1995年に見た作品

東京サンシャインボーイズ
「罠」
NHKの
  BS2で放送。


  三谷幸喜

出演
  西村 雅彦
  梶原 善
  小原 雅人
  甲本 雅裕
  西田 薫
  宮地 雅子
  近藤 芳正
  

姉の影響を受けて、演劇を見てみようと思っていた時に、上手いタイミングで東京サンシャインボーイズの「罠」を見る機会ができました。
「やっぱり猫が好き」の大ファンだった僕にとって、三谷幸喜脚本というのも、ものすごく魅力的。

三谷得意のシチュエーションコメディ。
旧友のお葬式がキッカケで、子供時代の同級生が顔を揃える。大人になって変わった同級生たちが、子供の頃の感覚や関係を取り戻しながら、最後は死んだ友人の意思を継いで、いたずらを敢行する。

演劇に対してまったく免疫のなかった僕が、素直に演劇を楽しめて、笑えた作品。
「お芝居って楽しめるもんなんだ!」ってことを教えてくれた、ありがた〜い作品。

第三舞台
「パレード旅団」

1995/4/4〜
  1995/5/9
渋谷 パルコ劇場

作・演出
  鴻上 尚史

出演
  大高 洋夫
  小須田 康人
  西牟田 恵
  松重 豊
  松田 憲侍
  入江 雅人
  上野 可奈子
  中野 順一郎


初めて演劇を見にいくにあたって、「有名どころなら間違いないだろ」ってことで決めた作品。
演劇のチケットが、「即完売」になるなんて想像もつかず、チケットを取り損ねる。
でも、チケット売り場のお姉さんのありがたい対応で、なんとかキャンセル待ちでチケット入手。このお姉さんがいなかったら、演劇を見る僕はいなかったかも・・・、と思える出来事。感謝、感謝。
初めての劇場で、「ジーパン履いてても入れるのかな・・・」なんて余計な心配も。実際に行くと、なんてことはない所。

いじめられっ子の物語と崩壊寸前の家族の物語が、リンクしていく物語。

ふか〜いテーマの表面を、笑いで包みこむところが、鴻上作品の面白いところ。
深いテーマだけだと、観ていてもつまらないですもんね。
そうそう、パルコのエレベーターで、「遠山景織子」さんを発見!

ッパ屋
「サクラパパ
オー」
1995/4/12〜
 1995/4/30
新宿THEATER/TOPS

作・演出
  鈴木 聡

出演
  相島 一之
        他

BS放送でサンシャインボーイズの「罠」・そして「パレード旅団」を観た僕は、すでに演劇の虜になっていました。
調子にのって、もっともっといろんな舞台を観てみたい!と思って見に行った作品。
サンシャインボーイズ出身の相島一之さんが出るってことだけで決めました。

内容は・・・、すっかり忘れちゃいました。
僕の中では正直言ってダメでした(ラッパ屋ファンの人がいたらゴメンです)。
完全に集中力が欠け、パイプ椅子でお尻の痛くなった僕は、通路側から一番奥に座ったことを後悔し、抜けるに抜けられないつら〜い時間を過ごしていました。
「舞台といってもいろいろだ!」という事を教えてくれた作品でした。

キャラメルボックス
「スケッチブック・ボイジャー」
1995/5/3〜
 1995/5/17
新宿
  シアターアプル

作・演出
  成井 豊
出演
  大森 美紀子
  西川 浩幸
  近江谷 太郎
  上川 隆也
  今井 義博
        他
見にいく劇団選びに慎重になりながら、「キャラメルボックスってよく聞く名前だな」と思って選んだ作品。
同時期に、同じくキャラメルボックスが公演した「ヒトミ」のインパクトが強すぎて、ほとんど記憶にない。
でも当時から、キャラメルの「笑い」に違和感を覚えたのを覚えている。
「感動系」ではいい物がたくさんあるんだけどなぁ。
キャラメルボックス
「ヒトミ」
1995/5/21〜
  1995/6/4
新宿
  シアターアプル

作・演出
  成井 豊
  真柴 あずき
出演
  坂口 理恵
  上川 隆也
  近江谷 太郎
  真柴 あずき
  大森 美紀子
  岡田 さつき
  西川 浩幸


「スケッチブックボイジャー」の終了から、すぐに行われた公演。
劇団創立10周年を記念しての2連続公演らしい。
「スケッチブック・・・」のこともあり、あまり期待しないで見にいきました。
ところが予想に反してめっちゃいい作品。

事故で首から下がマヒした主人公が、「ハーネス」という機械をつけて動けるようになるっていうような物語だったような・・・(6年も前のことなので詳しくは思い出せない・・・)。

ストーリーはイマイチ思い出せないが、とにかく感動した。
アコースティックシアターと銘打った、「ちょっと感動系」といった公演で、途中で舞台が観れなくなるほど(観ていると泣きそうになるので)だったのを覚えている。
その後の公演をいくつか観て、キャラメルボックスを見るなら絶対に「アコースティックシアター」に限る!!と思いました。

惑星ピスタチオ
「破壊ランナー」
NHKの
  BS2で放送。

作・演出
  西田シャトナー
出演
  腹筋 善之介
  平和堂 ミラノ
  保村 大和
 佐々木 蔵之介
  高橋 俊博
  いちい りえ
  宇田 尚純
  遠坂 百合子
  福岡 ゆみこ

NHKのBSで放送されていたものを、なんとな〜く見ていた作品。
しかし、観ていくうちにすっかり物語に入りこんでしまった。

未来の物語で、未来では人間が音速を超えるスピードで走る事ができ、その人間達のレースと人間模様を描いた作品。

主演の腹筋善之介さんの一人芝居(パワーマイム)は最高に面白い。
それと、保村大和さんと佐々木蔵之介さんの掛け合いも最高。
ストーリー云々よりも、関西の劇団らしく笑いの部分が非常に面白い。
そしてレースのシーンは、ホントにレースをしているかのように感じる芝居をしていたのがすごく印象的。あれは演出家のセンスなのだろうか?

パルコ・プロデュース
「出口なし!」
NHKの
  BS2で放送。

作・演出
  三谷 幸喜

出演
  唐沢 寿明
  益岡 徹
  森口 瑶子
  宮本 信子





  

サンシャインボーイズの「罠」以来、「三谷作品だけは逃がせられない!」という気持ちになっていました。
そんな時、新聞のテレビ欄に「出口なし!」の文字が!
「出口なし」って、なんとなく聞いたことあるなぁと思って、一応ビデオのセッティング。すると、案の定三谷作品!!
今思うと、ホントにビデオのセットをしておいて良かったと思えるほどの名作!!

ストーリーは、多重人格者を演じる青年と、精神病医の話。
初めて観る機会がある人もいるかもしれないので、詳しくは内容は書けませんが、笑えて、しかもドキドキワクワクする物語でした。

「パッと出」のテレビ俳優という印象があった唐沢寿明さんも、舞台俳優出身ということが肌で感じられるほどの演技力だったし、益岡徹さんがこれほどコメディに向いている役者だったのかとも感じさせる舞台。
僕の中ではベスト3に入る作品。これは絶対に一見の価値あり!!


パルコ・プロデュース
「君となら」
1995/7/5〜
 1995/8/10
渋谷 パルコ劇場


  三谷 幸喜

出演
  斉藤 由貴
  角野 卓造
  益岡 徹
  高林 由紀子
  伊藤 俊人
  宮地 雅子
  佐藤 慶





待ちに待った、初の生三谷作品。
この作品を観た後、今までの僕の三谷作品に対する笑える度が、ホント少ないものだと感じるほど笑えて楽しめる作品。

ストーリーは、主人公の女の子が、彼氏の歳が物凄く離れている事を家族に言えず、ウソにウソを重ねることによって起こるドタバダコメディ。
3分に一回ぐらいは笑える物語。

基本的には「笑える」作品であり、でも「切なく」て、「温かい」物語、というのが三谷作品に対する僕の印象。
三谷作品には、この3つが欠かせない要素だと思う。
NHKのBSで放送されたが、僕はビデオが擦り切れんばかりに繰り返し見たが、未だに飽きがこない。
老若男女、誰でも楽しめる傑作!!

キャラメルボックス
「また逢おうと竜馬は言った」
1995/9/8〜
 1995/9/28
新宿
  シアターアプル

作・演出
  成井 豊
出演
  今井 義博
  上川 隆也
  西川 浩幸
  大森 美紀子
  津田 匠子
  岡田 さつき
  岡田 達也
  篠田 剛
  菅野 良一
  明樹 由佳




「ヒトミ」の感動をもう一度!ということで、キャラメルボックスのチケットを取ってみました。
「竜馬」ということなので、幕末のお芝居かと思いきや、まったく違いました。

主人公が、自分の想像の中の坂本竜馬に後押しされて大事件に立ち向かい、友達の夫婦仲をも救う、といった物語。
「男ならしっかりしろよ!」みたいな感じのお芝居でした。

相変わらず僕との「笑い」のセンスが違い、イマイチ笑えない・・・。でも、劇場では女の子によくウケているんですよね。
それと観る前に、なぜか「派手な殺陣」があるのかと勝手に思い込んだため、ほとんどそんなシーンがないことにちょっとガックリ。
キャラメルは一般的にはウケもいいし、評判も悪くない感じがするので、「僕のセンス」が人とは違うのかな?と思わされた作品。

惑星ピスタチオ
「ナイフ」
1995/10/14〜
 1995/10/22
聖蹟桜ヶ丘
    アウラホール

作・演出
  西田シャトナー
出演
  高橋 俊博
  保村 大和
  腹筋 善之介
 佐々木 蔵之介
  平和堂 ミラノ
         他

「破壊ランナー」が面白かった事と、当時通っていた学校が聖跡桜ヶ丘に近かったという事で決めた作品。

内容はすっかり忘れてしまいました・・・。
なにしろ登場人物が多すぎて、誰が誰なのかさっぱり分からなくなっちゃうんです。
しかも「宇宙を飛びまわる」って設定らしく、場面転換も多すぎ。
ただいつものように、「大きな岩が二つに割れて、中から宇宙船が飛び出す」といった、体で物を表現する力は凄い。
笑えるだけでなく、観ている側がちゃんとイメージができる。

キャラメルボックス
「レインディア・エクスプレス」
1995/12/10〜
 1995/12/25
池袋
 サンシャイン劇場

作・演出
  成井 豊
出演
  西川 浩幸
  大森 美紀子
  今井 義博
  坂口 理恵
  津田 匠子
  岡田 さつき
  真柴 あずき
         他
「笑い」がイマイチ、「笑い」がイマイチといいながら、ついに4回目になったキャラメルの公演。
もう言い飽きましたが、相変わらず「笑い」がイマイチ・・・。

内容のほうも、忘れてしまいました。
ただ最後の方のシーンで、自殺した少年が手紙を残していて、孤独だった自分に声をかけてくれた人や物に対して「ありがとう」「ありがとう」と連呼しているシーンが凄く印象に残った。
こういった「切なさ」をやらせたら最高にいい劇団なんだけど。