1999年に見た作品
| パルコ・プロデュース 「温水夫妻」 |
1999/3/8〜 1999/4/18 渋谷 パルコ劇場 作・演出 三谷 幸喜 出演 唐沢 寿明 角野 卓造 戸田 恵子 梶原 善 |
「パルコプロデュース」「作・三谷幸喜」「主演・唐沢寿明」。まさに『出口なし!』の組み合わせ。これは期待に胸膨らみます。 内容は、ある田舎の駅の待合室。そこを訪れた夫婦二人と、一人の男。そしてその男が、その女房の元彼氏。しかも、あの「太宰 治」だった!みたいな話でした。 どうだったかと言われると、正直イマイチ。もっともっと楽しめる作品を期待してしまいました。 ただ、役者一人一人を観てみると、凄くよかったと思います。切れ味のいい「唐沢寿明」、いい感じでボケをとる「角野卓三」、そつのない「戸田恵子」、ポイントを抑える「梶原善」・・・。と、僕みたいなもんが何語っているんでしょう・・・。 もしも再演があったらどうしようかな・・・。もちろん行きます!そんな感じです。 |
| パルコ・松竹プロデュース 「マトリョーシカ」 |
1999/4/25〜 1999/5/25 渋谷 パルコ劇場 作・演出 三谷 幸喜 出演 松本 幸四郎 市川 染五郎 松本 紀保 |
97年の「バイ・マイセルフ」の再演の予定が、三谷幸喜の新作に。しかも、またまた幸四郎・染五郎の組み合わせ。毎回の事ですが、期待に胸膨らみます。 内容は、あるベテラン俳優が、自分の役を若手俳優に譲るため、その力を見極めようと、劇場で読み合わせをする。そこでは、「ベテラン俳優が、役を取られることに嫉妬し、若手俳優を自殺に追い込む」といった演技を行う。ところが、ベテラン俳優がいたずら心を出し、劇場に来る花屋の店員を騙そうと若手俳優にけしかける。 こんな感じでした。 題名が「マトリョーシカ」(入れ子構造のロシアの民芸人形)というだけあって、舞台は二転三転の凄く楽しめる舞台でした。相変わらずの幸四郎の芝居、さらに切れを増した染五郎の芝居、そして「すっとんきょう」な紀保の芝居。僕の中では言う事なしのお芝居でした。 でもさんざん三谷作品を放送してきたNHKが、なぜ「マトリョーシカ」だけ放送しないのだろうか?毎年お正月の舞台放送を楽しみにしてたのに・・・。 |
| 鴻上ネットワーク 「ものがたり降る夜」 |
1999/6/10〜 1999/7/21 六本木 俳優座劇場 作・演出 鴻上 尚史 出演 稲葉 暢貴 上野 可奈子 生方 和代 栄島 智 小林 顕作 島村 比呂樹 杉山 明子 高橋 拓自 旗島 伸子 本郷 小次郎 宮下 今日子 横塚 進之介 北村 魚 湯浅 実 鴻上 尚史 |
鴻上さんの「イギリス留学」からの帰国第1弾。これはもうチェックしなくちゃでしょ!ってことで決まった作品。 テーマはSEX。いきなり来ました。 主人の浮気発覚から、「自分も!」と思い若い男を買う女と、援助交際をする女子大生。二人が通うカウンセリングのクリニックで紹介された山奥のセラピーヘ向かう。そこでは、物語を演じる事での自分探しを行う。 ところが、同じ所に民話サークルを名乗った新興宗教のメンバーが入り乱れて、ともに物語を演じる・・・。 みたいな話でした。 若手主体の作品でしたが、僕には何の違和感もなくその世界に入りこめました。ただ、「役者・鴻上尚史」が出てきた時は、客観的に「なんか楽しんでんだなぁ〜」って印象がありました。でもそれはそれでOKでしたけど。 この若手の中から、「テレビドラマの主演」(それが一番って訳ではないですが)を演じるような人が出てくるんでしょうか。そうなると、この時期の作品を見たってことが、さらに価値あるものになるんですけどね。ぜひ頑張っていただきたいもんです。 そういえば、劇場のロビーで「筑紫哲也」さんを発見。 |
| 第三舞台 「天使は瞳を閉じて」 インターナショナルバージョン |
WOWOWで 放送。 作・演出 鴻上 尚史 主演 大高 洋夫 小須田 康人 筧 利夫 勝村 政信 河野 まさと 長野 里美 筒井 真理子 利根川 祐子 伊藤 正宏 山下 裕子 |
WOWOWにて、三夜連続の鴻上作品放送。ひとつは「リレイヤーV」、あともうひとつは映画でした。 この作品は、以前見た「コーマ・エンジェル」のオリジナル版。 「コーマ・エンジェル」と比べると、やはり役者のパワーが全然違う。しかもみんな若い!!91年の作品だから、当たり前といったら当たり前なんですけどね。 感想としては内容云々よりも、「お〜、筧利夫だ〜。勝村だ〜」ってな感じで、俳優陣の豪華さに感動してました。 |
| NYLON100℃ 「カラフルメリィでオハヨ’97」 |
NHKの BS2で放送。 作・演出 ケラリーノ・ サンドロヴィッチ 主演 みのすけ 入江 雅人 犬山 犬子 三宅 弘城 大倉 孝二 清水 宏 今江 冬子 峯村 リエ 松永 玲子 工事現場2号 山崎 一 他 |
前々から気になっていたNYLON100℃。 しかし、新しい劇団を見に行くにしても、やや歳を取りかけてすっかり腰が重くなった自分。いや〜、テレビってホント便利ですね。 さて内容ですが、次第にボケていく老人とその家族の物語。そして、その老人の幻想である「病院から脱走する少年達の物語」が交互進行していくお話でした。 内容ももちろんですが、何より「笑い」の部分が凄く面白くて笑えました。ケラさんの脚本と、そしてそれを演じる大倉孝二さんの演技は、一見の価値があると思います。 テーマは重そうなのですが、それを重くせず笑いに方向に持っていく作品なので、誰でも楽しめる作品なのではないかと思います。 かなり評判のいい作品らしく、僕も一押しの作品のひとつに入るいい舞台でした。 |