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![]() 道 2011.3.30 食べ物と水と空気 脅かされる中での明日 なにを選びなにを捨てよう するべきことはなんだろう 逃避じゃなく 自分を生きながら 私にできることはなんだろう 大義名分 2011.3.30 「無駄な買い物はやめよう」 無駄なものに囲まれて生きてきたけれど 無駄なものを売って生きているけれど 電気供給 2011.3.30 便利じゃなくても いいと思った でも お手軽さに流されたのはわたし 当たり前と流してきたのはわたし 等しくみんなの愚かさが 誰かをひどく追い込んでいる やめなきゃ 2011.3.30 水道をひねれば水がでる スイッチを押せば電気がつく そのことの不思議さに 気づかなかったはずはないのに 当たり前じゃないことが 当たり前になって リスクがリスクのまま蓄積された 作り出すのことの限界 使い尽くすことの無限 こわい もう、やめなきゃ タイムリミット 2011.3.30 水を入れれば 漏洩する 入れなければ 溶融する 電気がなければ 復興が遅れる その電気は 原発が作り出してる 矛盾の中で生きていることの 認識の甘さ 甘さにより首を絞めた 私たちの未来 私たちの今 迷う時間はもう残されていない 経済 2011.3.30 必要のないものを 消費して稼いで 生きてきたのに 「本当に必要ですか?」 と聞かれたら 欲しいものなんてないし 「無駄な買い物はやめよう」 を続けたら この国は終わってしまうよ 忘れ物 2011.3.26 つながる つながる なにが? 命が つながる つながる なにが? 愛が つながる つながる なにが? 時代が つながる つながる なにが? 手と手が あれ? わたし 忘れてきちゃった 自分のこと 置いてきちゃった 鮭 2011.3.26 人生を考え直すと言ったって どこまで遡ればいいのだろう 川へ舞い戻る鮭のように 同じ場所で死ぬしかないのか その場所で産卵することができれば それでよしとするのか 限界 2011.3.26 愛というもの だからこその 謙虚さ 思いやり みうしない 他人だということ だからこその もどかしさ あせり つのり 心は自分でわからなくなるほど ときどきこんがらがって 見えなくなる 見たくなくなる 大切 そう思う気持ちに 嘘はないのに いっぱいになって溶け出す愛を もう取り戻すことはできないのかな ぶちあたる 2011.3.26 私はとても不器用だけど あなたには正直でいたいと思った 正直であることが 人を傷つける だとしても ぶつかっていたかった 体ごと 心ごと の関係が ひとつくらいあってもいいかと思って でもそろそろそれも 無理みたいだ しんどい 結局人は弱いから 逃げるんだ 重荷 2011.3.26 あなたにはたくさんのことを してもらったから かえしたいと思った 少しでもできることがしたかった なのに 想いは伝わらない プレッシャーだったって どういう意味? 想いは重荷でしか なかったということ? 手紙 2011.3.20 詩は手紙 あなたに伝えたいおもい 会えないから 苦しくて 溢れる 言の葉の雫 空へ飛ぶ 紙飛行機は 雲になって あなたに届く ねえ 愛してる 愛してる 弱虫 2011.3.20 電話に出ない それだけで 泣きそうになる 一途 2011.3.20 恋人の情は 分散するのか あっちにもこっちにも行くのか それとも わたしだけを目掛けて 走り寄ってくるのか 狙いをさだめても届かないホースなら 咥えてもいいけれど 飛び散ってしまっては どうしようもない お願い 2011.3.20 愛してる人が無事なら それだけで幸せなはずなのに どうしてこんなに 寂しいんだろう いつも抱きしめて欲しいなんて わがままかな おかえり 2011.3.20 ただ ありがとうって言って欲しかった ただ わたしを見て笑って欲しかった それだけで よかったのに・・ 風向き 2011.3.20 消えてしまえば いっそ爽快なのに いろんな感情が浮遊する 風が舞い渦になる そして喉に付着するんだ 歌にしてあなたを呼ぶよ 憐憫 2011.3.20 孤独ぶるのは やめなきゃいけない 恋人も友達もいるんだから だけど思い出すじゃない あなただったら 私をどう抱くだろうって どう離さないだろうって ひとりになれば 思い出すじゃない 思い出して慰めて もっと悲しいじゃない 真実 2011.3.20 孤独になりたくなくて あなたを想像し 想像すれば なおさら孤独になった いない わかってる それでも 愛は消えないと どうしたら 信じられるだろう チャンス 2011.3.20 幸せになるチャンスを あなたがくれた 逃したのはわたし・・ それともあなた 死体でも触れていたかった 今は 跡形もない それでも 幸せになるチャンスは あるんだ あなたとわたしに続いてるんだ 脱力 2011.3.20 あなたがいてくれたら そう思うこと やめなきゃ 生きていけないのに あなたの好きな 私でいようにも 笑顔に どうも力が入らない がんばるにも限界があるのかな 同胞 2011.3.10 嫉妬という雑念に縛られるより あなたのよき同胞でいたい 肩に手を乗せ励まし合えるような 唇に触れ舌を絡まし合えるような 一卵性 2011.3.10 気持ちよくて なにをしても 気持ちよくて 離れられるはずはないとおもった 引き裂かれるのは許せなかった 恋 言ってしまえば それだけのことだけれど だからこそ 双子のように 愛しくて おひとよし 2011.3.10 独り占めしたい 誰にも触れさせたくない 嫉妬は一瞬 幸せでいてほしい 私にできることならするから なにもするなというならしないから あなたには健やかでいてほしい 祈り 2011.3.10 私がいてもいなくても あなたのことをおもってる あなたがいてもいなくても あなたのことをおもってる ほしいもの 2011.3.10 約束はいらないけれど 予定がないとつらいかな 未来はいらないけれど 可能性がないとつらいかな 束縛はいらないけれど 安心がないとつらいかな 見返りはいらないけれど 愛がないとつらいかな いろいろ 2011.3.10 あなたとわたしを包むのは 愛だろうか 恋だろうか 嫉妬だろうか 理想のタイプ 2011.3.10 想像力と思いやり そのふたつがあれば充分 誓い 2011.3.3 あなたが元気になるなら もっともっと元気になろう あなたが笑顔になるなら もっともっと笑顔になろう あなたが幸せになるなら もっともっと幸せになろう あなたが生きるなら もっともっと生きよう あなたが愛いそうが愛すまいが もっともっと愛そう するのに 2011.3.3 あなたを元気付けてあげることが できそうでできなくて ごめんね 愛してる そんな言葉で もし痛みを溶かすことができたら どんなにかいいだろう あなたのすべてを受け止めて受け入れて 優しさというぬくもりで包むことができるなら どんなことでもするのに お願い 2011.3.3 柔らかく首を絞めて抱いて あなたのほうへ連れて行って 後悔なんてしない 女なら 身を委ねることに 躊躇なんてないから 快楽と愛の狭間に 見え隠れする死で 私を揺らして あなたの手で 私を沈めて あやとり 2011.3.3 出会いたくなくても 出会ってしまう 出会いたいときに 出会えないくせに それで絡まり合ってしまうんだ 愛に似た恋に 恋に似た情に 情に似た愛に 幾重にも繋がる 赤い糸に締めつけられて あやとりの中で 悲鳴をあげる 悲しい 楽しい 遊戯 優先席 2011.3.3 立ってる人を気にしながら座ってるくらいなら 立ってるほうがまし 断歩道 2011.3.3 青が 点滅中で諦めて 左折した あなたが信号機の下で 待っているかもしれないのに あわあわの雲 2011.3.3 見あげれば 気の早い春のあわあわの雲 あなたの顔を包むみたいに洗ってあげたい ねえ、私はいつもここにいるよ あなたのことを忘れるときはないよ のんびりやの風が 雲に追い越されても 待っていてあげる 守っていてあげる 笑顔で 2011.3.3 心配してもしなくても 結果が同じなら 堂々とあなたを待つか 大丈夫だと確信に近い強さで すかっと青空に似た晴れた笑顔で 忘却 2011.3.3 悲しいほど人は悲しみを忘れてしまう 眠る 2011.3.3 封印していた記憶が蘇りだす むくむくと膨らんで 私を追いやる あなたの手を握ったら冷たかった それでも触れられる幸せのなかにいた あなたがこの世にいなくても いないというなかに包まれて 私は眠る Top of Page |
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