指きり 2013.9.4

容赦なく過ぎて行く時に
挨拶もできずに
私は相変わらず
間の抜けたタイミングで
過去に愛を囁く

ねえ、なぞなぞの答えは
空の向こうにあるの
それとも自分の手のひらの中に
隠したまま忘れてしまったの

運命なんてどうでもいい
ただ、笑いたい

あなたの腕の中でもう一度
時間よとまれと
小指を切って



黙認 2013.9.4

他の女とセックスする
そのことが悲しいのではなく

それを知ってる
自分が悲しい



軽薄 2013.9.4

あなたが他の女を抱く
わたしが他の男に抱かれる
そうやって

存在の意味が失われていくんだね



うんざり 2013.9.4

男は男らしくないものだと
やっとわかった

女は女々しくないものだと
前から知ってた

女は男らしく
男は女々しく
ずっと昔から繰り返されてきて
うんざり



ママ 2013.9.4

自分のことは自分で決めてよ
決めないでおけば
誰かが決めてくれるとでも
思ってる?
そのままにしておけば
なんとなく丸く収まるとでも
思ってる?

私はあんたのママじゃない



疲れた 2013.9.4

愛されたいと
思うことに
疲れた



ふり 2013.9.4

みんな孤独だ
楽しそうなふりをしたって
寂しいんだ



寂しい 2013.9.4

ひとりじゃ寂しい
ひとりじゃなくたって寂しい



目標 2013.9.4

目標がないと生きていけない
その目標が、見つからない



ちゃらんぽん 2013.9.4

結婚したい?
うーん、どうだろ
子供が欲しい?
うーん、どうだら
仕事がしたい?
うーん、どうだろ

結局私はなんでもよくて
どうでもよくて

いいかげんの
ちゃらんぽん



あまちゃん 2013.9.4

男を責めてみても
結局
わたしだって
あまちゃん



ないものねだり 2013.9.4

ないものねだり
してなにが悪いの?

欲しがらなきゃはじまらない



子供のまま 2013.9.4

鈍い大人になるくらいなら

意志を持って子供でいよう

それがどんなにつらいことでも



愛してる 2013.9.4

言葉にするなら
たぶん愛してる

だからなにという話





はじめまして    詩&写真  utatane日記    散文  童話  リンク  BBS