消してしまおう 鳥 2010.8.31 雲間からあふれる光が眩しくて あなたが私を必死にあたためようとしてるみたいだ 綺麗な空の向こうにあなたがいるなら きっと飛んで行ける そんな気がした おはよう 2010.8.31 朝起きたら おはよう ってあなたを思う 一緒に生きはじめた 証拠かな 闇の中 風が描くもの 2010.8.31 誰にも話せないことが増えていくほど 闇は濃くなっていく 重荷から逃れたいための告白なんて あなたを裏切っているようでできない 濃い闇にため息をかければ 浮かびあがる白い螺旋 風が描く 未来への静かな道しるべ 婚活 2010.8.31 女の子はなぜやたらと結婚したがるんだろう 誰でもいいからと焦るんだろう 安心を手に入れたいだけなんて 浅ましくて 厚かましくて 恥ずかしいのに 変化という豊かさ 2010.8.31 人は変わるのに 変わらないことを前提にする結婚に どんな意味があるんだろう 一生を添い遂げる誓いが 心を囲ってしまったら 恋は死ぬのに・・ 永遠 2010.8.31 口にすると 消えていくもの 口にできずに 届いていくもの 口づけて 行き交う唾液に 混じるのは 永遠 思い込みによる真実 2010.8.31 思い込みが 奇跡をよぶなら あなたを離さないと 誓うわ 嘘じゃなく 2010.8.31 私も同じことをしたかもしれない だからあなたを怒れないよ 言わないこと それは嘘じゃなく 嘘をつかないための 壊れやすい防壁 会話 2010.8.31 体が伝えてくれたから 話さなくても いいよね? 沈黙 2010.8.31 聞かなくても わかること 聞かなきゃ わからないこと 聞きたくないのに 聞きたいこと 唇が動く前に塞いで クジラ 2010.8.31 ふたりきりなのに もっとふたりきりになりたい たとえば 世界が絶滅して 波に打ち上げられた クジラのように 満月 2010.8.25 明日は 一年で一番小さな満月 わたしの胸にはいりきるかな カケラ 2010.8.25 言葉にならない思いを 伝えたくて 僕らは 一晩中はなしをする それでも 伝えきれない思いが もどかしくて 僕らは 一晩中だきあう そんなふうに 朝が来て夜が来て歳をとり 死んでいく 思い出すのは 君 伝えられない 思い それでもつむいだ 言葉 重ねた 指先 永遠の中のカケラ 拾うのは 愛の記憶 勇気 2010.8.25 好きになる そんな普通のこと どうか躊躇せずに 進めますように・・ いつか 2010.8.25 あなたに会えてよかった そのこと 心からもう一度言いたくて 言えるまで 生きてみようかと 思ったんだ 星 2010.8.25 満天の星 その中で あなただけはすぐわかる 欲しいのはひとつ 無限の中の唯一 手に入らなくて 悲しいのは 見えるのと 見えないの どっちだろう メール 2010.8.25 あなたの名前を呼び 返事のないことに慣れはじめ もうすぐ一年になろうとしてる 今日は月が綺麗 そんなひとりごと 誰にメールしよう・・ 優しい 2010.8.20 本当の悪人も 本当の善人も いない だから 大丈夫 あなたは 優しい 雨あがり 2010.8.20 雨がやんだ 泣かないでとあなたがいってるみたいで 上をみあげたんだ 醍醐味 2010.8.20 恋愛は 共犯者になれる感じが 一番楽しい ボニー&クライドきどりで ツリーハウスで内緒話 素敵 2010.8.20 恋をするというのは どこか 愚かになるのを 許すことだ 陶酔し快楽にはまり 没頭し穴に落ちる 落ちても そのまんま 地上にいると 思っていられたら 素敵 本当は 2010.8.20 笑い飛ばすのは 強いからかな 弱いからかな 笑わないと 泣いちゃうからかな ほっと 2010.8.20 飽きるほど一緒にいたい そして 飽きて ほっとしたい。。 言葉 2010.8.20 本当に思ってることだけを話すのは なんて難しいんだろう 一番簡単におもえて 一番大切なひとと できないね・・ きっと 2010.8.20 ひとりの人に圧倒的に愛されるか みんなに暇つぶしに愛されるか そのどちらかしかないのかな 人生は 外 2010.8.20 人間は自分の知ってることを すべてだと決め付ける その外に世界はいつも広がっているのに 自然 2010.8.5 海を見るとあなたを思う 空を見るとあなたを思う 雲を見るとあなたを思う 風を見るとあなたを思う 手を伸ばすとあなたを思う 繋ぐものを探す旅 涙にまかせあなたを思う 流れつく夢 光る水跡 おやすみ 2010.8.5 今日の楽しかったこと 今日の悲しかったこと あなたに話したいと思いながら 眠ろう おやすみ おはようを言うまで 星 2010.8.5 星をあなたと思うほど ロマンチストじゃないけれど いつまでもひとつだけ輝くから 微笑んだ 大丈夫だよ そこで待ってて パラドックス 2010.8.5 進みたいと思う心 戻りたいと思う心 左右に引っ張られ 千切れた場所から どくどくと今が脈打つ あなたにさよならを言わなくちゃ さよならは忘れることじゃない あなたを愛しながら誰かを愛す たぶん、そういうこと 誰か 2010.8.5 心が千切れる 千切れたのに まだある 拾い集め抱きしめるのは 誰? 両手でくるみ口づけるのは 誰? 再生を助けるのは いつも 自分じゃない誰か ブランコ 2010.8.5 心を壊すのも 心を救うのも いつも人 人の住む地球 地球の片隅でブランコ 乗って揺れるわたし 風で進み誰かに触れては 恐くて逃げる つかまえて そこで 私に乗って揺れて 愛の嘘 2010.8.5 人の強さとは残酷なものだ 忘却を味方につけて 前へといざ進む足は 過去からの花びらを無残に踏みつける 空へ伸ばしては涙を運んだ指は 未来へとひるがえり 白い馬の手綱を引いて まだ見ぬ扉の前で 胸を弾ませる 愛し慈しみ立ち止まる 喪失を悲しみうずくまる 優しさはどこへ消えたのか 情とはどれほどのものなのか 屈強な心にひそむ冷酷に ぶるんと身震いが止まない 愛とはなんなのか 永遠の中で死に 時にひれ伏すのか 不在通知 2010.8.5 私は負けたのかな あなたのいないことに あなたを諦めきれないまま 負けて 心が逃げたのかな 心が逃げた 2010.8.5 つかまえていた心が逃げた 自分で押し開けて 伸びをして 深呼吸して 外へ出た そこには 可愛い花が咲き 大きな犬や蛙がいた 夕日が沈むまでは 歌が聴こえ 月が昇るまでは 小人が踊った 両手をつかまえられた心は 嬉しくてはじめて笑った つかまえていた心は自由になった 誰にも止めることはできなかった そこには新しい喜びと悲しみが待っていると 教えてあげたいけれど もう心は飛び出して 空ばかり見てた 解放 2010.8.5 あなたから解放された あの人に囚われはじめる Top of Page |
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