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![]() あるもの探し 2012.5.6 今ないものより あるものを数える 貧乏くさく 幸せ集める 生きていくということ 2012.5.6 私がもし 誰かより少し多くの 悲しみを抱えているなら 痛みを抱えているなら それはきっとそれに値する幸せを 手に入れたからだろう 手に入れるからだろう 光と影は ちょうど同じ分量で 地球のまわりをまわるから こころのまわりをまわるから 私がもし悲しみを抱えているなら 痛みを抱えているなら そのぶん大きな幸せを抱えて 生きてきたということ 生きていくということ イコール 2012.5.6 あなたに愛された あなたを失った 引き算で残ったのは。。 あなたを愛したわたし 愛するということ 2012.5.6 愛されることより 愛することを 少しだけわかりはじめる 何の見返りがなくても 気持ちいいからいいじゃないと 言い切れる傲慢さを味方につけて 愛することを したいと思いはじめる 盲目 2012.5.6 私は自分の将来を投げ打って あなたを愛すことを 選んだようで ただ、今の快楽を選んだだけかもしれない 先のことよりただ今この時を 盲目的に楽しみたいだけかもしれない 物語 2012.5.6 私はあの人に愛されたから 愛の意味を勉強しよう 私はあの人を失ったから 別れの意味を勉強しよう 私はこうして生きているから 生きる意味を勉強しよう なかなか答えは出ないから タイヨウと月に訊ねて 風と花びらに例えてみては 物語を演じてみせて 愛というさよなら 2012.5.6 傍にいたいと思うのは 自分のため 楽しいから 嬉しいから 気持ちいいから 傍にいれなくても いいと思うのが 愛かもしれない 愛というさよなら 愛しましょう 2012.5.6 さよならを 恐れては 誰のことも愛せない 当たり前の日常が 一瞬で 根こそぎ奪われることがあると 私は知ってる それは誰のせいでもなく 命というものの 心というものの 時というものの 宿命 それでも 愛しい人を 強く愛するほどに思う さよならは恐いと 恐いからどうするのか・・ 傷つくからやめるのか・・ 眠ることなしに目覚められないように 愛することなしに生きられないのだから 生きることなしに死ねないように 出会うことなしに愛せないのだから さよならを恐れてはだめ それは夜の闇 それはドアの影 それは音と音の隙間の限りない静けさ 誰にでも訪れる静かな死 だから 愛しましょう 恐からずに 往きましょう あなたへの 愛と共に つかまえて 2012.5.6 届かないものを 追いかける 待って わたしはここよ 通り過ぎた過去で 立ち止まる おいで わたしはここよ 今はいつも迷子 のぞいてはこぼれてく ねえ、誰かつかまえて 今という瞬間に 永遠を焼きつけるほど 強く、つかまえて 明日 2012.5.6 すべて分かり合うなんて不可能 でも、分かり合いたいと 思うのが人間 もういない人に想いを馳せるのは簡単 でも、今あるものへの感謝を 忘れちゃいけない 叶わないことを 諦めるのではなく 受け入れることで 明日 あなたに 微笑みたい 明日 世界に 微笑みたい せめて 2012.5.6 難しいことはわからないから あなたが望むことをしてあげよう あなたが求めることをしてあげよう それが拙い私にできる せめてもの愛のカタチ 今色 2012.5.2 携帯をかえた あなたの写真を 念のため自宅のPCにメールした さよなら 言えるわけない 嫌いに なるわけない とっておく 増えない過去を 今色に染めて 保存される場所を変えながら あなたは 今 どうしてますか? 5レンジャー 2012.5.2 この部分はピンク この部分は黄色 この部分は赤 この部分は緑 この部分は青 5レンジャーの一色みたいに 愛されても嬉しくない どれがなくなっても 困るようでいて なにがなくなっても 困るわけじゃないのよ 私は何色? と訊いてみても 不毛 同じ虹なら 幻をまるごと愛せる あの人にもう一度抱かれたい 名前 2012.5.2 名前を呼ぶわ あなたの首筋の匂いを辿って目を閉じて何度でも 名前を呼んでよ あなたが私を呼ぶ声が今もはっきりと耳元でする それでも薄れて行く感触に それでも離れて行く記憶に しがみつきながら 抱いては泣き明かして もう二年が過ぎた ねえ、胸が張り裂けそうなのは それほどに愛されたから? 会いたいと叫べずに 悲しみがぽろりとこぼれる ありがとう の他に何が出来るか教えて さよなら の他に何をしてくれるのか教えて ごめん 2012.5.2 たくさんの愛をもらったのに まだ欲しいなんて欲張りだね ごめん 願い 2012.5.2 昔 忘れなくちゃ 生きていけなかった 今 忘れたら 生きていけないだろう あなたはわたしのすべて 支配し支配されながら 死ねたらいい それさえも 今生での私の寝言だけど もし生きていたらと 空気にパンチして 怒るのにも疲れ果てて 眠るから 叶えてください 2012.5.2 会いたいです あなたに 叶いませんか? せめて星になって 輝いてください 月明かりになって 照らしてください せめて雨になって 落ちてください 大地にしみて 潤してください せめて風になって 歌ってください 葉をゆらし せせらいでください せめて光になって 触れてください あいしてると キスしてください あなたに会いたいです 叶えてください なみだ 2012.5.2 泣いてるときは 少し楽 なんでだろう あなたが少し近い気がする 涙はあの世に近いのかしら・・ 知らない 2012.5.2 私はなにも知らない 私にはなにも見えない だから暗闇の星に気づく 夜風の匂いを感じる あなたが手を伸ばしたのがわかる 泣きながら私を求めて 私はなにも知らない 私にはなにもわからない 生まれてきた意味も 愛したことの言い訳も だから降りそそぐ光に気づく 頬にとまる蝶と遊ぶ あなたが私に手を伸ばしたのがわかる 笑いながら髪を撫でて Top of Page |
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