道 2011.1.22

道は歩かなければ
道じゃなくなる

石が転がり
草がはえ
道はなくなる

だから
歩かないと

無茶でも
出さないと

自分へと
生きないと



賭け 2011.1.22

嫌われてもいいと思った

引っ掻いてみたかった

受け止めて欲しかった

無理ならそれを見たかった



欲深い 2011.1.22

ごめん、
手放せない

私は今あなたを失えない



なんでもない 2011.1.22

素敵な人だった
すべてを忘れて
楽しめた

ただ彼は自分のことばかりで
恋を気づかぬうちに見くびった

私は堪え性のないせっかちさで
恋の寿命を早めた

さようなら

もう疲れる

はじまりでもおわりでも
ないことにしよう



昨日の夕日 2011.1.22

もう、いらないよ
欲しかったのは
昨日なの

私が悪いわけじゃないよ

すべては需要と供給の問題
GiveとTakeの問題

あなたが目の前に
佇んでも
逃した夕日は
帰ってこないの



夢 2011.1.22

なにかが霞んでゆくほど
輝きを増すのは
あなたとの記憶



幻影のキス 2011.1.22

近くに存在を感じる
とても自然に
そして静かに
傍にいる

この世にいても
いなくても
触れる

愛を使って
口づける



よくできました 2011.1.22

あなたは今の私を見て
なんて言うかな

あなたといた頃の私と
なにが違うかな

あの日の私はいないけど
あの日の笑顔は浮かばないけど

頑張ってるって褒めてくれるといいな
サクラマークのよくできました
くれるといいな

すべてはあなたのおかげ
ねえ、本当だよ



あなた 2011.1.22

考えるのは
あなた
あなたのことばかり

すべてはどうでもいいけれど
あなたといたいと思ってた

夢見るのは
あなた
あなたのことばかり

すべてはどうでもいいけれど
あなたと寝たいと思ってた



刃 2011.1.22

手にしたはずの

でも
感じない

あなたは生きてたの?
私を愛したの?

もう忘れてしまったよ
悲しすぎて夢のようだよ

私の強さはなんだろう

目に見えないものを
信じる強さか
それとも
全て忘れてしまう
刃のような冷たさか



行き先 2011.1.22

これから
ひとりで生きていくには
人生はなんて長いのだろう

あなたが待っていると思えば
死ぬのも恐くないか・・



悲しみの出口 2011.1.22

なにが起きたのか
よくわからないほどに
深い悲しみだったのかな

存在の痛みを忘れたくて
無重力で彷徨っていたよ

忘れられない苦しみを抜け
忘れてしまう苦しみが訪れ

次は・・
なにかな?

どこへ・・
行くかな?



奇跡 2011.1.22

もう二度の戻ることのない未来に
もう一度行くことが出来たなら

そこには
あなたが
笑ってる
私を抱きたくて
待ってる



詩 2011.1.4

いくつのさよならを
いくつのありがとうを
繰り返し生きてきただろう

溢れる想いを
心で言うのでは足りなくて
いくつの詩を書いただろう

書いても書いても
足りなくて
いつまで生きていくのだろう

花びらが風に吹かれるように
ただなびかれていけばいいのだけれど
葉っぱが雫をはじくように
ただ浮かぶまま綴ればいいのだけれど



終了 2011.1.4

恋が
終わってる

ありがとう

時には
もう



キャッチ&リリース 2011.1.4

つかまえたのは
私だった
もう手を離し海へ返そう

キャッチ&リリースなんて
趣味じゃないけど

あなたの幸せを思えばそれもいいかな



別離 2011.1.4

恋は
一緒にはじめるのに
終わる時は一方的だ

いや、もしかしたら
巧妙に
終わりへと歩いていたのかな

ふたりそろって
手を離す準備を
それとなくしていたのかな



家族 2011.1.4

あなたが大事なのは
私じゃない

あからさまにわかれば
つらいな

やんわりとしてくれればいいのにね



相性 2011.1.4

合わないカラダがどんどん合っていくように
合わないココロがどんどん合っていくように

合っていたカラダが合わなくなる
合っていたココロが合わなくなる

交わることなしに
わたしたちに継続というものはないでしょう

ねえ、次に会ったとき
自信ある?

私のカラダはあなたに合うの?
私のココロはあなたに合うの?

作り上げるのは愛しくて
壊れるのは一瞬

ねえ、わかってるなら
なにかすればよかったのに・・



内緒話 2011.1.4

内緒だけど・・

私が男を許すのは
自分を許して欲しいからなの

ようするにずるいから
免罪符を探しているの

ちなみに寂しがりだから
遠隔操作で覗き見したいの



星座 2011.1.4

引き延ばしてた
それはわかってた

あなたは
わたしより
いつもほんの少しだけ
冷静だから
先に決断してくれたんだね
お礼を言わなくちゃ
でも悲しいな

さよならのない出会いがあればいいのに
そう言ったあの夜の体温の熱さに免じて

ふたりの恋を夜空の星座にでもしてくれないかな

もう一度誰かを愛したときに
あなたの面影を思い出すだろうと
今から知っているのに…



永遠の恋人 2011.1.4

人は誰も彼もは守れないから
好きでも手放さなくちゃいけない恋もあるね

あなたが私じゃない
なにかを抱きしめるのに
精一杯なら
それは今日の健やかなる空みたいに
正しい選択だと思うよ

わたしが
あなただけのために
生きれないように
あなたもわたしの永遠の恋人じゃなかった

元気でね
その笑顔も
すっとした指も
忘れない

キラリ光るふたりの真実が
水色の空に飛んで行ってとけた

木漏れ日が笑うから
もう、大丈夫だよ



泊まり木 2011.1.4

男の人は
柔らかくて
しっとりした
女の人の体を抱いて
深く幸せそうに眠るけど

それは
私だけかな?

今日のところは
という
安息地なら

明日は
どこかな?

男の人がさすらう鳥なら
女の人は弱った羽の誰かに優しい
泊まり木みたいなものかな



即物的 2011.1.4

好きだったなあ
なんてもう過去になってる
こわいな
人の気持ちって
どれだけ即物的なの?



空 2011.1.4

空がきれいで
なにもかもが
どうでもよくなった

こんなに澄んだ青空なら
なにもかもがうまくいきそうで
たとえいかなくても
どうでもよくなった



パートナー 2011.1.4

パートナーってなんだろう
私はなんにも選んでないけど

気づいたらここにいた



届けばいいな 2011.1.4

あなたが私を見た瞬間に浮かべる笑顔が大好きだった
蝶々が花を見つけたような
熊がハチミツを見つけたような
少年がカブトムシを見つけたような
ぱっと太陽がともる顔

それが見たくて
あなたに一刻も早く会いたくて
駆け足で飛んで行ったね

あなたはいつだって
てれたように喜んでくれた

もう一度会えないかな?
何度も繰り返した問い
無理だってわかってる
だけど
届けばいいな

あなたにありがとうと愛してると私の笑顔が届けばいいな



マゾ 2011.1.4

切なくならないようにしないとな

それを快感とするほどは
マゾじゃないし

意気地がないから
逃げ出すだろうし



理性と本能 2011.1.4

あなたにいますぐ抱かれることができないなら
誰に抱かれたいか考えてみた
それでわかった
私はきっと
いま

まだ
ぜんぜん
あなた以外のひとに触られたくない

だけどあなただけにもなりたくない

理性と本能がせめぎあう

ずるいのは誰だろう



胃袋 2011.1.4

居心地の良さという罠を
あなたに仕掛ける

ここて゛安心して眠っていいよ

起きたら私の胃袋の中だけど



余裕 2011.1.4

好きなときに食べれるから待ってた

逃げようとするから食べた



巣立ち 2011.1.4

あなたが私を癒してくれた
それは本当のことで

今あなたに満たされない
それも真実で

私はあなた離れをする時期かな?
巣立ちに似た恋離れかな

ねぇ、永遠を思うくらい好きだった気持ちは
本当なのに

ごめんね



改革 2011.1.4

変えなくてもいいものを
変えるからダメなんじゃん
そのままにしておけばいいのに




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