結婚について



 最近、結婚について考えるようになった。
今まで考えなさ過ぎだったので、自分の変化が面白くもある。
兄弟が結婚することになり、目の前で夫婦になったばかりのカップルを見て、
自分と照らし合わせて生き方の違いに愕然としたのかもしれない。
私とあまり年の変らない兄のお嫁さんは、
「子供も早く欲しいし、緑の多い場所で育てたい。」
と、和やかに微笑みながら語っていた。
凄い!そう思った。
だって、私なんて植物も熱帯魚も上手に育てられないので、
犬を飼うのを諦めているような人間だ。
子供なんて宇宙と同じくらい未知の世界。
結婚はアマゾンや北極と同じくらい遠い世界。
でも、よく考えてみれば私と同じ年で既婚者の人なんてたくさんいるわけで、
子供だって立派に育てている人たちがたくさんいるのだろう。
凄い!またそう思ってしまう。

 私にはどうして家庭的な部分が抜け落ちているのだろう。
周りの男友達に聞いてみないとわからないが、家庭的と言われた記憶はない。
自分自身でも、家庭的な自分の姿が想像できない。
まずい! そう悲鳴をあげてみる。
私と結婚してくれる男は現れるのだろうか?
もし現れたとして、私は結婚したい!と、思えるのだろうか?
う〜ん、わからない。
言葉に出してしまうのは恐いけれど、正直、結婚や家庭に向いていないのでは?
という、嫌な予感がしている。
愛は築いて行きたいし、築いて行けるだろうと感じている。
でも、そのことと結婚や家庭が結びつかない。

 どうか、私の推測が外れて、とっても家庭的な女性になれますように!
「ご飯にします? お風呂にします?」
もう、めっきり聞かなくなったこの台詞、1回試してみたいわ!