2000年に見た作品

鴻上ネットワーク
「プロパガンダ・デイドリーム」


00/05/17
1階 J列 25番
2000/5/11〜
  2000/6/2
東京グローブ座


作・演出
  鴻上 尚史

出演
  加納 幸和
  大高 洋夫
  筒井 真理子
  大倉 孝二
  乾 貴美子
  旗島 伸子
  高橋 拓自
  生方 和代
  横塚 進之介
  麿 赤兒

        他








鴻上ネットワークの第2弾。
行こうか行くまいか悩んだのですが、DMで案内が届き、しかもローソンでチケットが買えるということだったので、軽い気持ちでチケットを買いました。
今回は、鴻上作品にしては解りやすく、評価はイマイチだったようですが、僕にとってはそれが逆に良かったような気がしました。

さて内容ですが、ルポライターの手記によって話が進みます。息子が殺人を犯し、報道被害を受けた家族と、それを利用する報道人の話。
世間に対して謝罪をしない父親、家を出てしまう姉、自分が有名になることで本を出版したい妹。視聴率のためなら、現実を作り上げてでも面白い報道をしようとする報道の人間。それぞれの思惑が交錯する物語でした。
要は、「テレビを100%信じちゃ危険だぞ!」ってな話でした。

プロデューサーがインタビューを編集するシーンは、なかなか興味深いものでした。編集のやり方によっては、話した内容とまったく逆の意味で報道する事も可能なんですよね。
役者では、加納さんはちょっと噛み過ぎ。NYLON100℃からの客演、大倉さんは最高に笑える。また見てみたい役者さんです。

パルコ・プロデュース
「オケピ!」


00/06/07
1階 U列 40番
2000/6/6〜
  2000/7/9
青山劇場

作・演出・作詞
  三谷 幸喜

出演
  真田 広之
  松 たか子
  川平 慈英
  戸田 恵子
  伊原 剛志
  白井 晃
  小日向 文世
  北川 潤
  山本 耕史
  宮地 雅子
  小林 隆
  菊地 均也
  布施 明








三谷幸喜初のミュージカルってことで、少し話題になった作品です。なにしろ出演者が豪華でした。

内容は、ミュージカルのオーケストラピット(舞台の下で生演奏する演奏家)の話。
人間間系が複雑に絡んでいて、妻ともめているコンダクターは、ハープ奏者に気があるのだが、ギター奏者がハープ奏者と婚約したと発表する。ところがこれはギター奏者の早とちりで、実はハープ奏者は、コンダクターの妻を寝取ったトランペット奏者と付き合っている。と、ここまで書きましたが、内容は正直イマイチ。

今回は内容よりも、役者陣が良かったです。
川平慈英さんは良かったですね。舞台狭しと良く動き、異常に熱い!それと、真田広之さんの歌って初めて聞きましたが、上手いんですね。松たか子さんはどうなんだろ?あれはあれでOKなのかな。
そしてなんといっても一番は布施明さん。この人の歌声は、一見の価値があります。聞いているだけで鳥肌が立つようなで、出演者の中ではずば抜けていました。以前は、コンサート情報なんかを見ても、「布施明?」なんて思っていましたが、見に行く人の気持ちが少しは解りましたね。
それにしても、オープニングとエンディング(中盤にもかかったかな?)にかかる曲の、『それがオ〜ケ〜ピ〜』が耳にこびり付いて離れない・・・。

NYLON100℃
「ナイス・エイジ」


00/09/06
1階 A列 6番
2000/9/1〜
 2000/9/17
下北沢
    本多劇場

作・演出
 ケラリーノ・
  サンドロヴィッチ

出演
  みのすけ
  峯村 リエ
  三宅 弘城
  今江 冬子
  大倉 孝二
  松永 玲子
  志賀 慶太郎
  原 金太郎
  池谷 のぶえ
  小市 慢太郎
  長田 奈麻
  小林 高鹿
  村岡 希美
  廣川 三憲
  安沢 千草
  澤田 由紀子

        他

行ってきました初のNYLON100℃。
「プロパガンダ・・・」で大倉さんの芝居を見て以来、次のナイロンの公演は絶対に行こう!と思っていました。笑えます、ホントに笑える作品です。

内容は、喧嘩が絶えないある家族(父・母・姉・弟)の物語。その家族が引っ越してきた家のバスタブは、湯加減を見ようと手を入れると、タイムトリップしてしまうタイムマシーンになっている。
そして家族それぞれがいろいろな時代にトリップしてしまい、祖先や未来の家族、過去の自分と出会う。しかし、やっとの思いで現代に帰ってくるのだが、現代に帰っても今の家族の関係は変わらない・・・(この辺がNYLONらしさなのだろうか?)。
要はこの物語は、過去に行くことによって、その時代に起こった事件や出来事をチラチラッとちりばめた「フォレスト・ガンプ」のような物語でした。

さて今回の舞台は最前列で観ることができたのですが、芝居に限っては最前列というのはイマイチ。舞台全体が観れないですからね。役者の表情が良く分かるという利点もあるんですが・・・。
でもそんなことを抜きにしても、十分に楽しめる舞台でした。上演時間約3時間も、なんの苦にもなりません。また機会があったら、「絶対に見に行こう!」!と思える作品でした。満足、満足。
そうそう、最後の舞台挨拶のときに、作家のケラさんが出てきましたが、この人は凄いオーラの出ている人間でした。うん、僕にはそのオーラが感じられた・・・。

パルコ・
リコモーション・プロデュース
「人間風車」


00/11/15
1階 C列 4番
2000/11/3〜
 2000/11/19
渋谷 パルコ劇場

作・出演
  後藤 ひろひと
演出
  G 2

出演
  生瀬 勝久
  斉藤 由貴
  阿部 サダヲ
  八嶋 智人
  竹下 宏太郎
  田鍋 謙一郎
  松本 玲子
  大倉 孝二
  神野 美紀
  武藤 陶子
  大谷 亮介
   升  毅







NYLONの公演の時に、たくさんのチラシの中から発見。一般的には渋めだけれど、僕としてはめっちゃ豪華キャスト!迷わずチケットを購入。

内容は、売れない童話作家を取り巻く物語。
主人公にとって、唯一発表の場が公園に集まる子供達の前。その中に知的障害の青年もいる。青年は、童話の主人公になりきるのが何よりの楽しみであった。
ある時、主人公は初めて女性と恋に落ち、傑作と呼ばれるほどの童話を書き上げる。何もかもが上手くいくと思った。
しかし、女性との別れが早くも訪れ、信頼していた仲間たちによって、盗作扱いにされ他人の手柄にさせられる。主人公は逆上し、怒りによって復讐の童話を知的障害の青年に聞かせる・・・。
こんな感じでしょうか?

後半のホラーの部分は、前半のほのぼの話とのギャップが大きく、めっちゃ怖かったです。僕が芝居で楽しみにしている「笑い」の部分も面白かったですが、ストーリーの面白さが充分ありました。

生意気な感想だと、パンフの出演者対談でも分かるとおり、斉藤さんはホラーが嫌いらしく乗りがイマイチ。あと大倉さんは、「らしさ」が出しきれていないような・・・。
何はともあれ、阿部サダヲさんはよかったです!また見てみたい役者さんになりました。
そうそう、パルコのエレベーターで、「立河宣子」さんを発見!