なぜプジョー? 車の走りにはまったく興味のない僕にとって、車は「ファッション」や「アクセサリー」に近い部分があり、完全に外見だけで車選びをしていました。
以前乗っていた車が、便利さから国産のステーションワゴンだったのですが、やはり便利さだけでは面白味がないなと。

そこで僕が考えたのは、
小粋なイメージのある(僕にはそう感じるのですが))ハッチバックである事。
最近の車に多い「丸みを帯びた車」ではないこと。
あまり見かけなく、かつマニアック過ぎない事。

そんな事を考えていたある日、車のすれ違いざまに「プジョー306」が目に入ってきました。
その瞬間「これだ!!これしかない!!」そう思いました。
完全な一目惚れで、「即、買いだ」と思ったのですが、実はまだまだこれから苦悩の日々が続くのでした。

苦悩の日々 「プジョー」に一目惚れしてからというもの、「プジョー」についての下調べが始まりました。
もともと車に詳しいわけでもなく、しかも外車についての知識なんて、無知に近いものがあった僕にとって、頼りになるのは周りの人の話でした。
いろいろな人に「プジョー」について話を聞いたのですが、みんながみんな口裏を合わせたような返事が返ってきました。
必ずついてくるのが、「フランス車かぁ〜、壊れやすいぞ」というものでした。

一番きつかったのは、
自動車整備士の人の、「プジョーか・・・、遠出はできないぞ」
以前プジョーオーナーだった人の、「プジョーか・・・、俺は薦めないけどね」」
の二つでした。

一方はプロの人、もう一方はプジョー経験者。
どちらも僕にとっては、キツイ一発でした。
そして、これもほとんどの人が付け加えたのが、「買うなら結婚する前だよ」という言葉でした。
まあこっちの方は予定も何もないので、まったく心配ナシなんですけどね。
それにしても、誰一人として「プジョー」を褒める人はなく、でも僕の気持ちは完全にプジョーの虜だし。
欲しいけどすぐ壊れる・・・、すぐ壊れるけど欲しい・・・。
どうしたら良いものか・・・。
ディーラーへ
  99/9/29

何はともあれ、とりあえず車を見てみようと、八王子にあるプジョーのディーラーに足を運びました。
初めて間近で見た「プジョー」には、もう感激でした!!
「やっぱ・・・、やっぱり欲しい!!!」、僕の頭は買う気マンマンになってしまいました。
「いかん・・・、ここで浮き足立ってしまっては、足元を見られる」、そう思った僕は、心とは裏腹に冷静な顔をして、車を観察していました。
そして、営業部長Nさんの登場です。
Nさんは1時間以上に渡って、「プジョーの素晴らしさ」について、熱く語ってくれました。
でも、「プジョーの良さ」を語れば語るほど、僕の頭は冷静さを取り戻し、「でも壊れちゃうんだろうなぁ・・・」というのが、頭の中をグルグルと回っていました。

そこで僕は、「壊れやすさ」について、いろいろと質問をしたのですが、全て「そんなことはない」の一点バリで返されてしまいました。
さすがに、自社の車を「壊れやすい」なんて言う営業マンは、いるわけもないんですけどね。
「絶対に、営業マンの本音を聞いてやる!」を心に誓い、とりあえず、見積もりを出してもらって、その日は帰ることに。
舞台は我が家へ
  99/10/6
2回目の交渉は、Nさんが我が家まで来てくれてました。
この日のNさんの「今日は、契約書に印鑑をもらうぞ!」という気迫が、僕には伝わってきました。
でも僕も、「本音を聞くまでは、判は押さないよ」という気持ちでいました。
この日もお互い平行線のまま、あまり身のない話し合いに終わってしまいました。

僕は変わっているのかもしれませんが、今回のプジョーに限らず、買い物をする時には、商品の長所ではなく、短所を聞きたがる所があるのです。
だいたい買おうと思っているのもは、いい物だと自分では思っているし、営業(販売)の人もそのことはよく分かっているはずです。
そこで、後になって後悔(落胆)しないためにも、僕の知らない短所を教えてほしいなと思うのです。
自社の製品の悪い所をいうというのは、辛いものがあるのかもしれませんが、そこを正直に話をしてくれる営業(販売)の人は、信用できるし、買ってあげたくなっちゃうんですよね。
決断へ
   99/10/13
3回目の交渉は、僕がディーラーまで足を運びました。
あまり交渉といった駆け引きが好きでない僕は、この日は印鑑を持って出かけました。
Nさんとの話し合いですが、Nさんは、少しだけ本音を聞かせてくれました。
Nさんの話によると、以前のモデルの「プジョー」は、外国仕様の車をそのまま並行輸入していたため、日本の交通事情や気候などに車が合わず、いろいろとトラブルがあったようなのです。
確かに、僕が話を聞いた元プジョーオーナーは、平行輸入の物だったみたいだし、整備士の人も、昔のプジョーのイメージがあるみたいなんです。
でも、現在日本で売られている「プジョー」は、日本向けにしっかりと整備されていて、故障はホントに少ないようなのです。
ここまで聞いた僕は、「プジョー」に対する不安はまったく消え、ついに決断をすることにしました。

しかし決断を下す前に、僕には、一度やってみたいことがありました。
それは「試乗」です。
車好きの人にとっては、試乗なんて当たり前のことなのでしょうが、僕には経験がなかったので、Nさんに頼んで、試乗をさせてもらいました。
初めての外車なので、ウインカーとワイパーを間違えたのはいうまでもないのですが、初めての試乗・・・。
印象としては、「良く走るな〜」ぐらいのもんです。
だって、10分ぐらい乗ったぐらいで、な〜んも分からんですもん。

そして試乗から帰ってきて、Nさんに「いいですね〜、良く走ります」などと、分かりもしないことを伝えて、契約の席へ。
印鑑を押して、これからは納車まで、ウキウキ気分だ!!
でもちょっと、今乗っている車の愛着もあるので、ちょっと悪い気が・・・。
「最後までへそを曲げないで、しっかり走っておくれ・・・」そう思いつつ、しっかりとハンドルを握りしめ、今度は今の車の売却へ。
愛車との別れ
   
99/10/13

自分の愛車へのけじめをつけるために、車買い取りの「ガ○バー」へと、向かいました。
当時の僕の車は、あまり走っていないため、下取りには結構な自信がありました。
でも、やはりそのへんは難しい問題で、なかなか思うようにはいきません。
そして、そこの営業マンの「早く決断しないと、値段はどんどん下がっていきますよ」の言葉に、ついつい決断を下してしまう。
でも、すでに「プジョー」を買う気でいた僕にとっては、なるべく高く車を買い取ってもらえるのなら、それでいいやという気持ちで、早速印鑑を押して、車売却へと決断を下してしまいました。
やっぱり愛車との別れというのは、寂しいものがありますね・・・。

そして数日後、すでにS信用金庫から、車購入の資金を工面してもらっていたので、車下取り代と合わせて、ディーラーに送金。
これで、あとはホントに車が来るまで待つだけ。
ローンのことは少し忘れて、楽しみに待つことにしよう。


ここで経験者から一言。
今はメールなどで、車の下取り予想金額のようなものを送ってくれるのですが、これがまったくアテにならんのです。メールで知らせた金額になるためには、ほぼ新車に近い状態の車じゃないとダメな感じでした。でも、いつまでも新車のような状況を保つのって、ほとんど、というか絶対に無理ですよね。

プジョーが
    やってきた
    99/10/29
ついにこの日がやってきた!!!
窓にスモークを貼ってもらう関係で、3日遅れての納車。
でもそのおかげで、大安納車。あまり気にはしないけど、めでたいことはいいことだ!
営業のNさんがいるうちに、一応ボディーに傷がないかをチェック。
でも興奮のあまり、あまり細かいチェックはできない。「そんなことより早く乗りたい・・・」。
車内の説明を受けて、おまけのタオルとキーホルダーをいただく。
そしてついに、キーが僕の手に!!
Nさんを見送ったあと、早速乗ってみる。
以前の車から、排気量が上がった分もあってか、ホントに良く走る。
足回りが少し固いかと思ったが、それが曲がりやすさにつながっているらしい。
近所を一回りしてきて、改めて車を眺めてみる。
ほんとにキレイなフォルムをしている。
運転しても楽しいが、僕はそれよりも、

「車に向かって歩いている時が、一番幸せになれる車かもしれない・・・」。
購入後の感想 まず、購入の時に思ったことは、外車と国産車との違いは値引きの違いを実感したことでした。
まずは、値引きの問題。
国産車では、数十万の値引きなんて当たり前のようですが(最近は国産も、定価を下げてきていて、大幅な値引きはないようなのですが)、外車の値引きは、スズメの涙程度のものでした。
外車といっても、「プジョー」しか知らない僕の話なのですが・・・。

でもでも、乗ってみるとホントに良い車が「プジョー」なんですよ。
これは後になって分かるのですが、心配事だった
故障らしい故障はまったくないし、何より乗っていてすごく楽しい車!
知り合いに、「ゴ○フ」に乗っている人がいるのですが、こちらの方は、小さな故障に悩まされているようなのですが・・・。

はっきり言って、運転嫌いな僕が、運転して楽しいと思った車は、「プジョー」が初めてのことでした。
何が楽しいのかというのは、表現するのはホント難しいことなので、僕としては「とにかく乗ってみて!!!」という感じなのです。
もしも僕が、次に車を買い替えるとするならば、
絶対に!ぜ〜ったいに「プジョー」なんです。何故か分からんですけど、「プジョー」はほんとに魅力的な車なんです!!!