恋について



 恋愛は私にとって生きる活力と言っても大袈裟じゃない。
好きな人がいないと元気がでないし、楽しくない。
新しい恋に出会った時の高揚感は最高だ。
とびっきりお気に入りの洋服を買った時の何十倍も嬉しくてドキドキする。

 これから始まって行くドラマをシュミレーションしてニヤニヤしたり、
デートに着て行く服を考えてワクワクし過ぎたり、
期待と不安で胸がはちきれそうになる。
どんな人なのかよく知らないうちは、その人の言葉を一つも聞きもらさないように耳を傾け、
自分のことも知ってもらいたくて目を輝かせる。

 そして、恋が始まる。
手を繋ぎ、キスをして、おはようと言って抱きしめ合う素敵な朝がやって来る。
しばらくはそんな日々が続く。

 さてさて、ここで問題です。
こんな時期は永遠に続くでしょうか? それとも期間限定でしょうか?
答えるまでもないし、答えたくもないので、以上終了。

 とはいえ、すぐに終わるわけではない。
恋の第二段階がやって来る。
「この人は私にとって本当に必要かしら?」
「この人は私のこと本当に必要としているのかしら?」
色んな疑問が次から次に浮かんでは消える。
ここからは高揚感だけではやっていけない。
性格や価値観、生活のスタイル、将来への夢、
今まで気にもしなかったようなことが気になり出す。
そして、「やっぱり好きだし一緒にいたいしこれからも付き合っていけそう!
二人でいることが幸せに繋がっているんだ!」
と、お互いが思った場合にだけ、次のステージが待っている。

 さてさて、ここで問題です。
恋に、情や計算や未来が介入してきました。最早恋ではなく愛なのでしょうか?
でも、愛ってなに?