2001年に見た作品

鴻上ネットワーク
「恋愛戯曲」


01/02/14
1階 C列 3番
2001/1/30〜
 2001/2/25
紀伊国屋ホール


作・演出
  鴻上 尚史

出演
  筒井 道隆
  永作 博美
  高山 広
  旗島 伸子
  大森 博











鴻上ネットワークの第3弾。
僕にとっての21世紀最初のお芝居は、鴻上さんの作品となりました。

ドラマ製作のために脚本を以来された女性作家の元へ、テレビ局の若手プロデューサーが原稿を取りにきたところから物語が始まる。その女性作家は突然、原稿を取りにきたプロデューサーに対し、「私と恋に落ちなさい」と告げる。
『恋をするのに理由があるのか』『人はなぜ恋に落ちるのか』といった恋愛についての物語
とはいうものの、
物語は2重3重にもなっていて、ボーっとしていたらついていけないストーリー展開になっていて、僕にとっては結構分かりづらい物語でした(苦笑)。

俳優陣に目を向けると、
筒井道隆さんは、テレビドラマのイメージのまんまでした。僕としては嫌いではないので、良かったと思います。永作博美さんに関しては、もう少し年配の女優さんの方が良かったのではないかと・・・。高山さん・旗島さん・大森さんに関しては、言う事なし!という感じでした。とくに大森博さん扮するマネージャー役は、味があってとっても良かったです。

第三舞台
「朝日のような夕日をつれて’91」
サードステージ
  ビデオシリーズ

作・演出
  鴻上 尚史

出演
  大高 洋夫
 小須田 康人
  筧 利夫
  勝村 政信
  京  晋佑








ビデオ発売の情報を知って以来、「必ず観なきゃ!」と思い続けて、ずいぶん長い時間が過ぎてしまいました。そしてついに、「恋愛戯曲」の会場で、買ってしまいました(会場でもさんざん悩んでの購入でしたが・・・)。

物語は、戯曲「ゴドーを待ちながら」をモチーフにしたゴドーを待ちつづける男たちの話と、オモチャ会社の話がリンクする物語でした。

今思うと、このキャスティングというはものすごく魅力的に感じるのは僕だけでしょうか?そして何よりも、91年の作品だけあってみんな「若い!」
役者それぞれに個性があり、キャラクターもみんなそれぞれの個性がしっかり出ていて、とても違和感なく観ていられます。
「笑い」が部分も、いたる所に散りばめられていて、飽きることなく楽しめる作品でした。
オススメのひとつです!!

「ラ・テラス」

01/03/14

1階 E列 4番
2001/3/1〜
  2001/3/18
渋谷 パルコ劇場


 ジャン=クロード・
     カリエール
演出
  山田 和也

出演
  西村 雅彦
  手塚 理美
  近藤 芳正
  宮本 裕子
 真行寺 君枝
  池田 成志
  藤村 俊二







すごく豪華キャストですよね。西村さん・近藤さん・藤村さんとくれば、どうしても三谷作品のような楽しさを期待してしまいます。そんなわけでチケット購入へと心を決めました。

物語は、愛の冷めた夫婦二人から始まる。離婚を決意した妻は、突然夫に別れを求める。すでに妻は、家の買い手を見つけるために不動産屋にも連絡を取り、家を出る準備を整え、新しい彼氏が迎えに来るのを待っている。そこへ不動産屋は、奇妙でさまざまな見学人を連れてくる。愛のない夫婦とさまざまな見学人が繰り広げる「ドタバタシチュエーションコメディ」といったところでしょうか。

感想からいうと、三谷作品のようなシチュエーションコメディを期待していた僕としては、話の伏線が物足らなく、ちょっぴり期待ハズレの作品となってしまいました。
しかし、俳優陣は期待どうりで良かったです。藤村さんに至っては、出てくるだけで会場から「笑い」が起こっていました。演技というよりキャラクターでの「笑い」でしたが、これはこれでアリですね。
上映時間約90分っていうのも、短すぎず長すぎず、ちょうど良かったですね。

NYLON100℃
「すべての犬は天国へ行く」

01/04/18

1階 G列 13番

2001/4/6〜
  2001/4/22
下北沢
    本多劇場

作・演出
 ケラリーノ・
  サンドロヴィッチ

出演
  犬山 犬子
  峯村 リエ
  松永 玲子
  今江 冬子
  長田 奈麻
  新谷 真弓
  村岡 希美
  澤田 由紀子
  安沢 千草
  杉山 薫
  明星 真由美
  横町 慶子
  森野 文子
  戸川 純
        他





2度目のNYLON100℃公演。
キャストが女優のみというのが少し引っかかったのですが、とりあえずケラさんの作品という事でチケットを購入。

西部劇の時代の話で、殺し合いの果て、すべての男が死に絶えた街の古びた居酒屋が舞台。
女達は、この街に男がいないという事を受け入れず、あたかも男達がいるかのような会話をする事が暗黙の了解になっている。やがてその奇妙な街のバランスが、女達を蝕み、破綻へと進んでいく。といったような内容でしょうか。

途中までは内容の意味が解らず、「?」の連続でしたが、全体としてはケラさんの「笑い」がたくさん散りばめられていて、とても楽しい作品でした。
劇中に「ゾンビ」が出てくるのですが、それが最初に出てきた時は、「笑い」というよりも「恐怖」を感じ、引いてしまう自分が。そして西部劇だけあって、ピストルの発砲シーンがたくさんあり、その度に『ビクッ!!』とする自分も(苦笑)。

NYLONの作品は、「笑い」がシュールであればあるほど楽しめます。
そして今度は、男性陣が出演する作品を期待します。

会場で、「恋愛戯曲」の大森さん、元光ゲンジの佐藤アツヒロさんを発見!

パルコ・松竹プロデュース
「夏ホテル」

01/05/09

1階 C列 19番
2001/4/30〜
  2001/5/27
渋谷 パルコ劇場

作・演出
  岩松 了

出演
 松本 幸四郎
  松  たか子
 松本 紀保
 岩崎 加根子
 岩松  了
 串田 和美















松本幸四郎の劇団「シアターナインス」の5周年記念公演。松本幸四郎・松本紀保・松たか子の親子共演ということで、外すことの出来ない作品でした。

舞台は、南ドイツのホテル。
3年に1度のマジシャン世界大会が行なわれるため、ドイツのホテルを訪れたノグチ(松本幸四郎)率いるマジシャンの一行。大会まで、ただ待つだけの穏やかな時間が過ぎていく。ところがその穏やかな時間は、マジックに使うノグチのダミーとなる人物がドイツに来られないということから、大きく覆されていく・・・。
といったような感じでしょうか。

シアターナインスといえば、三谷幸喜さん脚本の「バイマイセルフ」「マトリョーシカ」を期待してしまう自分。ところが今回は、僕としては初体験の岩松さんの作品。期待している物とは違った作品だったため、イマイチの印象。会場の雰囲気としても、会場全体が盛り上がったのは会話やシチュエーションではなく、幸四郎さんのマジックシーンだけだったような感じが・・・。
ただ、松本幸四郎さんというのは、出てきただけで、会場の雰囲気が変わります。絶対に一見の価値ありです。

今回も会場で有名人を!
前回同様「恋愛戯曲」の大森さん、そしてNYLON100℃のケラさんを発見!

パルコ・サードステージ   
       プロデュース
「ヴァンプ・ショウ」

01/06/20

1階 A列 28番

2001/6/2〜
  2001/7/8
渋谷 パルコ劇場


  三谷 幸喜
演出
  池田 成志

出演
  堺  雅人
 佐々木 蔵之助
  橋本  潤
  河原 雅彦
  伊藤 俊人
  手塚 とおる
  松尾 れい子










「作・三谷幸喜」
この言葉だけで、僕にとっては充分に魅力ある公演。迷うことなくチケット購入しました。

五人の陽気なドラキュラの物語。
ドラキュラの生活に不便を感じている五人は、これ以上自分達のような人を増やさないために、人間を襲わず献血カーを襲撃しながら全国を旅をしている。
片田舎の古びた駅に立ち寄ると、一人の女性が列車を待っている。あるキッカケで女性に自分達の正体がバレてしまい、その女性の血を吸って仲間に入れようとするのだが・・・。そしてこの女性にはある秘密が・・・。
といった感じでしょうか。

ホラーコメディと打っているだけあって、若干怖い部分もありましたが、基本的にはやはりコメディ。そして三谷作品らしく、ちょっと切なくもあり、でも温かい部分もありで、とても楽しい作品でした。

今回の作品で、輝いていたのが橋本潤さんと手塚とおるさん。ガンガン出てくる橋本さんのお芝居と、奇妙な駅員を演じる手塚さんの妙なお芝居には、とても笑わされました。とくに手塚さんは、もう一度観てみたい役者さんの一人となりました。


第三舞台
「ファントム・ペイン」

01/09/26

1階 26列 21番
2001/9/14〜
  2001/10/1
ル・テアトル銀座

作・演出
  鴻上 尚史

出演
  大高 洋夫
  小須田 康人
   京  晋佑
  池田 成志
  長野 里美
  山下 裕子
  筒井 真理子
  山本 耕史
  旗島 伸子
  高橋 拓自
  宮下 今日子
  横塚 進之介






第三舞台の20周年記念公演。しかも、10年間の封印期間に入るとなれば、これはチケットを取らないわけにはいきません。今回ばかりは先行予約でチケットが取れず、久々にチケットぴあに並ぶはめになってしまいました。

今回は、以前公演された「スナフキンの手紙」のその後の物語のようでした(僕は見ていないので)。
インターネット・引きこもり・ここではないどこか・といった第三舞台らしいテーマの物語でしたが、比較的分かりやすいストーリーでした。
「自分がやろうと思ったけどできなかった今と、もしもやれていた時のその時の自分。その二人の自分には、それぞれ違った物語が存在する」、というところは、何故か引き込まれるものがありました。

20周年・10年間封印公演にもかかわらず、相変わらずの長野さんの着ぐるみ。その着ぐるみを着てのみんなのミュージカル風の芝居。いたる所に笑いがあって、とても楽しめる作品でした。10年後に期待です。

それにしても、今回の公演パンフはDVD付きで3500円。高過ぎ!しかもDVDプレーヤー持ってねぇ〜よ。そんな感じです(笑)。

パルコ・プロデュース
「バッド・ニュース☆   
.
.
    グッド・タイミング」

01/10/17

1階 N列 20番

2001/10/8〜
 2001/11/11
渋谷・パルコ劇場

作・演出
  三谷 幸喜

出演
  沢口 靖子
  生瀬 勝久
  久野 綾希子
  伊藤 正之
  八嶋 智人
  角野 卓造
  伊東 四郎









待望の三谷最新作!
先行予約でチケットが取れず、何が何でもという気持ちで店頭発売に並んでまいりました。

舞台は、数時間後に結婚式を迎える二人がいるホテルのロビー。
結婚式当日にもかかわらず、お互いの父親同士がまだ顔を合わせたことがない。しかも二人の父親は、以前ケンカ別れした漫才コンビ。
この二人になんとかケンカをせずに結婚式に出てもらおうと、ホテルの従業員を巻き込んでのドタバタコメディ、といった感じでしょうか。

全体的には「君となら」と良く似た構成になっていましたが、笑いの数や質では「君となら」の方が上だったように、僕は感じました。
ただ劇中に、角野卓造さん・伊東四郎さんの漫才シーンがあるのですが、これは非常に笑えました。それだけでも価値のある作品ですね。
沢口靖子さんは、ちょっと声の張りがなく、イマイチだったような気が・・・。でもキレイですからね。それだけでもOKです。

NYLON100℃
「ノーアート・ノーライフ」

01/11/7

1階 F列 2番
2001/11/1〜
 2001/11/13
下北沢
   本多劇場

作・演出
 ケラリーノ・
  サンドロヴィッチ

出演
   みのすけ
  山崎  一
  三宅 弘城
  温水 洋一
  大倉 孝二
  廣川 三憲
  大山 鎬則
  吉増 裕士





「ナイス・エイジ」「すべての犬は天国へ行く」の2作以来、すっかりケラワールドハマってしまった僕。今回は男優陣のみの作品とあって、期待に胸膨らませてのチケット購入となりました。

舞台は70年代のフランスの首都パリ。芸術家志望の日本人が集まるバーでの話。
贋作を作る者、収入がなくヒモのような生活を送りながら創作活動する者、作りたい物と売れる物とのギャップを感じ続ける者。
そんな男達の人間模様を綴った物語。

毎回毎回、大倉さんのお芝居は最高に笑えます。そして何よりも、ケラさんのセンスに笑わされてしまう作品です。
温水さんは、テレビでは見た目から気弱な配役が多いですが、舞台に立つと全然雰囲気が変わりますね。結構笑えて面白い役者さんでした。

前半は笑えて、後半はややシリアル。2時間40分も、あっという間の時間でした。
次回作品も、必ず行きます!